東京経済大学

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学長ブログ「進一層」だより

新発田・大倉喜八郎の生誕地にて

2017年04月21日

葵友会新潟支部総会の翌日(4月16日)、新発田を訪れました。同行者は、葵友会会長の後藤鍈四郎さんと校友センター長で葵友会事務局長の渡邊泰純さん。新発田は、私にとりましては二度目の訪問となります。一度目はもう20年以上も前なので、当時とはまったく異なった世界に接することとなりました。

ここでは、大倉喜八郎に因んだ場所を紹介したいと思います。まず訪れたのは、喜八郎の像です。JR新発田駅に降り立ち、右手の方に進みますと、新潟県立新発田病院の広大な敷地があります。そこは、かつて大倉製糸の工場があった場所。大倉喜八郎の像が建てられているのは、その一角です。もともとは、諏訪神社に隣接する東公園に建てられていた像があり、その一部が移設されたものです。
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次に、新発田病院の最上階(11階)で、大倉喜八郎の写真展を見学しました。「大倉喜八郎の会」の皆さんのおかげで、喜八郎の家族の写真のほか、若かりし頃の写真を見ることができました。展示されている写真の内容は、おおむね半年に一度新しい写真と交換されているそうです。

また、下町商店街の一角には、「郷土の偉大な実業家 大倉喜八郎生誕之地」と書かれた石碑がありました。そして、新潟県立西新発田高校の敷地内には、彼が通っていた寺子屋の跡が「丹羽先生積善堂遺址」として残されています。
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新発田が生んだ著名人として真っ先に挙げられるのは、「高田馬場の決闘」や「忠臣蔵」で名をはせた堀部安兵衛のようです。大倉喜八郎にゆかりのスポットは、屋敷や庭園のように目に見える形にはなっていないことも影響しているのかもしれませんが、観光旅行の一般的なコースには組み込まれにくくなっているのでしょう。しかし、長きにわたって東京経済大学にお世話になってきた私にとって、本学の前身である大倉商業学校生みの親である大倉喜八郎の史跡の一端に触れることができたことは、大切なものに出会ったときに湧き上がるような、ある種の懐かしさといとおしさが入り混じったような感情を生み出してくれました。

案内してくださった葵友会新潟支部長の寺尾綾さんと水島直治さんには、心からお礼を申し上げたいと思います。

ワンポイント講座と自己紹介

2017年04月19日

4月15日(土)、満開の桜を見降ろすホテルオークラ新潟において、葵友会新潟支部の平成29年度総会が行われました。全国各地で実施される葵友会の支部総会のうち、一番早く実施されるのが、この新潟支部の総会なのです。
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しかし、同支部の特色は、それだけではありません。まず、新発田会、若手の会(平成の会)、女子会といった各部会の活動が行われていることや、平成卒業の参加者の比率が高いこと(今年は20名)などを挙げることができます。そして、今回のブログで紹介する「ワンポイント講座」と「自己紹介」も、支部総会を盛り上げる二つの仕掛けになっているのではないでしょうか。

今年で5回目となる「ワンポイント講座」は、総会に先立つ30分を活用して、会員の方がご自分の活動について紹介する講演会です。支部のなかにも、こんな方がおられるということを毎年再認識される場となっているそうです。今年の講師は、昭和40年卒の桑原 剛さん。タイトルは、「良寛その人生とその心」でした。「良寛の里美術館・菊盛記念美術館の館長」をされておられる桑原さんのお話しは、とてもわかりやすく、興味深いものでした。桑原さんの良寛に対する思いが聴く人の心の中までに浸透していったのではないでしょうか!

「自己紹介」の方は、必ずしも新潟支部のオリジナル企画ではないかもしれませんが、そのタイミングがとても良いのです。行われたのは、乾杯の直後。各テーブルには初めて会う人も交じっていて、誰しも会話の糸口を見つけにくいときです。そのタイミングで、同じテーブルを囲む人が時計周りに順番に「自己紹介・近況報告」を行っていくのです。ほかのテーブルでも、同じように自己紹介が行われ、各人の紹介が終わるたびに、拍手が鳴り響きました。それらは、あたかもこれから会話の交流が始まりますという合図であるとともに、盛会を祈る参加者の意思表明のごとく、私の心に伝えられたのです。

