東京経済大学

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2015年3月

学生たちの地域貢献

2015年03月27日

今年もまた、特別授業「学生の地域貢献」の成果報告書が出されました。タイトルは『2014年度特別授業 学生の地域貢献-学生活動報告書』。この特別授業は、2010年度から行われております。受け入れてくださった団体の担当者を前にした活動報告は、2014年12月22日に行われているのですが、それが119頁の冊子の形にまとめられたのです。
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今年度の履修者は11名。昨年度と比較しますと、人数は少なめ。しかし、学生たちが学んだことは実に多いのです。学生たちの声を紹介してみましょう。
「自発的に取り組むことの重要性」
「見ず知らずの人と話すのが苦手な人も、心構えや意識ひとつで変えられる」
「馴れればなんてことはない。要するに向上心があれば大丈夫」
「指示を待つのではなく、自ら指示を仰ぐなど、主体的に行動すること」
「話しが下手でも積極的に話すこと」...。

単位取得に必要な最低条件40時間以上をこなすために参加した活動の種類は、最大5種類。ほとんどの学生が2種類から4種類の活動に参加しております。また、100時間近くも活動をした学生もいたようです。国分寺市という街を愛している人々の意気込み、地域の魅力、地域社会のつながりの強さなどを、活動を通して感じ取ったのではないでしょうか。

受入れ団体は、国分寺市、社会福祉法人 国分寺市社会福祉協議会 / ボランティア活動センターこくぶんじ、こくぶんじ市民討論会実行委員会、国分寺市青年会議所、東京経済大学・国分寺地域連携推進協議会 おもてなし事業、NPO法人 冒険遊び場の会、国分寺国際協会、NPO法人 国障連喫茶、大学通り商店会東栄会、恋ケ窪商店会、ぶんぶんウォーク実行委員会、国分寺モリタテ会、NPO法人 まちづくりサポート国分寺(国分寺市まちづくりセンター)、NPO法人ワーカーズ風ぐるまなど。ご協力くださいました団体の皆さまには、感謝申し上げます。

6回のあいさつ

2015年03月25日

3月23日は、2014年度卒業式の日でした。その日は、10時30分から17時30分の間に、多くの行事がありました。その都度、あいさつをしましたので、全部で6回のあいさつをしたことになります。

1回目は、学長賞授与式。成績優秀者で、各学科の代表として、学長から学位記を直に受け取る学生たちに向けてのものです。「良い成績をとるには、なんでも入念な準備、学ぶときの段取りが必要。そうした努力と工夫を今後に生かしてください!」
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2回目は、卒業式での式辞。東日本大震災の影響で入学式を行えなかった2011年4月入学者の卒業生に向けて、3・11にも触れました。そして、次の日から飛び込んでいくことになる社会での心構えということで、「人との付き合い方」と「仕事への取り組み方」について話しました。あえて、昨年秋の卒業式での内容と同じものにしました。前者では、「好き嫌いという単線的な視点ではダメ。複眼的な視点で、人のいいところを見つけることが大切」。後者では、「仕事のおもしろさは、向こうからやってくるものではなく、自分で作っていくもの!」
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3回目は、卒業後50年、40年、30年同窓生懇親会。「皆さんの心には、かつての懐かしい学び舎の姿があると思いますが、本日見られたキャンパスの一新された姿もまた、心のなかにお留めおきくだされば幸いです!」

4回目は、大学院生卒業祝賀会。「論文を書くために行った、資料を集め、分析し、結論をまとめるという作業は、研究者になるための準備。しかし、企業や組織でも役に立つ、いわば仕事をするときの基本でもある。実社会でも活用していってください!」

5回目は、学部学生の卒業祝賀会。この運営は、学生たちによって行われています。「学びは、今日で終わるわけではなく、これからが始まりです。ご両親にお礼を言うことも忘れずに!」
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6回目は、卒業後50周年同期会。多くの方々のスピーチはもちろんのこと、チアガールサークル「ポップコーン」の演技、中島邦隆さんのアルトサックスの演奏、柳橋師匠の小噺など、盛りだくさんの会でした。「多額の寄付を頂戴し、ありがとうございました。有効に使わせていただきます!」

