東京経済大学

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2015年1月

戦後の日本経済史を経済小説で読み解くと

2015年01月28日

戦後における日本経済の流れを経済小説で読み解くと、どうなるのか?それは、かつて『日本経済のドラマ』(東洋経済新報社、2001年)を刊行したときの私のメインテーマでした。あれから15年の歳月が流れました。その間、多くの経済小説が生まれています。2001年以降の作品も視野に入れて同じテーマを追求すると、どのようになるのか? 

そんな課題に向けての努力の一端を披露する機会がありました。それは、欅友会(きょゆうかい)の学習会で講師を務めたからです。同会は、国分寺市と共催している市民大学講座の卒業生によって創設されました。いまも、東京経済大学の教室を舞台にして活動されている生涯学習の会です。
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2015年の学習会は、1月24日から7月18日まで10回行われます。9月から12月は、市民大学講座がありますので、学習会のほうは開催されません。本年最初の学習会の講師は、私でした。講義のテーマは、「戦後日本経済の歩みと経済小説」。200部の資料を準備したのですが、ほぼすべてなくなったようです。
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初めに、経済小説についての説明をしたあと、いよいよ、戦後の日本経済の歩みを概観するなかで、どのような経済小説があるのかについての解説を行いました。まずは、戦後のほぼ70年を、①戦後復興期(1945-55年)、②高度成長期(1955-73年)、③安定成長期(1973―86年)、④バブル期(1986-91年)、⑤バブル崩壊後の不況期(1991―2002年)、現在(2002年以降)というように区分。各時代の特徴を簡単に説明したあと、それぞれの時代を切り取ることができそうな経済小説の作品を紹介していきました。

秀作が集まっているのは、なんと言っても、高度成長期を扱った作品。例えば、産業スパイの世界を描いた梶山季之『黒の試走車』、スーパーマーケットの誕生を扱った城山三郎『価格破壊』、個人商店から総合商社ヘの脱皮の難しさを描いた山崎豊子『不毛地帯』、株屋・相場師から証券会社・証券マンの変化を浮き彫りにした清水一行『小説兜町』などは、古典的な作品として評価されています。堺屋太一『油断!』、本所次郎『夢を喰らう』は、安定成長期を知るうえで、格好の素材です。

現在の時代状況を表している好著も、たくさんあります。過疎化に悩む田舎町の再生を「逆転の発想」で挑む楡周平『プラチナタウン』、地方活性化に真っ向から切り込んだ黒野伸一『限界集落株式会社』、半沢直樹シリーズの第4弾にあたる池井戸潤『銀翼のイカロス』をはじめとする、おもしろい作品が目白押しなのです。

53回目の高等学校卓球大会

2015年01月15日

「浮いたセルロイドの球を思い切り相手コートに打ち込む。軽くガッツポーズ!」
「ユニークなフォームから撃ち込まれたサーブ。なかなか返しきれない」
「慣れない手つき。得点版にポイントを表示していく仕草のぎこちなさ」
「攻撃!攻撃! 生徒を激励する」
「戦っている仲間の一挙一動に、歓声・拍手・笑顔で応じる一団」
「オー、オー、オー。パチ・パチ・パチ・パチ」。テンポの良い掛け声と拍手」
卓球大会での選手・審判・応援団。わたしなりの点描。

1月11日(日)、本学主催で新春恒例の卓球大会となっている「第53回高等学校選抜卓球大会 in 多摩」(毎日新聞多摩総局後援)が開催されました。1962年にスタートしたので、今年は53回目となります。現在の名称になったのは、第50回からのこと。招待高校のエリアを三多摩地域から都内、埼玉、神奈川、それらの隣接地域に広がったのです。
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大会の準備をしたのは、本学の体育会卓球部。男子は秋季関東学生リーグで3部、女子は2部にランクされております。不慣れな仕事で大変苦労したとは思いますが、若い時の苦労は成長の糧でもあるのです。大きな達成感もあったのではないでしょうか。もちろん、OB・OG組織である大倉卓球会が多大な支援をすることによって成り立っていることも忘れてはならないことです。
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参加校は男子の部が44校、女子の部が28校でした。参加者は245名。見事優勝したのは、男子は湘南工大付の小塙祐太さん、女子は淑徳SC高等部の大口茜さん。準優勝は、男子が高木毅さん(川越東)、女子が渡辺美芳さん(淑徳SC高等部)でした。

