東京経済大学

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学長ブログ「進一層」だより

三度の「伊達一本締め」!

2017年06月22日

会が盛り上がったときの中締めとしてしばしば使われる手拍子に、「三本締め」と「一本締め」があります。三本締めの場合は、「よおー、○○○、○○○、○○○―○。よー、○○○、○○○、○○○-○。よー、○○○、○○○、○○○-○」。それに対して、「一本締め」は、「よおー、○」となります。○に入るのは、いうまでもなく手拍子です。

ところが、「よおー、○○○。よおー、○」という手拍子で、会がおひらきとなったのです。場所は、伊達家の街として発展した仙台。その手拍子は、「伊達の一本締め」というそうです。

一回目の「伊達の一本締め」は、「天之舞月組」が演じる「仙台すずめ踊り」の終了時でした。
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二回目の「一本締め」は、葵友会宮城支部結成75周年記念総会および懇親会の終了時でした。この会は、2017年6月17日(土)に仙台国際ホテルを会場にして開催されました。スタートは、南谷裕洋支部長のあいさつ。私自身も、「経済小説の楽しみ方」という講演会の講師として、75周年記念総会を応援させていただきました。上述の「すずめ踊り」は、懇親会のアトラクション演舞として行われたものです。出席者は、平成に卒業された5名を含め、総勢40名。楽しくて、にぎやかな会となりました。年間行事のなかに、コボスタ宮城で「楽天を応援する企画」が含まれていたのは、やはり宮城支部ならではの企画かもしれませんね。
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そして三回目の「一本締め」は、二次会でカラオケの会が行われた会場においてのこと。ちなみに、カラオケ名人の集まりのような会で、歌う人歌う人がいずれも極上の歌い手で、びっくりさせられました。

75年の歴史を築かれた葵友会宮城支部の先輩たちのご苦労を忍びつつ、周年行事は、「伊達の一本締め」とともに無事終了のはこびとなりました。
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「明日また!」から「今度○○で!」へ

2017年06月16日

6月5日(月)、本学の同窓会組織である葵友会の代議員総会がありました。別れ際に、何人かの人と、「明日また!」とあいさつを交わしました。翌6日には、碌々会(ろくろくかい)が開催されるからです。実際のところ、代議員会出席者のうち、かなりの方が翌日の碌々会にも参加されています。

碌々会は、1907年(明治40年)に卒業した甲種本科第6回の同期生11名が集まったことに端を発します。110回目となる今年もまた、「ロクロクの日」(6月6日)に60名近い方々が集まり、食事会が行われました。会場は、大倉商業学校発祥の地でもある「葵が丘」に建てられたホテルオークラ東京です。

「明日また!」というあいさつ。とても良い響きですね。毎日、学校に通っていたころ、多くの人がその言葉を使ったのではないでしょうか? ただ、「学生時代はたった4年間もしくは2年間」だったかもしれません。

ところが、本学の卒業生の皆さんは、実にたくさんの会をつくり、日常的に多種多様な形で集まって旧交を温めておられます。葵友会が催すさまざまな会合、全国各地で開催される支部総会、職域の卒業生の会、業界ごとの卒業生団体の会、同期会、ゴルフの集いなど、いろいろです。学生時代に、ともに学び、「明日また」と、あいさつを交わしあった学友たちが、同期の友人たちのみならず、いまでは先輩・後輩をも巻き込んだ形でネットワークを広げながら、「今度○○で!」という言葉とともに交流を重ねておられるのです。

そんな姿に脱帽です!


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都市農業をいろいろな視点から

2017年06月12日

住宅地に囲まれながらも、田畑がかろうじて存続している都市部での農業。このままいけば消滅してしまいかねません。では、それを維持・発展していくためには、どのような手立てがあるのでしょうか。そこで、「都市農業」の価値と可能性を再確認し、そうした手立てを探ろうというフォーラムが開催されました。

フォーラム「都市農業 "2.0"~ 新時代の都市農地の可能性~」が行われたのは6月2日(金)。場所は本学の「大倉喜八郎 進一層館」。主催は、東京経済大学・国分寺市・国分寺市商工会の三者がつくっている「東京経済大学・国分寺地域連携推進協議会」です。

