東京経済大学

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2014年5月

練習と緊張

2014年05月27日

5月4日に日本武道館で行われた第51回少林寺拳法関東学生大会で本学の少林寺拳法部の岡本聡さんと山本隼輔さんが男子茶帯の部で1位となり、最優秀賞を受賞しました。また、単独段外では、花塚光熙さんが2位になりました。この点については、すでに「大学ニュース」でお知らせしているのですが、5月26日に、その成果を報告に来られました。
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師範の倉田健治さん、OB会長の宇留野 憲(うるの あきら)さん、監督の佐藤和夫さんと一緒にやってこられたのは、紹介した3名のほか、主将の佐野雄大さん、男女茶帯6位の加藤翔平さん、山下千尋さん、男女白帯緑帯6位の宮下悟史さん、礒邉 圭(いそべ けい)さんでした。

試合で勝つための条件とは、なんといっても日ごろの「練習」に励むこと。ただ、試合のときに「緊張」しすぎると、本来持っている力を十分に発揮できないまま試合が終わってしまいます。そのことで、悔しい思いをすることが実に多いのです。そこで、彼らとのやり取りのなかで見つけた「練習」と「緊張」との向き合い方を紹介してみたくなりました。

「昨年の関東学生大会では、予選敗退という悔しい思いをしました。しかし、そこで腐らずに『努力すれば結果はついてくる』という自分の好きな言葉に励まされながら修練を積んできたことで今回の最優秀賞につながったのだと思います」。

「演武について、倉田師範から指摘していただいたところがどうすればよくなるのかなど、自分なりに考えながら練習していました。また、普段の練習からどうすればよい突き蹴りができるか、きれいに技が使えるかなど、考えて練習するように心がけていました」。

「私の場合は、すべての構成を区切らずに通して練習し、不完全なところを見つけて修正していきます。あくまでも練習は一人で行うので大会前は黙々と練習をしていきます。最近ではスマートフォンやアプリの機能も多種多様になってきたので、自分の動きを撮影しスロー再生で細かく修正し、自分に必要な筋肉や体感トレーニングも行います」。

「予選の時は緊張で固くなってしまったのか、いつものパフォーマンスをすることができませんでした。そこで、練習中に倉田師範から言われていた『いつも通りの動きをすれば大丈夫』という言葉を思い出しました。それでリラックスできたのか、本選では今までで一番良い動きをすることができました」。

「実際に大会ではガチガチに緊張してしまっていたのですが、深呼吸をしたり、体を動かしたり、なんとか緊張をほぐして、自分のできる最高の演武ができたのではないかと思います」。

スポーツを行っている多くの学生たちにとっても、大いに参考にできる、また心に響く言葉の数々ではないでしょうか?

ケヤキの木の下で

2014年05月26日

本学の国分寺キャンパスには、欅(ケヤキ)の大木が15本近くあります。森に囲まれたエコ・キャンパスのなかで存在感のある一翼を担っているのです。

5月24日(土)、欅友会(きょゆうかい)の学習会が本学で行われました。会の名称に国分寺市の木である「欅」が冠せられているのは、この会が、国分寺市と本学が行っている「市民大学講座」の卒業生によって創設され、育まれたからだと伺っております。いまでも、会員の多くの皆さんが、9月から12月は市民大学、1月から7月は学習会に参加されておられます。

同日の学習会の講師は、本学の名誉教授であり、日本文学に造詣の深い石丸晶子先生。論題は、「親鸞の生涯と思想―手紙を中心として」でした。32年という欅友会の歴史のなかですでに15回も講師の役を引き受けられた先生は、まさに同会の育ての親の一人でもあります。
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私の実家が浄土真宗ということもあり、親鸞という名前に引き寄せられるように、学習会に出席させていただきました。親鸞についての私の知識はごくわずか。浄土真宗を始めたことや長生きしたこと(享年90歳でもって入滅)など、とおりいっぺんのものでしかなかったのですが、やはりまとまった話というのは違いました。法然との出合い、出家者として正式に妻を迎えていたことに伴う波紋、越後への流刑、赦免されたあとは、京都ではなく関東に行かざるをえなかったという事情、法然・親鸞・キリストの教えの違いと共通点...。
石丸先生のみごとな話術によって、それらの出来事がうまくつながり、一つの大きな「物語」に昇華されていったのです。
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「講演会の醍醐味、ここにあり」。そんな感動を受けました。