来年も、多くの参加者が来校されることを期待しております。

体育会年間表彰式

2015年01月14日

1月10日(土)、体育会恒例の平成26年度年間表彰式が行われました。賞には、学長賞(最優秀団体賞)、父母の会会長賞(最優秀個人賞)、体育会会長賞(優秀団体賞)、葵体育会賞(最優秀新人賞)、敢闘団体賞、敢闘個人賞、奨励賞、功労賞、父母の会新人賞、マネジメント賞といった種類があります。
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学長賞を受賞したのは、端艇部でした。同部は、全日本軽量級選手権における男子クォドルプルで優勝したのを手始めに、全日本大学選手権では男子クォドルプル準優勝、男子シングルスカル3位、女子ダブルスカル4位、全日本選手権では男子クォドルプル準優勝など、輝かしい成果を残しました。ちなみに、父母の会会長賞を受賞したのも端艇部の斧澤友寛さん(3年生)でした。彼は、全日本選手権の個人シングルスカルで学生ではトップの記録を残しました。

体育会会長賞を射止めたのは、春季の関東学生リーグ戦で男女とも2部に昇格した卓球部です。同部からは、高橋祐希さん(1年生)が葵体育会賞(最優秀新人賞)、安岡一也さん(4年生)がマネジメント賞を受賞しています。

葵友会賞はソフトテニス部3年の石倉朝海さんと中西麻友さんのペアでした。同部では、ほかにも敢闘団体賞、2年生の中西彩与さんが父母の会新人賞を受けています。
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表彰式が終わりますと、引き続き「体育会 部長・OB・現役懇親会」が行われました。ここでも、受賞者の紹介がなされました。賞状やカップなどを手に持った学生たちの、恥ずかしさと誇らしさが入り混じったすがすがしい表情が印象的でした。来年もまた、多くの学生がこの表彰を一つの目標にして切磋琢磨して頑張ってほしいですね。
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新年交歓会

2015年01月07日

1月5日(月)、2015年の新春を祝う新年交歓会が開かれました。専任教職員のみならず、特任講師、客員教授、受入交換教授、契約職員、嘱託職員、派遣スタッフ、業務委託スタッフ、臨時職員など、学内で働いている多くのスタッフが参加する、新しい年の幕開けを画する行事です。岩本理事長、学長のあいさつのあと、飯村財務担当理事の乾杯の発声とともに、歓談に入りました。

岩本理事長は、主に大学をめぐる状況の厳しさ、国分寺および武蔵村山の両キャンパスの整備状況、5号館と新図書館がグッドデザイン賞をもらったこと、R&I社による格付けが昨年通りのAプラスであったことなどについて話しをされ、教職員が一丸となった協力によって大学の改革に臨んでほしいという形であいさつを締めくくられました。

私のほうからは、第一に、施設(ハード)の整備が行われたので、次の課題はソフトの改革、端的に言えば広い意味での教学改革にあること、第二に、長期的な視野に立って、大学の改革を行っていくために、2015年に教学ビジョンを策定するつもりであること、第三に、やるべきこと、やることができることについては、スピード感を持ってアクションにつなげていくことなどについての話をいたしました。

歓談では、多くのスタッフの皆さんとあいさつを交わし、意見交換を行いました。会場のあちらこちらでは、100名位の方々による懇談の輪が広がっていました。なにか特別なイベントやサプライズが用意されているわけではありませんが、熱心に意見交換をする皆さん方の笑顔を通じて、本学における新しい年の始まりに向けての躍動感を感じさせられたひとときでした。

4月の学長就任とともにスタートしたこの学長ブログ。私なりの目線から大学の行事や出来事を紹介する「東京経済大学案内」のようなものとして受け止めていただいているようです。これからも続けていくつもりですので、ご覧になっていただければ幸いです。

本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

学長ブログ
「進一層」だより