もう二つの留学生支援

2017年04月10日

4月に入学したばかりの新入生に対するサークルの勧誘活動の声がキャンパスに響き渡っています。4月3日(月)、そのような盛り上がりを見せる国分寺キャンパスにおいて、新入留学生の歓迎会が行われました。歓迎会には、新入留学生のほか、国分寺市国際協会の方々や関係する教職員、そして学生たちをサポートしてくれる先輩たちなど、総勢76名が参加しました。
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留学生のサポートというと、真っ先に挙げられるのは、授業を担当したり、履修等の相談に乗ったりする教員、困ったときのあらゆる相談ごとに対応する国際交流課・学習センター・学生相談室・研究課などの職員などの存在ですが、大いに活躍している組織が二つあります。ひとつは「国際交流チューター」、もうひとつは「留学生サークル」です。
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3日の懇談会では、それらの二団体による、2016年度の活動が紹介されました。友達づくりのお手伝いをしている「国際交流チューター」は、6月には小金井公園でのバーベキュー・パーティ、7月には第一回スポーツ大会(バレーボール、フットサル)、8月には一泊二日の温泉旅行、11月には第二回スポーツ大会、12月にはクリスマス・パーティ、1月にはもちつき大会などを行っています。

一方、「留学生サークル」の方は、毎週1回木曜日に体育館でバドミントンを行っているほか、4~5月に国際交流会館での食事会(たこやきなど)、10月の葵祭では喫茶店の運営、新年会(よせ鍋パーティ)、スキーとスノーボードを実施しています。

母国とは異なる日本での生活は、一つの国しか知らない学生たちと比べて、大きなアドバンテージを持つことになりますが、なにかと苦労が絶えないことも事実。そこで、教職員のみならず、「学生自身による学生たちへのサポート」が不可欠な要素になってきています。それらの支援は、国境を越えた同世代の学生との交流という点では、留学生のみならず、日本人学生にとっても大変重要な経験になっているのではないでしょうか!
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学生たちの「はじめて物語」

2017年04月06日

希望に胸を膨らませた1731名(学部・大学院を合わせた数)の新入生が入学しました。4月1日(土)、彼らの入学を祝う入学式が挙行されました。肌寒い一日ではありましたが、新しい学生や教職員を迎える大学構成員の心の方は、温かい期待感であふれていました。

土曜日ということもあったのでしょうか、大学に来られた保護者の数は約1650名。例年以上に多く、式場となった百周年記念館はもちろんのこと、中継会場となった四つの教室(E101、E201、E202、E203)はすべて満員となりました。

入学式の式辞では、策定中の「教学ビジョン2020」を紹介するなかで、「チャレンジする大学」と「チャレンジする学生の育成」という大学としての二つの目標について触れたあと、次のような言葉を述べました。ほかのところでも述べたことなのですが、できるだけ多くの人にも聞いていただきたいという願いを込めて紹介させていただきます。
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......それでは、「チャレンジする学生の育成」というのは、どのようなねらいのもとに掲げられているのでしょうか? 「チャレンジする学生」という考え方は、皆さん自身が潜在的に「実に大きな能力」を持っているという事実を認識するところからスタートします。

皆さんの多くは、これまで、自分の能力というものをおそらく、生まれてから経験してきたこと、つまり小中高といった学校における学びや成績などだけで測ってきたのではないでしょうか。しかし、それは間違いなのです。なぜかと言いますと、能力は、すでに生まれたときには、皆さんのなかに組み込まれているからです。それは、何万年何億年という長い年月をかけて少しずつ創られてきた「進化や歴史」という「過去の遺産」の果実にほかならないのです。
果実とは、まさに皆さんの身体(からだ)や脳です。それらは、あたかも小さな宇宙のように実に精巧に創られています。脳には、2000万冊の本に相当する情報が入っています。血管の総延長距離はなんと10万キロ、「地球二周半」に相当するのです...。そのようにスゴイ力を、皆さんはすべて、同じように持っているのです。入学式のまさにこの瞬間、皆さんひとりひとりが持っている潜在能力をこれからどのように発揮させていくのか考えてもらいたいと思います。
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東京経済大学で皆さんが出会うことの大半は、人生で初めて経験するものだと思います。そうしたたくさんの「はじめて」を大事にして進んで行ってほしいと思います。「はじめての授業」、「はじめての課外活動」、「はじめての海外経験」、「はじめてのボランティア」、「はじめての資格へのチャレンジ」など、東京経済大学を舞台にして、たくさんの「はじめて物語」を作り上げていってほしいのです。その延長線上に、皆さんひとりひとりの自信が生まれ、「生きていく力」が鍛えられていくことになると私は信じています。

大学時代とは、まさにそうした皆さん自身がすでに持っているスゴイ力や素質を開花させる時期なのです。私たち教職員は、その実現のためにできる限りの力になりたいと思っています...。
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拍手で始まり拍手で終わる送別会