葵友会支部の活動には、このようなものが

2014年05月22日

5月17日には、葵友会の支部総会がもう一つあり、そちらにも出席しました。東京には、武蔵野支部以外にも、東京西、多摩、城北、城東、城南という五つ支部があるのです。武蔵野支部の総会がスタートしたのが午前11時、場所は本学でした。それに対して、午後5時から始まった東京城南支部の総会・懇親会は、代々木で午後5時に開始されました。葵友会の会長を多く輩出している城南支部のエリアは、世田谷・目黒・品川・大田・渋谷・港・中央・千代田の8つの区です。17日の総会・懇親会でも、挨拶をいたしました。時間の関係で、武蔵野支部で話した内容を要約して述べさせていただきました。
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ところで、支部の活動には、どのようなものがあるのでしょうか?
支部によって、さまざまな活動が行われているわけですが、城南支部の場合を紹介してみたいと思います。
同支部には、アカデミック、アスレチック、アクティブの「三つのA」という基本理念があるそうです。2013年度は、大型貸切りバスで忍野八海、河口湖、富士スバルラインを通り五合目などを回る「富士山見学日帰りツアー」、二回に分けて実施された「筑波宇宙センター見学会」(船内実験室「きぼう」の機器や実験装置の監視を行っている様子を見学したり、発射場から3キロ地点の発射音を聞くといった体験をされたようです)。また、毎年行われている「葵オープンゴルフ大会」への参画も支部活動のなかに組み込まれています。そして、趣味の会として支部エリア内である大手町のサテライト」を利用して毎月、第二・第四水曜日に「囲碁サロン」を開催しています。

では、今年度の活動計画はと申しますと、「鉄道博物館見学会」「首都圏外郭放水路(地底のパルテノン宮殿)見学会」「東京経済大学・管弦楽団鑑賞会」が予定されております。支部長の高橋さん、副支部長の坂井さん、今年も舵取り頑張ってください。

大倉記念学芸振興会主催の講演会

2014年05月21日

5月17日、大倉記念学芸振興会主催の講演会が開催されました。同会の正式名は、「大倉喜八郎記念東京経済大学学術芸術振興会」。少し長いので、通例は、略称が使われております。
正式名が示しますように、本会は、学術・芸術の発展・振興に寄与した創立者、大倉喜八郎の意志を継承して創設されました。2002年4月のことです。それから今日に至るまで、第一線で活躍されている多くの著名な研究者や芸術家による学術講演・芸術公演を60回以上開催してまいりました。講演者のなかには、江崎玲於奈博士、ロバート・A・マンデル博士、白川英樹博士といったノーベル賞の受賞者も含まれております。
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今回の講演者は、専修大学教授(東京大学名誉教授)の廣渡清吾(ひろわたり・せいご)さん。テーマは、「『戦後社会』ドイツと日本―その並行と分岐」でした。ドイツ法・比較法社会論を専門にされておられる同氏のお話は、「憲法」・「安全保障」・「原発」という三つの課題についての両国の状況をわかりやすく、しかも含蓄を込めた形で聴衆の方々に訴える内容でした。現在の日本が抱えているそれらの問題を考えるときの「軸」になるべき考え方が提示されたように感じました。
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研究者が提示する「アカデミズムの世界」は、専門性・本質性・厳密性が問われるがゆえに、ときには一般の方々には難解なものとして受け止められてしまうことがあります。逆に、メディアのなかで示される「ジャーナリズムの世界」は、わかりやすさを優先するがゆえに、表面的なものになってしまうケースがあります。
しかし、広渡さんのお話は、そのような二つの世界をうまく橋渡しできるような、「本質的な問題をわかりやすく伝える」という大変魅力的なものであったと思いました。

二つの抱負と葵友会支部総会

2014年05月20日

5月17日、葵友会(きゆうかい)武蔵野支部の総会・懇親会に出席しました。葵友会とは、東京経済大学の卒業生の会です。武蔵野支部は、国分寺市を中心に、府中、国立、調布、小金井、武蔵野、小平、狛江、三鷹、東村山、東大和、東久留米、西東京、清瀬、武蔵村山という15の市をエリアにしています。
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再選された支部長の樫原さんは、数ある支部長のなかで最初に女性支部長になった方です。抱負をお聞きましたところ、「女性の会員にもたくさん参加していただけるような会にしていけるように努めたい」というお答えが返ってきました。

