東京経済大学

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2014年7月

意識が高まってきました

2014年07月29日

選手の意識が高まってきました。底上げを図る。全国大会での表彰台を狙いたい。目標→練習→工夫という軸を作っているが、押し付けないで、各自に考えてもらう...。

頼もしい言葉がポンポン飛び交ったのは、本学陸上部関係者との面談の場。5月(16日、17日、24日、25日)の関東インカレ2部では、総合順位11位になりました。400m×4リレーでは東経大新記録で3位となり、表彰台に上がるなど、活躍されたのです。7月22日、成果の報告のため、学長室に来られたのは、学生7名(前主将の石坂有章さん、前副将の阿見優輝さん、現主将の鈴木泰志さん、現副将の本間諒さん、そして、平田翼さん、糟谷翔さん、島田陵さん)と部長の陣内良昭さん、監督の上阪哲也さんです。
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学生たちの心境は、どのようなものだったのでしょうか。二つだけ、紹介してみましょう。
「チームとして目標に達しなかったことに悔しさを感じる。あと少しの勝負強さが足りなかった。しかし、2部総合11位は誇れる順位。この1年間で、関東インカレに対する目標が、出場することから入賞することに変わった。その点はチームとしての成長の証。私たち4年生にとって来年はないが、みんなには、今回の悔しさは、来年の関東インカレで晴らしてほしい。みんなは大きな可能性を持っている」
「400m×4リレーでは、日本インカレの標準記録を突破できずに悔しい。しかし、一緒に戦った仲間たちには感謝の気持ちで一杯である。後輩たちは力を持った選手ばかり。来年の活躍を期待している」

うれしさと悔しさ。成長への確信と新たな課題。仲間たちとの絆と後輩たちへの期待...。そこには、大学スポーツの魅力がほとんどすべて盛り込まれていました。

実をいうと、大学スポーツには、学生たちがまだ気が付いていないかも知れない魅力がもうひとつあります。その魅力とは、仲間との絆はけっして現役時代の4年間に限られないということです。その絆は卒業後も、OB・OGの会を媒介にして本当に長期にわたって持続していきます。大学スポーツは、単にスポーツの魅力を知るためのものだけではなく、人間関係を広げ、「一生ものの財産」を作っていく過程の入り口でもあるのです。

人生ゼミ

2014年07月28日

卒業後の経験が順番に披露されていきました。いまの仕事に至るまでの経緯には、それぞれのドラマがありました。相槌を打ったり、歓声を上げたり、冗談を言ったりして、話をさらに膨らませていく、8名の元ゼミ生たち。年齢差はあるのですが、共通しているのは、社会でもまれ、つらさも経験し、りっぱに成長された「大人」の人生でした。

集まりの段取りをつけてくれたのは、久保寺由美さん(1990年卒)。日時は、今年の梅雨明けを予感させるような激しい雨に見舞われた7月20日午後7時。場所は、彼女がマネージャーをされている御徒町のあるレストラン。店長が精魂込めて準備された料理に舌鼓を打ちながらの歓談で、3時間があっという間に過ぎ去ってしまいました。

在学中は、「なにか質問がありませんか」と尋ねても、少し恥ずかしそうなしぐさで意見を表明していた面々。ところがです。今日の私はもっぱら「聞き役」。発言を促さなくても、湧き上がっていく質問と話題の数々。

そのように成長された元ゼミ生たちと、一度「ゼミ」をやってみたいという思いが湧き上がってきました。テーマは「人生」。コンセプトは「お互いに学びあうこと」。そして、「学生時代に作り上げられたご縁・絆を、年齢の壁を越えもっと大きな人生レベルの交流に広げること」...。

そのようなゼミが実現できたらいいなあと思いながら、頂戴した花束を片手に帰途についた私。過ぎ去った時の流れに対するなんとも表現しがたい思いに、うれしさが加わり、目がうるんでしまいました。
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よくわからなくなったとき

2014年07月25日

どうすればいいのか、よくわからない!
ちょっと、ほかの人の意見も聞いてみたい!
私の悩みを聞いてほしい!

