東京経済大学

MENU

2015年4月

東京経済大学ビフォーアフター物語

2015年04月20日

4月16日(木)、東京都武蔵村山市にある本学のキャンパスで武蔵村山キャンパス整備事業の完了に伴う竣工式(神事、施設見学、直会)がとりおこなわれました。
IMG_3029A.JPG

本学の本部・教室棟、図書館などは、基本的には国分寺キャンパスにあります。それに対して、武蔵村山キャンパス(通称「村山キャンパス」)には、多くの体育施設が集中していると考えていただければよいでしょう。
DSC_3082-1B.jpg

およそ18ケ月前の村山キャンパス。野球場をはじめ、サッカー・ラグビーなどに使われていたメイングラウンドは、いわば「土のグラウンド」でした。いまでは、スポーツの強豪校の多くは「人工芝のグラウンド」で練習しています。「土」と聞いただけで、入部を躊躇する1年生も多くいたようです。

それが、設計・施工業者による「匠の技」によって、見違えるように大変身を遂げたのです。野球場はどうでしょうか? すでに「始球式」のブログでも紹介したのですが、人工芝が敷きつめられ、観客席が設けられ、ホームベースの後方部には、放送室なども設置されているのです。人工芝に覆われたメイングラウンドは、サッカー、ラグビー、アメリカンフットボールなどに活用できるようにラインが整備されています。グラウンドの外側には、くっきりと引かれたトラックで存在感をかもし出しています。
IMG_3129C.JPG _DSC6865-1C2.jpg

IMG_3150D.JPG _DSC6533-1d-2.jpg

そうした大改修の効果でしょうか、村山キャンパスを練習拠点にする各部の新入部員数は、大幅に増えたようです。多くの学生たちによって、装いも新たになった施設に魂が入れられ、体育会の強化やスポーツを通した「考える力」の拡充へと結実していってほしいものだと思っています。また、近隣の人たちにとっても、この村山キャンパスがスポーツの拠点として親しまれていくことを願っております。

もう一つのグリーンレガッタ

2015年04月16日

本学、中央大学、法政大学の三大学ボート部による対抗戦「グリーンレガッタ」が開催されました。場所は、戸田オリンピックボートコース。今年で25回目を迎えます。例年は4月29日に実施されていたのですが、諸般の事情で、本年は4月11日となりました。

当日は、小雨交じりのあいにくの天候。しかし、厳しい冬の練習を乗り切った選手をはじめ、関係者の方々にとってはまさに「待ちに待った瞬間」だったことでしょう。

今年の当番校は本学でした。開会式では、川浦康至 本学端艇部部長による開会の辞に続いて、優勝杯の返還、大会委員長である私のあいさつ、端艇部の河田誠矢 主将による選手宣誓、浅野晴夫 審判長による注意がありました。

レースのメインは、いうまでもなく男女のシングルスカル、男女のダブルスカル、男子舵手付きフォア、女子舵手付きクォドルプル、男子エイト。エイトでは、新艇「ヴィットーリア」(「勝利の女神」という意味)が念願の勝利を収めました。そして本年度も、本学がめでたく総合優勝を果たしました。三連覇となります。
IMG_5628.JPG

ここでは、これまであまり紹介されてこなかったことに触れてみたいと思います。それは、高校招待レースについてです。男女別に2つのレースがありました。高校生のレースといえば、1000メートルで競われています。しかし、グリーンレガッタでは2000メートルとなります。高校生にとっては、まさに「初めての経験」なのです。

6チームが出場した男子舵手付きクォドルプルで優勝したのは、東京都高校生選抜。選抜チームなので、「前日初めて出会って一緒に練習」しただけの、いわば「急造チーム」のようでした。また、「2000メートルは未経験なのに、どのようにしてペース配分をしたの?」という私の質問には、「大学生による2000メートルのレースをケータイで撮影して学んだ」という答えが返ってきました。いまどきの練習方法に、ビックリしてしまいました。なかには、「2000メートルのほうが楽しかった」という声もありました。未知の領域に初めて踏み込んだ高校生の健闘ぶりに、大いに心が揺さぶられました!

高校招待レースで感銘を受けたのは、高校生たちの応援ぶりです。応援のやり方は二つ。ひとつは、漕いでいるボートと並んで、川沿いの道路上を一緒に走りながら。もうひとつは、自転車に乗って、やはり走りながら大声で声援を送るというもの。なかには、メガホン片手の高校生も。
IMG_2844.JPG

漕ぎ手と応援部隊の心が、2000メートルという長い距離をもろともせず共振し続けていたのかもしれません。

西武信用金庫様との連携協定

2015年04月15日

4月8日(水)、本学と西武信用金庫様との間で、包括的連携・協力に関する協定書の調印式が行われました。同信用金庫からは、落合寛司 理事長をはじめ、高橋一朗 常勤理事、鈴木優輝 業務推進企画部推進役、岩崎良雄 西国分寺支店長の4名が来校されました。本学側からは、福士正博 副学長、尾崎寛直 地域連携センター運営委員長などが出席しました。また、取材のために参列された朝日新聞社、日刊工業新聞社、日本金融通信社の記者や金融経済新聞社の編集長から多くの質問が投げかけられました。
IMG_5500.JPG