私のほうでも「新学長としての抱負」を語らせていただきました。現在、直面している課題に立ち向かっていくときの考え方の「軸」を二つに仕分けして述べました。一つは戦略・ビジョンを策定するときの方針、すなわち改革を行うときの「軸」。もう一つは学生たちと接するときの視点、つまりは教育上の「軸」ということになります。

前者を簡単に要約しましょう。改革を行うときには三つの手法があります。具体的には、①問題点を発見して、部分的に手直しを図る形で改善を促すという「改良型」、②これまでのやり方とはまったく異なったやり方を採用する「逆転の発想型」、③複数の組織が協働する「コラボレーション型」というものです。そうした手法は、多くの企業や組織が活性化や再生のために行っている施策をパターン化したものです。それを本学の改革にも適用したいと考えています。

後者については、4月1日の入学式のときにその骨子をお話ししました。「学長ブログ」の最初の号(4月1日)をご覧ください。簡単に要略しますと、次のようになります。
学生たちには、豊かな能力があります。能力とは、生まれてからの学びや経験だけで決まるものではありません。何万年何億年という長い年月をかけて少しずつ育まれ、生まれたときには、皆が同じように持っているものなのです。しかし、社会人として活躍するためには、潜在的にもっている「話ができる」といった力を「話す力」に鍛えていくことが必要になります。思いついたまま話すのではなく、話す前になにを話すのかを考える、ポイントに整理したうえで話し始めるということを習慣づけるだけで、相手にわかりやすく伝えることができるようになります。学生たちにそうしたコツ・段取りを説明して実際にトレーニングをしていきますと、ほとんどの学生たちは、わかりやすい文章を書くようになっていきます。

懇親会では、多くの人との出会いと語らいがありました。そのなかに、通信料金の回収を仕事にしている男性がおられました。支払いを滞納するお客さんと彼が会うのは、法廷の場。大切なのは、信頼感の構築。払ってもらうという基本線は絶対に曲げないものの、「払えない事情について、相手の言い分を徹底的にお聞きする」「相手の事情に配慮して解決方法を考えていく...」。ストレス解消法は、ガーデニング。「野菜は、手をかけた分だけ答えてくれる...」。
やりがいを持って仕事に取り組んでおられる姿に接し、「私も頑張ります」と、心のなかで叫んでしまいました。
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四季折々の花と100円朝食

2014年05月15日

5月10日、「父母の会」の役員総会が開催されました。本学で父母の会が発足したのは、1983年のこと。もう30年以上が経過しています。いまでは、ご父母の皆さんと大学とを結ぶ重要な組織になっています。
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当日は、会長・副会長・常任幹事をはじめ、全国43の支部から多くの支部長さんなどが出席されました。昨年度の活動報告、次年度の活動報告などが承認されました。松沢副会長の留任と、永井会長・伊藤副会長から佐藤会長・四柳副会長へのバトンタッチも決まりました。永井さん、伊藤さん、ありがとうございました。佐藤さん、四柳さん、よろしくお願いします。松沢さん、もう1年よろしくお願いします。
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総会の後に行われた懇親会で、あるお父さんからこんな話を伺いました。
「子どもには、聞かれたときにだけアドバイスをしています。自分のほうから『ああしろ、こうしろ』とは言いません」
入学までは、スポーツ一筋でやってきて結果も残してきた息子さん。ちゃんとやっていけるのかという点で若干の不安があったものの、「意外にやっている」という感触をつかめたこともあり、「本人の意思を尊重しつつ」上述のような距離感を持っておられるご様子。干渉か放任かという両極端に揺れがちな親子関係のなか、見事にバランスをとって接しておられるお父さんの表情には、はじけるような笑顔がありました。

