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学生相談室開室50周年記念講演会が開催されました

[2018.03.05]

2018年2月28日(水)、学生相談室開室50周年を記念した講演会が、「ジェネレイショナル・サイクルとは何か-人生の法則と偶然-」と題して、東京経済大学大倉喜八郎 進一層館(フォワードホール)で開かれ、163名が参加しました。

この講演会は、本学学生相談室が1967年5月に開室して50年を迎えた節目を記念して東京経済大学学生相談委員会と全学FD会議の共催で行われ、教育改善に取り組むFD活動のひとつとして本学教職員も多数出席しました。

冒頭の挨拶で堺憲一学長は「50年にわたり学生に寄り添って、学生と同じ目線に立ってケアを行ってきた相談室の意義は大きい」と述べ、毎年行う研修会を拡大して実施する今回の講演会について「知的好奇心をもって講演を聴いてほしい」と参加者に向けて話しました。

講演では、教育人間学の第一人者で京都大学大学院教育学研究科教授の西平直氏が登壇し、前世代から受け継ぎ次世代に伝えていく、従来の継承過程である「ジェネレイショナル・サイクル」について解説しました。西平氏は、これに加えて「今では先行世代に対するケアとして親の介護、将来世代に対するケアとして子育て、さらに自分自身のケアが必要な時代となっており、バランスのとり方が大切だ」と説明。また、家族形態の多様性、歴史や親子関係の影響などにも触れ「虐待など負の連鎖から逃れるには見守ってくれる人の存在が重要」とした上で、「人生は偶然に満ちていて法則もあるが自分で決める余地がある。自分の人生を引き受けて努力することで、重要な人物が現れるものだ」と話し、人生に対する考え方の指針を示しました。

その後、教員や一般参加者らとの白熱した質疑応答が行われ、聴衆の講演に対する関心の高さをうかがわせました。最後に、高井良健一学生相談委員長は「生きている中で他者との関係を見つめ直していくことが今後のケアにつながっていくのではないか。本日の講演を生かして今後の活動も実りあるものにしていきたい」と語り、講演会を締めくくりました。

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