2017年04月03日

本学では、毎年、定年退職者の送別会が行われています。2016年度の送別会は、3月28日(火)の午後5時30分から実施されました。教員9名、職員1名で、合計10名が今年の対象者でした。そのうち、7名の方が出席されました。
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開始時間になると、退職者の方々がそろって、会場となる6号館大会議室に入室されます。それを参加者一同が拍手で持ってお迎えするのです。理事長のあいさつに引き続いて、学長が退職者の経歴や業績を紹介していきます。そのあと、退職者の方々がひとりひとり挨拶をされていきます。そして、財務担当理事が乾杯の音頭をとられたあと、立食形式での懇談が開始されます。退職者を囲んでの懇談は、非常に心温まるものです。話は尽きませんが、花束が贈呈され、閉会となります。閉会後、参加者全員が6号館の入り口前に集まり、退職者の方々がタクシーで出発するのを拍手でもって見送ることになります。以上が、近年における送別会の流れということになります。
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学長挨拶における各退職者の経歴・業績紹介は、時間が非常に限られています。そのため、簡潔に、それでいて各人の特色を短い言葉で示すことが求められます。そこで、例年、事前に手渡された資料だけではなく、大学のHP上に紹介されている資料や、さらには一般公開されている各種の資料にも目を通しています。また、それぞれの方々への感謝の気持ちを込めてお話しするようにしております。

かつては、定年というのは、実に遠い「未来の出来事」でした。ところが、いつのまにか、私とほぼ同世代の方々が退職されている様子に接するようになり、以前とは異なった目で、この送別会を見るようになりました。退職されるすべての人と密接な交流があったというわけではないのですが、同世代の同僚が辞めていかれるのは、やはり寂しいもの...。

退職者の皆さんには、それぞれに、第二の人生を満喫してほしいですね!

3月22日

2017年03月29日

3月22日(水)、2016年度の卒業式が挙行されました。学生たちに話したことの一部を点描してみましょう。

10時40分から始まったのが、学長賞の授与式。受賞したのは、当日挙行された卒業式の総代となった7名の学生たちです。
...皆さんのなかには、なぜ私なのかと思っておられる人がいるかもしれませんね。そうした謙虚さは、とても自然なものと言えますが、堂々と胸を張って、誇りに思ってください。今回の受賞は、なんと言ってもこれまでの努力の積み重ねの結果なのです。謙虚な気持ちは忘れないで、次のステップに向けて新たな努力の積み重ねをめざしてください...。
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12時30分からスタートしたのが、卒業式。式辞では、次のような一節を盛り込みました。...仕事と申しますと、「おもしろい仕事」と「おもしろくない仕事」があるように思われがちですが、私自身は、そのような区別はないと考えています。ただ、「おもしろく仕事をするとき」と「つまらない気持ちで仕事をするとき」という区別はあるかもしれません。仕事のおもしろさは、本人の努力次第で発見できるものであって、むこうからやってくるわけではありません。

では、なにを心がければよいのでしょうか? やるべきことの一番目は「やらされているという意識は捨てて、『これをやる』という自分なりの課題や目標を決めること」です。
二番目は、「目標に優先順位をつけて、実現するまでの段取りを考えること」。三番目は、「段取りを決めたあとは、実現するにはなにをどのようにすればよいのかを考えること」です。そうした三つに、「あいさつ、笑顔、感謝の気持ち」の三点セットが加わりますと、相乗効果が一層高まります。それらの姿勢の延長線上に、「おもしろく仕事をする」という感覚も培われていくのではないでしょうか!...
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15時30分からは、大学院修了記念パーティーが行われました。
...教員の立場で申しますと、本日は、まさに「うれしい日」ということになります。それは、大学院に入学されたばかりのころの皆さんの姿と、学位を取られた今日の皆さんの姿を比べて、皆さんの成長ぶりに圧倒され、感動する瞬間でもあるからです...。

当日は、それら三つの行事のほか、「卒業後50年・40年・30年同窓会」「卒業祝賀会」「卒業50周年記念同期会」といった行事にも出席しました。

三本締め

2017年03月21日

3月9日(木)夜、新宿にあるエステック情報ビルの一室で、大成建設グループ葵友会の懇親会がありました。大成建設の方が圧倒的に多かったとはいえ、大成有楽、大成設備、大成ユーレックといった企業の方々も出席されていました。出席者は、退職されたOB5名、17年度の新入社員4名を含め、およそ40名。諸橋 悟・大成建設グループ葵友会会長、私、後藤鍈四郎・葵友会会長のあいさつが終わると、すぐさま、なごやかな会話の輪が広がっていきました。私自身も、そのなかに溶け込み、いろいろな話をさせていただきました。大学の近況、就職活動、建設現場での仕事、実業団での野球の思い出...。

懇親会の最後を締めくくられたのは、OBの金谷和幸さんでした。金谷さんは、現在、日本コンストラックションマネジメント協会事務局長。大学の評議員と葵友会の監事を務められておられます。

会の終了を告げる儀式としての三本締めは、何度も経験しているのですが、金谷さんの三本締めは、とても印象に残るものとなりました。

一本目は、東京経済大学のために
二本目は葵友会および大成・葵友会のために
そして、三本目は参加された方々のために...。

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