東京経済大学

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2015年5月

卒業生、大学生協、シニア

2015年05月25日

学長に就任してから1年間に行った「あいさつ」は109回に達しています。1日に複数回のあいさつをすることもまれではありません。5月23日(土)は、3回のあいさつがありました。

一番目は、葵友会武蔵野支部の懇親会。「目に見える変化」という切り口で、「卒業生」にも関心を持ってもらえそうな改革・改善プランを二つほど紹介しました。一つは、この8月末に開設予定の「グローバルラウンジ」(仮称)。いま正式名を公募しているところです。活動内容については、現在、最終的な詰めの作業に入っておりますが、英語や中国語といった外国語だけで交流するスペースとイメージしてください。もう一つは、卒業生のビジネスをネットで紹介するという企画です。こちらのほうは、秋の開設に向けて、校友センターと葵友会で実施案を検討していただいております。

二番目は、生活協同組合連合会大学生活協同組合東京事業連合の年次総会。話としては、「本学のプロフィール」→「大学生協の役割と本学における生協の最近の取り組み」→「人口減少社会の到来のなかで、組織が生き残り、存在感を高めていくための三つの手法」→「大学と大学生協とのコラボレーションの必要性」といった流れで組み立てました。最近の活動事例として、①父母の会とのコラボ企画でもある「100円朝食」、②各種のパーティの実施、③教員とのコラボ企画という三つを紹介したのですが、三つのうち二つには、「コラボ」というキーワードがしっかりと盛り込まれております。

三番目は、欅友会の年に1回の懇親会。出席者の圧倒的多数は、学ぶ気持ちを大切にされている「シニア」のみなさん。そこで、『欅友会会報』の5月号に掲載されている特別企画「私の戦後70年」を糸口にして、話を構成しました。戦後70年の変化は、人類史においても非常に大きな変化・大転換であること、シニアの皆さんは、そうした経験を目の当たりにできた稀有な世代であること。そのあたりがポイントです。具体的には、「『貧しい社会』」から『豊かな社会』への転換」→「『豊かな社会』が実現することによって生じる新たな悩みや不安」→「それに対する対処法」→「欅友会で行っている『学び』の意義」→「欅友会への期待」というストーリーでした。
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「読書+スピーチ」の会

2015年05月19日

5月11日(月)、図書館一階のブラウジングスペースで、読書会を行いました。今回のお題本は、原田マハ『本日は、お日柄もよく』(徳間文庫、2013年)。出席者は、学生5名、教員2名でした。私にとっては、2回目の読書会になります。今回は、出席者の許可を得て、図書館サポーターが撮影しました。読書会の一部は映像でも残されることになりました。
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『本日は、お日柄もよく』は、スピーチライターという日本ではあまりなじみのない「お仕事」を扱った小説です。人前で話すことなど、まったく苦手なOLの二ノ宮こと葉の成長物語を楽しみながら、スピーチの極意を学んでいくことができる点が、この本の特色なのです。

私のほうからは、一番印象に残っている文章・シーンや読後感について質問しました。それに対して、参加者の皆さんから、いろいろな意見が出されました。印象に残った文章を紹介してみましょう。
「困難に向かい合ったとき、もうだめだ、と思ったとき、想像してみるといい。三時間後の君、涙がとまっている。24時間後の君、涙は乾いている。二日後の君、顔を上げている。三日後の君、歩き出している」
「聞くこととは、話すことよりもずっとエネルギーがいる。だけど、その分、話すための勇気を得られるんだ」
「どんなに一生懸命書いても読んでも、広く一般に受け入れられない限り、言葉の効力って限定的なもんだろ」
「お嬢様で天然だとばかり思っていた私の友人は、聡明で、思いやりの深い、気が利く女性だったのだ」...

後半は、今回もまた、3分間スピーチを実際にやってもらいました。「スピーチにチャレンジ」というタイトルの2014年11月5日のブログで紹介したことを再現したことになります。読書会でスピーチの練習をするのはどうかという不安感もあったのですが、読書会の終了時に書いてもらった次のような感想から伝わってくるところから判断すると、おおむね好評だったようです。

「苦手な人前での話を、率直な意見を言っていただきながら練習できたので、とてもありがたい経験でした」
「実際にスピーチの練習をすることで、自分に何が足りないのかが分かった」
「本を中心におき、実践でのスピーチに落とし込んだことが良かった」
「後半のスピーチ大会楽しいです。本の題材から応用編に移ったのもよかった」