調印式の模様は、すでに4月9日付の『日刊工業新聞』や4月11日付けの『朝日新聞』多摩版などで紹介されております。

協定の目的は、持続的な地域社会の発展や地域の活性化への貢献です。地域の活性化は、いまや国民的な課題ですが、解決策の模索には、それぞれの地域に固有な事情を勘案することが求められます。その意味では、金融力はもちろんのこと、ネットワーク力、コーディネート力、コンサルティング力などを持っておられる同信用金庫の役割には大きいものがあります。①ビジネスフェアfrom TAMA、②東京発!物産・逸品見本市、③産学連携、④事業支援、⑤東京イノベーションフォーラム、⑥事業継承支援、⑦海外展開サポートなど、実に幅の広い活動を展開されておられます。われわれといたしましても、それらの力に、本学の研究力と学生力を加味して、なにか新しいことを生み出していければと思っております。

落合理事長からは、地域の壁を越えた顧客ニーズのマッチング、海外に進出した企業に対するサポートの実態など、興味深いお話をたくさん伺うことができました。前向きなお話の数々に、大いに刺激を受けた次第です。
IMG_5513.JPG

始球式

2015年04月07日

小学生のころ、近所の遊び仲間とよく草野球を楽しみました。凸凹だらけで、草がぼうぼうの空き地を勝手に「野球場」と称して、暗くなるまで飛び回っていました。父に買ってもらったグローブに毎日のようにオイルをぬり、ボール(軟球)を何度もグローブで受け止め、手になじむようにしたものでした...。

あのころから半世紀以上の歳月が流れました。その間、ソフトボールのゲームをしたことは数回ありましたが、グローブとは無縁の生活でした。だから、野球のグローブを手にしたのは、それこそ何十年ぶりのこと。しかも、手に持ったボールは、生まれて初めての硬球。ホームベースの後ろにいるキャッチャーめがけて思い切り投げましたが...。
DSC_0283.jpg

4月5日(日)、武蔵村山にある新しい「野球場」でのことでした。人工芝で覆われた、すべてがまっさらのグラウンド。12時からの「落成式」では、福田始 OB会長、私、橋谷弘 部長などが挨拶を行ったあと、新球場での最初の試合が始まりました。相手は、明治安田生命硬式野球部。試合に先立って行われた始球式において、私、OB会長、球援会会長の三名がボールを投げたのです。

試合は、1対3で負けでした。しかし、多くの方々の声援のもと、部員たちの魂は、新球場にしっかりと吹き込まれたのではないでしょうか。大橋寿一監督に率いられる硬式野球部の今後の活躍を期待しております。練習相手になっていただいた明治安田生命硬式野球部の関係者の皆様にはお礼を申し上げます。

入学式2015

2015年04月06日

4月1日、春色に染められた桜の並木道を通って、新入生とご家族の方々が会場となる100周年記念館のほうに進んでいきます。今年もまた、多くの新入生を迎えることができました。学長としては二度目の式辞です。内容は、次のようなものでした。
DSCN0296.JPG

IMG_2391s.JPG

====== 式辞要旨 ======

本日は、新入生の皆さんが大学での学びをスタートさせる記念すべき日です。そこで、「これまでとは違う、大学での学びを通して得られる人生観」というテーマで、一つの具体的な例をお話ししたいと思います。

皆さんはこれまで、「大学をどこにするのか」「どの学部にするのか」といったように、選ぶということで、ずいぶん苦労されたのではないでしょうか。選択肢の多さに戸惑い、嫌だなあと感じている人がおられるかもしれません。実際のところ、「多くの選択肢のなかから、なにか一つを選ぶ」というのは、大変つらい作業だと思います。

ここに、「歴史から学ぶ」という考えを入れてみましょう。

人類の歴史はおよそ700万年。そのうち、99.9%の時代にあって、人々は、食糧不足・飢餓に対する不安のなかで生きていました。「選べる」ということがほとんどない時代でした。中世になっても、ヨーロッパで農民たちが一生の間に経験できる平均的な距離はたった24キロだったといわれております。

どうでしょうか? 好きな職業を選び、好きな趣味を見つけ、好きな人と結婚し、好きなところに住めることなど、「夢のまた夢」だったのです。そのように「選べなかった時代」の存在を知ることによって、「選べないことの辛さ」、と同時に「選べることのありがたさ」を、身をもって感じ取れるのはないでしょうか!