井澤邦夫国分寺市長のご挨拶のあと、国土交通省都市計画課 課長補佐の野村 亘さんに「都市農地に関する制度改正と保全・活用に向けた方向性」と題する基調講演を行っていただきました。その後、「都市農業の可能性を広げる開拓者たち」と題するパネルディスカッション」が繰り広げられました。
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パネラーと演題を見るだけでも、ディスカッションの多様な試みを垣間見ることができるのではないでしょうか。それらを紹介しておきますと、①国分寺市市政戦略室 まちの魅力発信担当係長の中島健太郎さんによる「国分寺三百年野菜『こくベジ』プロジェクト」、②NPO法人くにたち農園の会 理事長の小野 淳さんによる「農家+市民+自治体の新しい農園経営」、③NPO法人Ohana施設長の白瀬美弘さんによる「『農福連携』のあらたな試み」、④よんあーる代表・農業サークルぽてと設立者の森田 慧さんによる「都市の学生が農業に関わるあたらなしくみ」、⑤めぐるみLabo & Cafe主宰・NPO法人めぐるまち国分寺代表理事の高浜洋平さんによる「都市農業からの『6次産業化』」です。
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農にかかわっている多様な人たちが織りなしたこのフォーラムには、あたかも農の新たな可能性を提示するひとつのドラマのような内容の濃さがあったように感じました。農業を行う人のなかに、農家だけではなく、一般市民やNPOというより広い層が関わっているという実情、農家・市民・飲食店の連携による地場野菜の活用、農業と福祉の連携、学生たちを農業に巻き込んでいく仕組み、農業を軸にしたまちづくりの手法など、多くのことを学ぶことができた貴重な機会となりました。
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教学ビジョンを卒業生に

2017年06月06日

東京経済大学の前身である大倉商業学校が創設されたのが1900年。2020年は創立120周年の節目の年となります。そこで、2020年に向けて、大学の進むべき道がどうあるべきかを模索してきたわけです。そして、考え方の基礎になる軸として構想されたのが、教学ビジョン「東経大チャレンジ2020」です。

「東経大チャレンジ2020」では、「エデュケーション」「キャリア」「サポート」「キャンパス」という四つのクオリティの質的向上を図るなかで、「チャレンジする大学」・「チャレンジする学生の育成」という二点をめざしていくことがうたわれています。

教学ビジョンが明確に示されたのは、今年3月の評議員会・理事会で承認された2017年度事業計画においてです。それ以降、折に触れて、「東経大チャレンジ2020」の説明を行ってきましたが、このたび、葵友会の支部総会においても説明する機会を得ました。
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5月27日(土)、本学で開催された武蔵野支部第21回総会において、「講演会」という形で少し長めの時間をいただきました。そのため、教学ビジョン策定のねらい・考え方・内容・活用方法などについての話をさせていただくことができました。
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また、「講演会」の最後の時間帯では、卒業生の皆さんからしばしば受けるご質問について紹介し、Q&A方式で答えることを試みました。これまでいろいろな場面で、さまざまな質問をされましたが、必ずしも十分に対応できてはいないと思います。時間が限られていたり、きちんとしたデータを持参していなかったり、質問された方にしかお答えしなかったりといったことが理由になるかもしれません。これからも、より多くの皆さんにも質問の内容やそれにそった大学の考え方を知っていただける努力を続けていきたいと考えております。
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「学び」に卒業なし

2017年05月25日

大学生たちには、卒業要件となる単位数が定められています。所定の単位を取り終えると、卒業式が待ち受けています。しかし、本来、「学び」には、終わりというものがありません。人は皆、人生のさまざまな局面において、「学び」という行為を続けていきます。

本学の教室で35年近くもそうした学びを組織的に実践されている組織があります。欅友会(きょゆうかい)です。国分寺市と本学が主催している市民大学講座の卒業生が母体となって創設されたのが始まりです。その学習会は、市民大学の講座が開設されない1月から7月にかけて行われています。2017年度のテーマを見てみますと、クラシック音楽、国際金融システム、国際紛争・テロ、巨大ブラックホール、健康寿命、マイナス金利、社会福祉・社会保障、安全保障、太平洋戦争、映画と、実に多様です。本学の教員も講師として多数の方がかかわっておられます。

5月20日(土)、欅友会の会員懇親会が行われました。増田保武会長に続き、私も、国分寺の井澤邦夫市長とともに、来賓としてあいさつをしました。高度成長を経験した世代の「大きな幸せ」というテーマで次の三点についての話をしました。「『貧しい社会』から『豊かな社会』への変貌をリアルタイムで経験できたこと」「自分の意志で自分の進路を決めることができる社会で暮らしていること」「ごく普通の人にも、字を書き、学ぶことができる時代に生きていること」の三つがそれです。
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参加者の関心を引き付けたのは、本学4年生の伊藤伴さんによる「エベレスト登頂談」でした。小学校時代からの夢であった高い山への登頂を長い年月をかけてやりとげた伊藤さん。一時、エベレスト登頂の日本人最年少記録を樹立させました。次の目標は、導いてくださった先輩たちへの恩返しとして、次に続く人に貢献することだそうです。ただ「登りたい」という気持ちでチャレンジしてきたことが、多くの人への励ましにもなっていることを知って驚いたという話も披露されました。そのような伊藤さんの活躍ぶりに対する欅友会の皆さんのまなざしは、どこまでもおだやかで、あたたかいものでした!
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お題本は『書店ガール5』