高大連携教育協定調印式

2015年03月24日

3月20日(金)、都立小平南高等学校の中 洋一校長が教育協定調印式のために来校されました。すでに本学が協定を結んでいる高校は15校。小平南高校は16番目の高大連携校となります。同校は、平成25年度より東京都教育委員会から「重点支援校」「都立高校学力スタンダード推進校」の指定を受け、土曜日授業の実施など、確かな学力の一層の向上を図り、人間力と学力の育成を志向されておられます。

本学からは、私、竹内秀一・教学担当副学長、学生支援会議の副議長であり、小平南高校の学校運営連絡協議会の一員でもある田島博和教授、小林克己学務部長、及川倫子学務課長補佐が出席しました。そして、①高大連携校に対して授業を公開している科目の一覧表や履修案内、②3月17日に18回目を行い、今後は年に1回程度開催したいと考えている「教育交流会」の内容、③出前授業、④2004年に高大連携プロジェクトとして実施し、2005年1月に小冊子にまとめられた『親から子へ 祖父母から孫へ-戦後史の証言』などに関して説明を行いました。
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一方、中校長からは、学校改革に対する「熱い思い」を交えて、大学に対する期待や要望が披露されました。そして、「小平南高校のスクール・ガイドにも明記されている『挑戦 Try new things ! 』」「教員のやっていることを見える形にすることの大切さ」「学ぶことのおもしろさ」「大学についても、知っているようで意外に知られていないところも多い」といった内容について話し合われました。
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前向きな雰囲気の意見交換は非常に楽しいもので、予定の1時間がアッという間に過ぎていきました。

災害支援ボランティアサークルのレスキューズ

2015年03月20日

3月18日(水)、本学の「学生レスキュー隊」が東京消防庁・国分寺消防署長の日下田稔様から表彰されました。その名は「レスキューズ」。1期生がまもなく卒業することもあり、これまでの活動に対して、表彰状が手渡されたのです。表彰式には、15名のメンバーのうち、10名が出席しました。
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レスキューズが結成されたのは、2013年11月のこと。グループのメンバーは、東京消防庁の講習を受けて「災害時支援ボランティア」に登録された者から構成されています。目標は、災害があったときにしっかり活動できるように、十分な知識と技術を持ったボランティア団体にしていくこと。そして、訓練や経験を重ねたうえで、大災害の発生時には、消防庁や避難所に駆けつけて救助活動や傷病者の手当てにあたることです。
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13年12月13日、「都内で消防署と連携する初の学生団体」として全国紙で報道されました。そして、それが契機となり、小泉進次郎内閣府大臣政務官兼復興大臣政務官と歓談する機会を得ています。また、同年3月1日には、東北学院大学で開催された「気仙沼市復興支援インターンプロジェクト活動報告会」では活動を発表しています。

いずれも新聞などで紹介されているのですが、3月18日の表彰式にも 新聞社の取材がありました。そして、翌3月19日、『読売新聞』多摩版と『東京新聞』多摩版に、レスキューズの活動に関する紹介記事が掲載されました。『東京新聞』の記事のなかでは、「東京経済大学は大学サークル活動での災害支援ボランティア発祥の地と言えるだろう」といった、レスキューズをたたえる日下田署長の言葉も紹介されています。

いろいろな経験を積んでいくなかで大人に成長していったプロセスを温かいまなざしで見つめ続けてくださった、指南役でもある国分寺消防署の方々には、私からもお礼の言葉を申し上げたいと思います。
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エベレスト登頂をめざして

2015年03月13日

進一層表彰式が行われた3月11日(水)、もう一つの行事がありました。それは、本学の学生である伊藤伴さんの壮行会です。伊藤さんは、この5月に日本人最年少記録をめざしてエベレストの登頂にチャレンジするのです。本学は、彼のチャレンジを支援するために募金活動を行ってきたこともあって、当日の壮行会につながったのです。

壮行会では、岩本繁理事長が「ワッペン」および「旗」の贈呈を行い、私のほうからは寄付金の目録を贈りました。
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その後に行われた伊藤さんの講演会では、次のような話に言及されました。

登山に興味を持つようになったきっかけは、小学校4年生のときの担任の先生の影響。山登りが大好きで、よく山の話をしてもらいました。その後、アルピニストの近藤謙司さんと知り合い、ますます山の魅力にとりつかれていきました。そして、高校3年生の時にロブチェ・イーストに登ったときに遠望したのが、エベレスト。実にきれいな姿でした。そのとき、エベレスト登頂を決めました。日本人最年少記録を打ち立てたいという気持ちもあってのことです。