あなたにも、そのようなときがあるのではないでしょうか?では、どこに行って、だれに聞けばよいのでしょうか。そのようなとき、1号館2階にある「学生相談室」のドアをノックしてみてください。最初は、少し勇気がいるかもしれませんが、ノックさえしてもらえば、あとは大丈夫。スタッフが親身になってあなたの相談に乗ってくれます。なにしろ、1年間に1300件もの相談を受けているのです。

実際の相談は、将来の進路や学業、人間関係や性格など、本当にさまざまです。こんなことくらいで相談してよいのだろうかと迷わずに、一度、足を運んでみてください。人に話をすることで、自分の頭や心の中が整理されます。また、自分の話をしっかり聴いてもらう体験は、いいものですよ。

学生相談室には、「サロン」と呼ばれているスペースがあります。ちょっと話してみたいと思ったとき、こちらのほうに来てくださっても構いません。学部や学年を超えた学生同士が交流できる場所です。お気に入りの居場所として使えると思います。

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7月18日の昼休み、サロンで行われている「出会いの会」として、「学長を囲む会」をスタッフの方々が準備してくださいました。そして、「三つのステップをふんで、大学時代を充実させよう」というテーマで、話をしました。内容は、広報課で発行している『Campus Network』第140号(2014年4月)で紹介されたものです。

(1)ファースト・ステップの「初期設定する」は、「あなたが持っている豊かな能力」をしっかりと確認すること。能力って、生まれてからの学校の成績で決まるものではありません。生まれたときには、すでにあなたの身体・脳・遺伝子のなかに入っているのです。

(2)セカンド・ステップの「鍛える」は「あなたが持っている潜在的な能力を社会で活躍できるレベルに鍛える方法」です。「聞こえる」「話せる」「書ける」を「聞く力」「話す力」「書く力」に鍛えていくのです。

(3)サードステップの「軸をつくる」は、だれでもできる「過去・現在・未来シート」の活用です。人生設計には、二つの方法しかありません。ひとつは、これまでやってきたこと(「過去」)を「現在」もしくは「将来」につなげていくこと、もうひとつは、将来やりたいことが決まっていれば、そこから逆算して、そのためにいまやるべきことをはっきりさせること。それを「過去・現在・未来シート」に書いていくのです。

では、実際にどのように鍛えていけばよいのでしょうか、また、どのようにして「過去・現在・未来シート」を作成していけばよいのでしょうか。これについては、参加者から実際に体験したいとの声も多かったので、続編をやってみたいと思っています。

「勝利の女神」が微笑むとき

2014年07月22日

7月13日(日)、ちょうど1週間前に本学の水上運動会でにぎわった戸田公園漕競場で、今度は、新艇エイトの進水(命名)式がありました。端艇部から依頼を受けて、私のほうで考えた、ドイツのEMPACHER製の新艇の名は、イタリア語のヴィットーリア(Vittoria)。意味するところは、戦う者にとって最も頼もしい味方になる「勝利の女神」です。
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端艇部の監督である斎藤浩行さんに、ヴィットーリアの特色はなにかと伺いましたところ、①硬性が強い、②ゆがみが少ない、③水を吸わないので、長持ちするといった答えが返ってきました。端艇部にとっては10年ぶりの新艇エイト「勝利の女神」を味方にして、大活躍されることを確信しています。

とはいえ、「勝利の女神」が微笑む相手は、やはり、一生懸命に努力をする者たち、常に練習のメニューや目標を自分で考える者たち、抱えている課題を仕分けして、自らの力の入れ方に工夫を凝らせる者たち、仲間とともにレースを組み立てる力のある者たちに限られることでしょう。
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   ☆ ☆ ☆

ヴィットーリアの9人の戦士たちよ、
自らの力で物事を考え、戦略を練り、全力でつき進め!
 
そうすれば、勝利を勝ち取ることができる。
そうすれば、かりに、レースで「勝利者という栄誉」を勝ち取れないときでも、
人生を生き抜いていける「たくましい力」を身につけていくことになるだろう。

いずれも常日ごろの練習の賜物、それこそが、大学スポーツの醍醐味なのだ!