普通の人々が自分の人生を自由に選べるようになったのは、それほど古い時代ではありません。それは「豊かな社会」の実現によって全面的に可能になったからです。日本で言いますと、まだ数十年くらい前のことでしかありません。

いま、皆さんは、「自分で自分の歩む道を決めることができる」という意味において、まさに「人生の主人公」ということができます。

しかしながら、「人生の主人公」になることは、当然のことながら、責任を伴います。また、的確な判断をするためには、自分を知り、世の中の動きを理解し、社会を知ることが必要になります。常識やマナーも大切です。いずれも、選ぶための準備、「人生の主人公」として生き抜いていくための準備なのです。そして、そうした条件を整えるのが、「大学での学び」ということになります。

東京経済大学は、皆さんがこれから自分の意思でもって生きていくための準備をする場です。「人生の主人公」である皆さん! どうぞ有意義な大学時代を築き上げていってください。本学は、そんな皆さんを全力でサポートしていきます。

1年間で109回+77回+26,344名!

2015年04月03日

昨年の4月に学長に就任してから早くも1年が経過しました。「109回」とは、さまざまな行事・会合でのあいさつ・スピーチの回数です。一番多かった持ち時間は、5分程度というもの。あくまでも自分の経験値にすぎませんが、これだと、テーマは一つ、字数では千字が基準になります。

基本的には、話の流れを暗記してから臨むことを心がけています。ただ、多忙を極め、十分な時間を取れなくなったこともあり、ある時期から原稿を書類入れに挟んでおき、時折それを援用するというスタイルを併用するようになりました。そのようにしたもう一つの理由は、あらかじめ決められた時間をできる限り守るためです。というのは、おおまかなストーリーだけだと、どうしても長くなってしまいがちになるからです。

次の「77回」は、学長ブログの更新回数です。「第一に、思ったこと・感じたことをとにかく残しておく、第二に、多くの人に本学の動きを知っていただく」。そのような願いでスタートさせたのが、このブログです。休日の大部分が原稿の作成で費やされることもしばしばです。しかし、せっかく始めたのですから、できる限り継続していきたいと考えております。

では、どのくらいの方に訪問していただいているのでしょうか?これまでにも、いろいろな会合などで、「ブログを見ていますよ」という声を何度かお聞きしていたのですが、実際の訪問者数は年度末になるまでは知りませんでした。「2万6344名」というのが、1年間の訪問者数のようです。私自身も少し驚きの数字です。それだけの方に見ていただいているとなると、やっぱり止められなくなってしまいますね。

広報課の皆さん、これからもお世話になりますが、よろしくお願いします。

多摩信用金庫様とのコラボレーション

2015年04月01日

多摩信用金庫様と本学が連携協定を締結したのは、14年10月27日のこと。協定につながる契機となったのは、同年7月に共同で開催したシンポジウムです。そのベースは、本学経営学部の山本聡専任講師(2015年4月1日より准教授)が行った多摩地域の中小企業に関する研究調査でした。

その後、経営学部で講演会が4回、留学生を対象にした企業見学会が3回実施されました。いずれも、多摩信用金庫様の献身的なご協力があったからこその企画です。関係者の皆様には、この場を借りまして、改めてお礼を申し上げます。

そのようなコラボレーションをさらに進めたのが、3月27日に実施された共同シンポジウム。テーマは、「多摩の中小企業の知られざる国際化と経営者の姿」。日本の人口が減少していくという将来予測のなかで、日本企業の国際化は、まさに国家的・国民的な課題になっております。国内のマーケットは縮小していくことが予想されますが、逆に、海外、とりわけアジア市場はむしろこれから大きく拡大していきます。たとえば、自動車について言えば、かつてアメリカ、ヨーロッパ・日本を舞台にしたモータリゼ-ションがありました。ところが、今後は、新興国を主要な舞台に、かつてよりも数倍大きい規模でモータリゼーションが起こるだろうと予測されています。

そのようなことから、企業の海外事業展開は、今後一層有力な選択肢となっていくと言えます。当然、そのための準備は入念に行う必要があります。経営者の意思決定や支援機関のサポートなどに切り込んでいく当日のシンポジウムは、まさにタイムリーであるとともに、非常に重要な点をカバーするものでした。
tamasinblog1.JPG

シンポジウムは、3部構成となっていました。第一部は、経済産業省経済産業政策局地域経済産業グループ 地域政策研究官の細谷祐二様による基調講演「グローバルニッチトップ企業とそれを中心とする新しい連携の動き」。第二部は「多摩の中小企業の知られざる国際化と経営者の姿」と題して、コーディネーターを務められた山本講師、株式会社ハイメックス代表取締役の中島俊英様、株式会社カオルコーポレーション取締役の文字山智司様、多摩信用金庫国際部部長の福島清様による4つの報告がありました。第三部では、「地域連携に求められる新たな役割」というテーマで、経営学部の加藤みどり教授と柴田高教授および山本ゼミの学生が報告を行いました。
tamasinblog3.JPG

tamasinblog5.JPG

tamasinblog7.JPG

いずれのセクションも、それぞれのテーマについての「既成観念」や「常識的な理解」の説明から話をスタートさせ、新しい視点・切り口を提供するものとなっており、内容的にも興味深いものでした。

学長ブログ
「進一層」だより