ところで、父母の会が行っている学生支援は、非常に多岐にわたっています。ここでは、2つだけ紹介したいと思います。

ひとつは、学内の随所におかれた数々のプランターのなかで咲いている四季折々の花々。可憐な花が見る人の目を楽しませてくれています。そして、あちらこちらでキャンパスに彩りを添えてくれております。
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もうひとつは、12日から始まった100円朝食。5月14日の『日本経済新聞』(東京・首都圏経済版)でも紹介されました。学生たちの健康維持に役立つようにと、5月30日までの平日の午前8時~9時半まで1日50食が提供されます。本来であれば300円で提供される内容のものですが、父母の会が1食あたり200円を補助して、100円で提供されることになりました。学生たちに認知されるまでにはしばらく時間がかかるように思われますが、いまのところ、順調にいっているようですよ...。
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後輩の入試特待生たちへのメッセージ

2014年05月14日

5月8日の昼休み、「入試特待生」と役職者との懇談会がありました。入学試験での成績優秀者のなかから選ばれた入試特待生には、1年次の授業料免除と「キャリア・サポートコース」講座を4年間(一部の講座を除く)無料で受講できるという特典があります。授業料免除については、年度ごとに一定の基準を満たせば、最長4年間継続できるようになっています。

昼食をとりながらの懇談会には、入試特待生になった1年生のほかにも、継続して特待生になった学生も参加しました。最初は少し硬い表情の学生たち。しかし、時間がたつにつれて、次第に隣りの席に座っている学生同士や教職員役職者の間で、会話の輪が広がっていきました。

4年間、特待生を継続させた学生のメッセージは、「しっかり授業に出ること!」。継続特待生の別の一人にも後輩たちへのメッセージを寄せてもらいました。
「自分のやりたいことに素直になって、それが何であっても一生懸命取り組めばよい」
「ゼミには絶対入った方がいい」
「海外研修に参加したとき言葉の壁を感じてもどかしい思いをしたので、英語の勉強は、しっかりしてほしい。将来の選択肢が広がる」

3限に授業がある人もいるので、12時50分には終了となりました。
「もう少し懇談の時間はあれば...」「いろんな人と話せる機会になれば...」といった感想が寄せられました。

9回のボン・ジョルノ

2014年05月09日

学長に就任してから1ケ月あまりが経過しました。ほぼ毎朝、国分寺駅から大学のほうに徒歩で向かうのですが、南町2丁目の交差点から大学の正門に至るまで、9回ほど「おはようございます」とあいさつをするのが日課になっています。相手は、学生たちの通行整理の役割を果たして下さっている警備員の皆さん。
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これほど頻繁に挨拶をするのは、かつてローマ大学に留学していた、若かりし頃以来のことかもしれません。イタリアでは、少しでも知っている人と道で会うと、必ず「ボン・ジョルノ!」「チャオ!」と、言葉を交わします。

ところが、日本にいると、さほど交流のない人とは、あまり挨拶をかわしません。気軽に声をかけにくい雰囲気があるのかもしれません。しかし、顔を知っている人とはあいさつをするのが自然なこと。警備員の方々との9回の「おはようございます」を通して、そんなことを改めて感じさせられました。さあ、もっとあいさつしないと!

グリーンレガッタとイエローブレード

2014年05月01日

4月29日、埼玉県戸田のボ-トコースで、第24回グリーンレガッタが行われました。本大会は、毎年4月29日に開催されているのですが、発足時の「緑の日」にちなみ、グリーンレガッタと名づけられ、今日に至っております。法政大学、中央大学、本学との定期戦なのですが、シーズンの幕開けともいうべきこの大会は、端艇部の監督・コーチ・学生はもちろんのこと、端艇部のOB・OGから、応援席に陣取った多くの教職員や卒業生にとっても、まさに「待ちに待った」行事になっています。
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ブレードとは、オールの先にある「水かき部分」。法政大学が「橙・紺・橙」、中央大学が「紺・白・紺」であるのに対して、東京経済大学は伝統のスクールカラーである「イエロー」。「イエローブレード」は、まさに本学端艇部のシンボルでもあるのです。

レースの距離は2000メートル。ゴール地点に近いところにある観客席からは、様子がわかりませんので、最初のうちは、もっぱら大型のモニターに映し出された画面で状況を確認することになります。ボートが近づいてくると、「行けー」「スパート」「トーケー」といった大声援がわきあがります。選手と観客席の気持ちが一体になる瞬間です......。

イエローブレードの活躍で、本学は見事、総合優勝を果たしました。新しい男子シングルスカル艇の「Eternity」は、初陣を勝利で飾ってくれました。
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学長ブログ
「進一層」だより