卒業論文と綱引き

2014年07月16日

7月12日、葵友会静岡支部の総会がありました。80周年という記念すべき今年度の総会が開催されたのは、駅前にある「ホテルアソシア静岡」の「葵」の間。静岡には、徳川家にちなんで「葵」という字を冠したものが大変多いそうです。本学の校章は「双葉葵」であるのに対し、徳川の御紋は「三つ葉葵」という違いがあるのですが。
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総会では、現支部長の古谷博義さん(昭和48年卒)が再選されました。支部役員を構成するのは、顧問(10名)、支部長・副支部長(10名)、幹事長、副幹事長(6名)、幹事(28名)、会計幹事(2名)、監事(2名)の計60名。28名の幹事のうち、平成生まれの方が9名含まれています。そうした実情を反映してか、多くの平成生まれの若手会員が出席されていました。そして、私のゼミ卒業生であった横山敬仁さんと新田成さんに会えたのは、驚きであり、うれしい瞬間でした。「いい人生を! 横山と新田!」そう願わずにはおれませんでした。

古谷支部長との話に登場した話題の一つが「卒業論文」。本学では、毎年、卒後30周年、40周年、50周年の方々を卒業式にお招きしております。40周年を迎えた古谷さんは、それを機に図書館に保存されていたご自分の卒業論文を返却してもらったそうです。増田四郎先生の指導を受け、ロートレックを素材にして書いた卒論。丁寧に保存されていたとはいえ、紙はセピア色に変わっていました。しかし、インクで書かれた40年前の論文に接したとき、「まるで子どもが返ってきたような気がした、うれしくて涙が出そうになった」そうです。ちなみに、同じ年に経営学部を卒業された奥さんの典子さんは、地域経済における中小企業に関する卒業論文を書かれたようです。時代が変わり、卒業論文を書く学生が減少している昨今、やはりもっと多くの学生が卒業論文にチャレンジする仕組みを考えないと......。そんな気持ちにさせられました。

もう一名、ここで紹介させていただくのは、日本綱引連盟の理事、静岡県綱引連盟理事長をされておられる岡田光正さん。1981年に日本で綱引連盟ができたときに、審判員の要請があったので、気楽な気持ちで応募し、資格を取ったのがこの世界に入ったきっかけだったそうです。「1本の綱を通してメンバーの気持ちが一緒になったとき、最大のけん引力が出て、勝てるのです」。「県内各地の体育指導員や、企業のレクレーション担当者に綱引のルールや審判方法を伝えながら普及したのが、つい昨日のように感じられます」。
焼津市議会議員を務められておられる岡田さんの名刺の裏には、「①綱引きは、ヒーローがいない競技、②全員の力を一つにする競技、③集中力が磨ける競技、④体力づくりになる競技、⑤我慢する力がつく競技、⑥達成感が大きい競技」と、「綱引の魅力」が記されていました。

学びのコンシェルジュ

2014年07月10日

授業、履修、留学など、学びに関することでなにか困ったことにぶつかったとき、あなたはどうしていますか?学習センターに行けば、悩みの多くは解決するはずです。場所は、6号館の2階。ちょうど、キャリアセンターの前にあるのが、学センこと、学習センターなのです。開設されたのは2007年10月のことです。
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入口には、「学習センターは、こんなところです~先輩からのメッセージ」「こんな相談ができます」「学習センターでできること」などの掲示がなされています。まずは、それらをちょっとながめてみましょう。自動ドアを通って中に入りますと、ミネルバ君(ふくろうのぬいぐるみ)、フレンドリーなスタッフ、そして3500冊の「入門書」や「おもしろ本」が皆さんを温かく迎えてくれます。
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では、具体的に、どんなときに利用すればよいのでしょうか。
①ちょっとノート型のPCを使ってみたい ⇒ 窓口で貸し出しています
②友達と話しながら課題に取り組みたい ⇒ 室内の空いたテーブルを自由に活用してください
③ひとりで集中したい ⇒ 奥にある「ひとりで学習スペース」が自由に使えます
④英語・留学について聞きたい ⇒ 月~金の午後は「英語学習アドバイザー」が常駐していて、英語に関することならなんでも相談できます。英会話の練習もできます
⑤授業など、勉強面でわからないことがある ⇒ 相談員の教員に相談できます。わかるまで、何度でも丁寧に教えてもらえますよ。どんなことでも遠慮しないで聞いてみてください。
⑥昼休みのちょっとした時間を有効に使いたい ⇒ 昼休みに、食事を持ち込んで気軽に聞ける講座=「ランチタイム講座」を行っています
⑦ほかの学部の学生たちとも話してみたい ⇒ 「ここに来れば、誰かがいる」という学生の言葉通り、多くの学生にとって、「マイ・リビング・ルーム」になっています
⑧そのほか、だれかのアドバイスがほしいけど、どこに聞いたらよいかわからない ⇒ まずは学習センターの窓口で尋ねてみてください。きっと最適な相談相手を紹介してくれますよ。