父母の会役員総会

2015年05月11日

5月11日(土)、父母の会の役員総会が開催されました。場所は、新緑の木々に囲まれた「大倉喜八郎 進一層館」の1階ホールです。役員総会は、昨年度の事業報告や決算報告を承認してもらい、新年度の事業計画と予算について審議するための会議です。出席者の紹介、佐藤昇会長と私のあいさつに続いて、2014年度の事業報告が行われました。父母の会によるさまざまな支援が、学生支援のなかでも非常に重要な役割を果たしていることを改めて感じさせられました。
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講演会は三つありました。一つ目は、14年4月1日の入学式の後に実施された、浜野忠司教授による「数学のススメ」と題する講演会。二つ目は、11月15日の就職懇談会での講演です。講演者はダイヤモンド・ビッグアンドリード 大学事業課の富所徳二さん。テーマは、「就活は親子で伴走する初マラソン」でした。そして、三つ目は、同じ11日の午後に開催された、日本オリンピック委員会理事の福井烈さんによる講演「トップを目指すことの素晴らしさ」でした。

支部活動のメインは、なんといっても、6月7日から7月20日までに行われた支部懇談会です。昨年度は、全国44支部33会場で開かれ、総出席者数は575名でした。また、年3回発行の『父母の会ニュース』では、毎回、大学の近況、各部署からのお知らせ、サークル・ゼミ紹介、支部長からの一言などが掲載されております。

学生支援に関しては、学生たちの優れた活動を表彰する「進一層表彰」、課外活動に対する援助のほか、留学生によるスピーチコンテストでの表彰、100円朝食、地域別学生交流会、学内プランターの植替えといった支援も。

会員交流企画として行われたミュージカルと懇親会には、204名の参加がありました。

2014年度の報告が前半としますと、後半では15年度の事業計画や予算についての審議が行われたあと、懇親会に移りました。そこでは、ご父母のみなさんのスピーチも披露されました。言葉の端々から、お子さんを案ずる親御さんの気持ちが伝わってきました。
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原田マハ9選

2015年05月01日

図書館1階のブックウォール。その一角に、学長推薦による「原田マハが描く 色んな女性の生き方、働き方」と銘打った展示コーナーが開設されています。「生き方と仕事について考える」シリーズとしては、第2弾の企画になります。

第1弾は、2014年8月21日のブログ「二つの推薦書コーナー」で紹介しました。そこでは、経済小説・お仕事小説を中心とした59冊を展示いたしました。展示期間中の貸出しは239回。貸出率は405%に達しました。平均しますと、1冊あたり4回の貸出しがあったことになります。新館開架の貸出率と比較してみますと、極めて高い貸出率となっています。

私自身で決めている推薦基準は、単に「おもしろいので、読んでほしいと思っている本」というだけではありません。「あまり読書に慣れ親しんでいない学生の目線で、おもしろくかつ楽しみながら読める本」というものです。

今回の9冊の本も、そのような基準で選びました。
・『風のマジム』...南大東島を舞台にサトウキビでラム酒を作るという夢を実現させる話
・『奇跡の人』...三重苦の幼い少女の開花させるための壮絶な教育とは!
・『キネマの神様』...映画大好きな、主人公の父親の映画ブログが巻き起こした旋風を描
くなかで映画の魅力が余すところなく浮き彫りにされている
・『総理の夫』...史上初の女性総理に就任した女性の活躍を夫の目線から描いている
・『旅屋おかえり』...旅番組で活躍したタレントが始めた「旅の代行業」を通して知る旅の楽しみ方
・『本日は、お日柄もよく』...「スピーチは苦手」と思っている人の必読書
・『まぐだら屋のマリア』...失意の男性が最果ての地で見つけた食堂で「心が喜ぶ料理」に触れ、「生きていく意欲」を再発見
・『楽園のカンヴァス』...アンリ・ルソーの代表作『夢』が素材。その絵に隠された秘密と、16年の歳月を超えた男女の心のつながり
・『ランウェイ・ビート』...オシャレな転校生の出現で、高校生がファッション・ブランドを立ち上げていく青春ドラマ
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いずれも、等身大の学生目線でさまざまな仕事(ラム酒づくり、教育者、映画界、総理大臣、「旅の代行業」、スピーチ・ライター、食堂、キュレーター、ファッション界)と生き方を学べる「貴重でおもしろさに満ちた」作品です。あなたに読まれることを待ち望んでいるのです。

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