2017年05月22日

5月15日(月)、図書館で読書会が行われました。対象者は学生と教職員。参加者は7名でした。私が選んだ本は、碧野 圭『書店ガール5』(PHP文芸文庫、2016年)。書店員という仕事の中身・悩み・喜びなどを描いた作品です。テレビドラマ『戦う! 書店ガール』(フジテレビ系)の原作でもあります。

最初にどのような段取りで、読書会を進めていくのかについて、簡単に説明しました。
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まずは、参加者の自己紹介を兼ねて、参加された方々にこの本に対する印象・感想を述べていただきました。

次に、配布したレジュメ(資料)を見ながら、私が説明。具体的には、①『書店ガール』シリーズのこれまでの内容とは、②『書店ガール5―ラノベとブンガク』のおもしろさとは、③この本の内容を参加者の実際の生活のなかでどのように生かしていけばよいのか、④お仕事小説とは、どのようなジャンルの小説なのか、といった四点を述べました。本は、読んで楽しければそれで良いわけですが、学んだことを実際に活用することもまた、読書のさらなる楽しさにつながっていくのではという考えから、三つ目のポイントについても考えてもらいました。

そして、参加者の意見を再度お聞きしました。今度は、③のところで指摘した発表・プレゼンの仕方を参考に、「テーマ→二つのポイントに整理すること」を念頭に置いて意見を披露してもらいました。
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最後は、参加者の皆さんからの質問タイムでした。

出された意見・感想のいくつかを私なりにまとめてみました。「作られてから売られるまで、本が織りなすドラマ性を感じました」「人間のさまざまな感情の根底に、それぞれの合理性があるのですね」「仕事を描いた作品がたくさんあることを実感しました。キャリア教育の教材にもなりえるのでは」「企画に若い人を巻き込んでいくときに参考にできそう」...。

世の中にはたくさんの仕事・職業があります。しかし、その内容・働いている人の悩みや喜びなど、部外者にはもちろんのこと、当事者にとっても客観的に理解することには、むずかしいところがあります。そうしたことを理解できる格好の素材となるのが、「お仕事小説」です。キャリア教育にも、大いに役に立つのではと考えています。

新聞会によるインタビュー

2017年05月19日

2017年5月12日付けの『東京経済大学新聞』第511号に「学長に対するロング・インタビュー」が掲載されました。テーマは、私の研究分野。インタビュアは、東京経済大学新聞会の編集局長・濱田貴浩君でした。記事は、特定の研究分野・テーマを選ぶことになった経緯、研究内容、そのおもしろさなどが紹介されています。東京経済大学新聞会のHPからでも、インタビューの記事を見ることができますので、是非ともご覧になってください。インタビューを受けたのは、4月24日(月)のこと。私にとっては、これまでの自分自身の研究活動を回顧する非常に良い機会となりました。濱田君には感謝したいと思います。
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私の研究遍歴を振り返ってみますと、なんといってもメインテーマは「近現代イタリア経済史」です。具体的には、19世紀末から20世紀初頭におけるイタリアの近代化の経済的基盤の形成を探ることです。しかし、それなりに長い研究生活ですので、それ以外にも課題を設定して取り組んだ領域が三つほどあります。

一つ目は、人類の誕生以前の生物の進化を包摂した「トータル・ヒストリー」を描くことでした。「人間の生き方に寄与できる経済史」「先史時代や進化の問題を視野に入れた歴史像の構築」をめざしたのです。二つ目は「経済小説」。多くの作品を読み、おもしろい経済小説を発掘し、そのおもしろさを解説することです。そして、三つ目は、この記事では登場しませんが、「クルマの過去・現在・未来を描くこと」になります。いずれの分野でも、著作の形にすることができたのは、やはりうれしいことだと認識しています。

5月16日(火)、『東京経済大学新聞』第511号を学長室まで持参してくれた濱田君に私の方からショート・インタビューを行いました。
「Q:新聞会の活動のどのようなところが楽しいですか? A:いろいろな人と会えること。紙面の構成を考えるのもおもしろいです」
「Q:学生たちへのメッセージをお願いします! A:いろいろな分野で学生たちが活躍しています。そうした多様な活躍を知ってほしいです」

連休返上とも想像できそうなハードなスケジュールのもとで、新聞の制作に尽力された濱田君はじめ、新聞会の皆さん、お疲れさまでした。

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