ボートレースとバラエティ企画

2014年07月08日

7月6日(日)、埼玉県の戸田公園漕艇場で、第115回水上運動会が行われました。主催したのは、大学祭である葵祭の実行委員会と端艇部です。水上運動会は、1900年に創設された大倉商業学校以来長きにわたって続けられてきた、本学が誇る伝統行事であります。出走するチームの中心は学生チームなのですが、例年、教職員チームも参加して、レースを盛り上げてきました。そして、数年前から卒業生の団体である葵友会支部のチームが加わり、さらに本年度は、新たに父母の会から1チームの参加がありました。学生・教職員・卒業生・父母の会の参加となりますと、まさに「オール東経」のラインナップに近づいたと言えるのではないでしょうか。
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数日前からの予報はあいにくの雨。ところが、ふたを開けてみると、葵祭実行委員会の前田 慧委員長たちの懸命の祈りもあってか、絶好の天候になりました。開会式のあと、28チームによる予選レースが行われ、ベスト16になったチームで決勝トーナメントが実施されました。そして、優勝したのは、去年に引き続いて、葵友会東京城北支部チームでした。
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応援する人にとって、競漕会の魅力はなにかと問われれば、やはり美しいフォームを描きながら前進するボートの美しさを目の当たりにすることだと思います。しかし、スタート地点までボートを移動させるのにかなりの時間がかかりますので、いわば空きの時間が出てしまいます。その時間を活用してセッティングされたのが、「クイズ、ビンゴ、勝者予想」といった三つのバラエティ企画。人前で話をするのは初めてと言いつつも、司会をした学生たちの巧みな話術で、応援席の皆さんも楽しく過ごせたのはないでしょうか。

二度、三度とレースを見る経験をしたにもかかわらず、「縁の下の力持ち」の役割に徹し、一度もレースに参加できなかった人たちがいます。葵祭実行委員会の面々です。願わくば、卒業してからでも構いませんので、皆さんが学生時代のある時期に、その実現のために多くの努力を払った、そして思い出がいっぱい詰まったこの水上運動会を、主催者とはまた異なった立場で思う存分楽しむ機会を持ってください。

また、この行事を知らない多くの学生の皆さん、来年はこの水上運動会に是非とも参加してください!

置いて、開いて、押して、押すと...

2014年07月04日

国分寺キャンパスの5号館は、とても明るい教室棟です。1階から2階につながる階段を上ろうとすると、ガラス越しにミズナラの美しい姿が目に飛び込んできます。それは、センターにある大きな幹、さまざまな方向に伸びている枝、緑のグラディエーションが映える無数の葉が描き上げた大きな絵のようです。
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教室に入ると、まずは「ICカードキー」を所定の位置に置きます。次に、「ブルーレイ、DVD/VHS操作パネル」を開きます。スイッチボタンを押します。そして、後ろを向いて、電動カーテンの「閉」のスイッチを押します。

昨年までE305で行っていた経済学部1年次生向けの「社会経済学入門」でのことです。日本経済の歩みに関するビジュアル教材を見て、感想文を書くというスタイルを授業にとり入れていました。いつも添削をするとともに、4段階で評価点をつけて返却するのですが、学生たちの感想文が、激変するのです。去年の例で言いますと、4月30日に提出してもらったときには、83名のうち、57名が最低レベルのD、23名がC、Bが2名、Aが1名でした。ところが、5月21日には、89名のうち、Dが10名、Cが34名、Bが43名、Aが2名に。さらに、6月11日には、87名のうち、D2名、C26名、B57名、A2名になっています。
では、4月30日と5月21日の間に、なにがあったのでしょうか。感想文・レポートの書き方をまとめた資料を配布し、①タイトル、②ポイント整理、③小見出しの活用、④まとめの言葉といった書くときの留意点を詳しく説明したのです。そうしますと、ほとんど思いついたまま書き連ねていた多くの1年生が、読む人を意識したわかりやすい文章を書くように変わっていくのです。

同じような変化を幾度か経験したいま、確信を持って言うことができます。たとえ1年生でも、学生たちは、意識してわかりやすい文章を書こうと思いさえすれば、たった2~3ケ月のトレーニングで十分に書けるようになると。

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