東京経済大学

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1年間の集大成!~経済学部・経営学部・全学共通教育センター、ゼミ研究報告会開催

[2017.12.20]

東京経済大学は、2017年12月9日(土)経済学部、経営学部、総合教育のゼミに所属する学生が日頃の研究の成果を発表する「ゼミ研究報告会」を開催しました。

経済学部のゼミ研究報告会は6号館F301教室など3階の各教室で行われ、13ゼミ50チームが研究報告を行いました。経済学部の報告会では教室ごとに「雇用と労働」「少子高齢化、福祉、教育」「産業、イノベーション」「世界経済、地域経済」と4つのセッションを設定。それぞれのゼミ報告に対し討論担当のゼミが決められており活発な質疑応答が行われました。報告会に先立ち本学経済学部教務主任の熊本方雄教授は「各ゼミはこの研究報告会のために日々準備を行ってきたと思う。その成果を充分に発揮してほしい。また他のゼミの発表を参考にして今後のゼミ活動に役立ててほしい」と開会の挨拶を行いました。
「雇用と労働」のセッションでは岡本英男ゼミが「ベーシックインカムとは何か」について発表を行いました。初めにベーシックインカムについて、政府が国民の生活を最低限保証するため、年齢・性別等関係なく一律で支給する制度であることを紹介。その歴史やメリット、デメリット、またフィンランドやNPOによる実験について述べ、その上で日本での導入の可能性について報告しました。
「少子高齢化、福祉、教育」のセッションでは尾崎寛直ゼミが「障害者スポーツを身近にしてパラリンピックを盛り上げるには」をテーマに報告。まず、国民の約4割がパラリンピックの選手を一人も知らない現状や競技人口が少ないことに触れ、東京オリンピックを控えるなか早急な改善が必要だと指摘しました。改善策として「オリンピックとパラリンピックの統合化」「障害者スポーツの教育形成」「法定雇用率制度の改革」の3つの立案を提示しました。これに対し、フロアからは「開催期間が短くなることにより経済的な効果は影響しないのか」という鋭い質問が出されるなど熱い議論が交わされました。

経営学部のゼミ研究報告会は、1号館のA405教室などで開催され、今年は15のゼミが出場し、51チームが報告を行いました。このなかで、情報システム戦略を担当している佐藤修ゼミは、「スマホゲームにおける依存性の原因と課題」をテーマに発表を行いました。スマホゲームが出始めた頃はゲーム自体の性能が低かったため単純で飽きやすかったが、最近ではゲームの性能が向上したことにより依存性が高まっていると実際のスマホゲームで事例を示しながら原因を説明。解決策として外で遊ぶなど「日常生活の充実感」の必要性を提言しました。質疑応答では、「消費者にとっての解決策の提示はあるが、企業のことも考えた解決策の提示があるともっと良い」というアドバイスがありました。また、流通論を担当している本藤貴康ゼミは、ホーユー株式会社との企業コラボ「ホーユー ヘアカラー」の商品提案について報告を行いました。ヘアカラーはアイテムが多いため消費者は何を買ったらいいか迷っていることや、初めて髪を染める人のほとんどがサロンに行っている点を踏まえ、商品の陳列を化粧品の近くや、髪染めの種類がはっきりわかるように配置することなどを提案。その上で、販売を促進するには今後、セルフで髪染めするよう促していくことが重要であると指摘しました。

全学共通教育センターが開講している総合教育演習の報告会は、1号館3階のA309、A310教室で実施され、14ゼミ20グループが発表を行いました。総合教育演習は、所属する学部学科に関係なく選択でき、海の生物多様性を学ぶといった自然科学、スポーツ・コーチング論や哲学、天文学、語学などを研究する個性豊かなゼミが所属しているのが特徴です。
ジェンダー論を担当している澁谷知美ゼミは、インタビュー調査によって現代の若年層の職業観と将来観を明らかにしたいという目的で、「若者は就職や将来に対してどのようなイメージを持っているのか」について報告をしました。澁谷ゼミの発表をしたひとりは「こんなに大勢の前で発表するのは初めてでとても緊張した。手元のパソコンばかり見てしまったので、次の機会があればフロアをしっかり見て発表したい」と反省点を述べました。また、心理学を担当している野田淳子ゼミは、「働く父親の育児参加をうながす環境づくり」をテーマに発表を行い、父親たちが主体となって育児に関するイベントを企画・運営するなどの提案を行いました。これに対し「父親たちだけで運営するのでは父親の負担が大きすぎるのでは」といった意見も出され、報告者と聴衆の理解を深めあう機会となりました。

現代法学部ゼミ研究報告会は、本日12月20日(水)の開催です。

取材:学生記者 現代法学部4年 山口佳佑
同 経営学部2年 川村塁

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