東京経済大学

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2015年9月

第34回市民大学講座

2015年09月29日

9月26日(土)、34回目となる市民大学講座がスタートしました。今年のテーマは、「現代社会を考える2015」。これまでに申し込みのあった参加者は178名。

国分寺市教育委員会との共催で行っているものですので、開講式では、井澤邦夫・国分寺市長、富山謙一・国分寺市教育委員会委員長、手塚 眞・東京経済大学生涯学習推進委員会委員長と私の四名があいさつをいたしました。また、進行役を務めた本学の小松博之・総合企画部長からは、松井敏夫・国分寺市教育長、「会計情報はなにを教えてくれるのか」というテーマで、第1回の講義に臨まれた板橋雄大・本学経営学部専任講師の紹介も行われました。

昨年度は、国分寺市にとって市制施行50周年という記念すべき年でした。今年度は、「ペンシル・ロケット60周年」を前面に出して、市の存在感を高めていきたいという、井澤市長のお話のなかからは、トップとして意気込みをうかがい知ることができました。
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私の方は、あいさつのテーマを「大学とは大きな視点で学ぶ場なり」といたしました。以下に、その一部を紹介しましょう。
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...最近、いろんなところで、日本の経済や社会の将来についての不安や懸念が取り上げられております。そして、どちらかと言いますと、多くの人がネガティブな考え方に陥ってしまうことが増えているように感じられます。しかし、「700万年という人類の歴史」という「大きな視点」でいまの時代を見ていくと、いったいどうなるのでしょうか? 

700万年のうち、99.9%以上の時代にあって、人々の生活は、食糧不足や飢餓、戦争、病気の連続でした。いつ死ぬかわからないというのが、あたりまえの現象だったわけです。ちなみに、縄文時代の日本人の平均寿命は15歳ぐらいだったと推定されています。

過去の時代には、現代人が想像さえできないほど、たくさんの困難がありました。また、選ぶという行為が許されなかった時代でした。好きな職業を選ぶ、好きな趣味を見つける、好きな人と結婚する、好きなところに住んだり、行ったりできる。いずれも夢物語だったのです。

もちろん、今の時代にもたくさんの問題があります。バラ色というわけでもありません。
しかし、歴史というフィルターを通して、いまを見ていきますと、また違った世界が広がっていくのではないでしょうか! 「選べないことの辛さ」を知ることで、「選べることのありがたさ」「自分で自分の人生を決めていけることのありがたさ」も認識することができるのではないでしょうか!
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2015年度9月期卒業式

2015年09月18日

9月15日(火)、進一層館のホールで9月期卒業式が行われました。学位記授与対象者は学部生と大学院生の合計で88名。昨年度は、学長が全員に学位記を手渡したのですが、今年は学部生については学部長が手渡し、院生については学長が授与する形に変更になりました。
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卒業式とは、それまでに大学・大学院で学んだことを振り返るとともに、「社会への旅立ち」を意味します。働き始めますと、誰しもいろいろな悩みに直面するわけですが、そうした悩みに直面したときにどのように対応すればよいのでしょうか? そこで、私は、式辞として二つの話をいたしました。
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一つ目は、悩みや不安に直面したときに、なにが悩みなのかを自分で書きだしてみるこ
とです。漠然と思い描くだけでは先には進めません。書くことによって、思わぬ解決策が発見されることがありますし、人に相談することもできるようになるのです。

二つ目は、「働き甲斐」をどのようにして見出すのかという課題と遭遇するとき、それを
自分だけのレベルで考えないでほしいことです。といいますのは、その答えは、ほかの人との関わりのなかで確認できることが多いからです。人に頼りにされる。感謝される。そうしたことで得られる充実感・満足感こそが、生きがいや働き甲斐の実感につながっていきます。

式の終了後、軽食が用意され、懇談会が行われました。卒業生・修了生・ご父母・教職員が参加。隣にいた学生たちと会話が弾みました。
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懇談会でのシーンを一つだけ紹介しますと、「社会で働くとき、気をつけたらよいことはなんですか?」という質問。「なにをすべきかをいつもポイントに分けて書き出すことかな! そういうことを通して、物事を仕分けして考える習慣ができれば、仕事力も上がる」と私。うなずいたのは、現代法学部の学生二名と経済学部の学生一名。現代法学部の学生は、同じ学部だったにもかかわらず、これまで話したことがなかった様子。別れる前にケータイ電話の番号を交換していました。卒業式に初めて話をしたお二人さん。これから長く付き合える友人になるといいですね!

ようおいでたなもし

2015年09月16日

9月10日(木)と11日(金)、愛媛県松山市に行ってきました。「おもてなし日本一のまち」をめざしている松山のキャッチフレーズは「ようおいでたなもし」(「ようこそいらっしゃいました」の意味)。その松山にある松山大学文京キャンパスで、松山大学、大阪経済大学、本学の間で行われている三大学交流の行事があったからです。

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1日目は、三大学のソフトテニス部による試合が御幸グラウンドのテニスコートで行われました。優勝したのは、男女とも本学でした。新入生歓迎実行委員会の学生同士の交流もありました。こちらのほうは、リーダースキャンプのため、大阪経済大学のメンバーは不参加。二大学間での実施となりました。本学の5名は大変刺激を受けたようです。午後7時ころからは、アルコールなしでの懇親会が学生食堂で始まりました。学生たちの歓声がお開きの瞬間まで途切れることなく続いていました。余興で披露された松山大学落語研究部の「漫才」もなかなかの腕前でした。終了後、教職員は場所を移しての交流会が行われました。すでに面識のあるメンバーが多いこともあって、大学運営全般にわたって、突っ込んだ意見交換が行われました。

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2日目の学長懇談会では、スポーツ支援、学生支援についての情報交換会が行われました。こちらの会も充実した内容で、参考にしていきたい話の連続でした。

松山空港からJR松山駅への移動はバスだったのですが、駅から松山大学へは、往復とも市内電車を利用しました。一度乗ってみたいと思っていたものです。市街地の建物の間を縫って、どことなく悠然と走行する姿は、非常に魅力的でした。運転手兼車掌さんの行動にも温かみを感じざるをえませんでした。ベビーカーを持った乗客が降りる際には、ベビーカーを駅のホームまで降ろす。あるいはベビーカーに赤ちゃんを乗せた女性が駅のホームで待っているときには、車内までベビーカーを乗せる。そのような行為がごく自然になされていたのです。「ようおいでたなもし」の精神が日常的に発揮されているのかもしれませんね。

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2日目の最後に行われた閉会式で、松山大学の学生委員の教員があいさつされたのですが、そのなかでも市内電車の話が登場しました。本学のソフトテニス部の学生が、乗ってこられたお年寄りにごく自然に席を譲っている光景を見て、とてもすがすがしい気持ちになったというお話でした...。

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