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【進一層トライアル活動報告・第1回】ジョブシャドウイングとキャリアインタビューを中核にしたワークショップ型キャリア教育の実験

[2018.03.26]

「進一層(しんいっそう)トライアル」は、教育改革に資する取り組みを支援するため2014年の秋にスタートした制度です。4年度目となる2017年度は3つのテーマが選定されました。それぞれの活動状況を3回にわたって報告します。

ジョブシャドウイングとキャリアインタビューを中核にしたワークショップ型キャリア教育の実験
申請者:小山 健太 コミュニケーション学部専任講師

学生が主体的に参加する形のワークショップ型キャリア教育の講義「ジョブシャドウイング」と「キャリアワークショップ」を課外科目として実施しました。

「ジョブシャドウイング」は、社会人の「日常」に1日付き添って「観察」することで、働くことの本質に気づき自分のキャリア開発意欲を強化することを目的に、今回は特に「勤労観・職業観等の価値観の形成」に焦点をあてたカリキュラム構成で実施しました。実施にあたり、既に複数の高校・大学と連携してジョブシャドウイングの実施経験があるNPO法人JUKEの協力を得ました。

この課外科目には、キャリアデザインプログラム1年生7名が参加。2017年9月9日(土)に学内で事前学習会を開催しました。NPO法人JUKEのメンバー(若手社会人)7名も参加し、パネルディスカッション、訪問企業の理解、ジョブシャドウイング当日の質問リスト作成を行いました。その後、学生がそれぞれ、受入企業に1日訪問。9月23日(土)には学内で事後報告会を開催し、参加した学生は企業訪問の振り返りと今後のアクションプラン作成に取り組み、実施結果を「事後レポート」としてまとめました。

「ジョブシャドウイング」の取り組みを終えた学生たちは、訪問先の企業で、社会人の仕事に対する前向きな姿勢から、「社会のために働くプロ意識」「自分らしさを発揮して働くこと」「一人ではできないことも、組織になるとできることがある」など働く魅力を多く学びました。

「キャリアワークショップ」では、キャリア形成に関心の高い学生を対象に、社会人へのキャリアインタビューなどに取り組みながら、ワークショップ形式で自身のキャリアをデザインしていくことを目的に、「大倉進一層キャリア塾」のプログラムのひとつとして取り組みました。実施にあたっては、企業の人材育成を手がける株式会社シェイクが設立したOriginal Point株式会社に講師を依頼。講師は、同社取締役の犬尾裕史氏(98年経営卒)が務め、21名の学生が参加しました。

カリキュラムは全8回(各回110分)で構成。第1回の6月14日(水)「キャリアを知る」からスタートし、第2回を6月21日(水)「自分を知る」、第3回7月12日(水)「社会を知る~求められるスキル編~」、第4回9月27日(水)「社会を知る~将来の選択肢編~」で社会人へのキャリアインタビューを実施。続く、第5回は10月4日(水)「プロジェクトの立ち上げ」、第6回10月18日(水)「プロジェクトの中間振り返り」、第7回11月1日(水)「プロジェクトの発表」、最終回の第8回11月15日(水)「半年間を振り返り、今後のアクションプランを作成」まで、学生が自分の特性や課題を具体的に気づき、今後のキャリアをデザインできるよう取り組みを進めました。

参加した学生の多くは、自分の強みや課題に気づくことができ成長につながったと回答しています。また、「与えられた物事に対して、前向きに取り組む力」に向上は見られた一方、「物事を深く掘り下げて考える力」「チーム活動において、自ら主体的に行動し続ける力」など身につけるべき今後の課題も生まれました。

さらに、「キャリアワークショップ」の追加の取り組みとして、特別ワークショップ「ビジネスシミュレーション」(講師:犬尾氏)を2018年2月2日(金)に実施。学生23名が参加しました。
仮想の「顧客」からの「新しいアプリをつくりたい」という依頼に対して、丸一日かけてグループワークを行い、企画を練りました。学生たちは、顧客の立場にたって考える力やチームワークで作業をするマネジメント力など、社会で働くにあたり必要となることを理解し、これまで学んだことをどれだけ活かせたのか、残りの大学生活で何を準備するべきなのかを認識することができました。

今回実施した「キャリアワークショップ」を含めた学内志塾「大倉進一層キャリア塾」は、2017年4月にスタートしたキャリアデザインプログラムと連動して創設されました。2017年度の活動を踏まえながら、今後も「キャリア塾」で、様々なキャリア教育プログラムを展開していきます。

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