予定の登山ルートの説明のみならず、三重構造の靴をはじめ、アイゼン、ピッケル、安全ベルトなど、登山用の用具についても実物を持参しての解説も行われました。順調にいけば、5月7日頃に山頂に到達する予定だそうです。
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これまでも、目標を立て、一歩一歩準備を進めて、確実に実現させてきた伊藤さん。チャレンジ精神とは、「チャレンジしたいという気持ち」だけではなく、「用意周到な準備」とワンセットで、見事に開花する。伊藤さんの話を聞いていると、そのような考えにたどり着かざるをえませんでした。

チャレンジする学生への表彰式

2015年03月12日

本学には、チャレンジする学生に対する表彰制度があります。名づけて、「進一層(しんいっそう)表彰制度」です。それは、学芸、資格取得、課外活動の三つの部門で著しい活躍をした学生に贈られるものです。

3月11日(水)、2014年度の表彰式がありました。緊張のせいか、神妙な顔つきの学生たち。しかし、どことなく誇らしげな雰囲気を漂わせています。「テーマ論文」「紀行」「法科大学院合格」「税理士合格」「体育会分野」「その他の学生活動」といった分野で、受賞者を代表して、7名の学生が壇上に。そして、学長、父母の会副会長の四柳さん、葵友会副会長の新見さんから表彰状と賞金目録などが授与されました。
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ふと蘇ったのは、学生時代の私。思い起こせば、これといった趣味も特技もなく、資格もなく、大きな目標もなかったように思います。あえて言えば、本を読むのが好きというのが、唯一の特徴だったかもしれません。それに対して、受賞した学生たちは、おおむねしっかりとした目標や課題を持って学生生活を送っているように見受けられます。当時の私よりも、はるかに大きなアドバンテージを持っていると思います。どうか、いま追いかけている課題をもっと追求して、なにかをつかんで下さい。
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父母の会副会長の四柳さんは、あいさつのなかで「努力の証は、他人にはなかなか見にくいところがありますが、表彰によって見える形になりました。胸を張って頑張ってください」といった主旨のことを話されました。

葵友会副会長の新見さんは、4年前の大震災当日(2011年3月11日)の経験にも触れながら、過信ではなく、自信を持つことの大切さを語られました。

そして、田島学生委員長は、「あたまと、からだと、こころをすべて活用」して勝ち取った受賞者たちの努力を讃えられました。

安城記念奨学金

2015年03月09日

国家試験や難関資格にチャレンジする本学の学生たちにとって非常に大きな支えとなっている制度があります。それは、安城欽寿様のご寄付によって、2001年度に創設された「安城記念奨学金」です。以来、実に多くの学生たちが、その奨学金を受けて、公認会計士や税理士になり、さらには法科大学院への進学を実現させてきました。安城様は、京セラの元社長。現在は、マイセン磁器のコレクションとして名高い「京都花鳥館」の理事長をされておられます。
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3月4日(水)、2014年度の安城記念奨学金「奨学生証」の授与式が行われました。本年度、見事に奨学生に採用されたのは、9名。選考委員長を務めた陣内良昭教授によると、いずれの学生も「志」が高く、文章の表現力にも知性が感じられたとのこと。
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授与式およびその後の懇談会での安城様のお話は、非常に興味深いものでした。①1960年に本学を卒業されてから京都セラミック(現京セラ)に入社されるまでの経緯、②のちに達成されるのであるが、まだ小規模な会社であった時代に、「将来、必ず世界一をめざす」という社長の言葉にビックリされたこと、③これだけはやりたくないと思っていた「営業をやれ!」と言われたとき、逆に発想を変え、自分に独自な営業スタイルを確立させたこと、④卒業後40周年となる2000年に本学を訪れ、なにがしかの貢献ができればということで、この奨学金制度を始められたこと...。そのほかにも、心に残るお話がいっぱいありました。

それらの話に熱心に聞き入っていた学生たちの今後に期待したい。「あせらず、なまけず、あきらめず」。是非とも初志を貫徹していってほしい。

また、「なにかを行おうとすると、必ず壁にぶつかる。できない理由はいくらでもつけられる。しかし、壁を理由に止めると、発展はない。どのように乗り越えていくのかというように考えてこそ、道が開ける」。そういった主旨のお話に、私自身も大いに勇気づけられたひとときでした。
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「進一層」だより