東京経済大学

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2015年10月

第116回葵祭の朝と夕

2015年10月31日

10月30日(金)、今年もまた、大学祭が開催されました。正門では、今年のキャッチフレーズ「いろはにほれたよ、葵祭」という言葉を掲げたバルーンの「臨時門」が、来場者を迎えてくれます。私がその門をくぐったのは、朝の8時40分。が、学内は予想以上に多くの学生たちが忙しそうに準備をしています。どの学生も、笑顔を欠かさないようで、楽しそうな雰囲気を醸し出しています。キャンパスマップ、企画のポスターボード、佐野ひなこさんと武井 壮さんのトークショーの案内、模擬店店舗の一覧・場所、協賛企業のリストなどが紹介されています。いずれも手作り感が! というのも、本学の大学祭は基本的に葵祭実行委員会の学生たちによる「手作りの大学祭」なのです。
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9時にステージで開会式がありました。そこでは、私、学生委員長、学生会の代表者が挨拶をしました。いずれも、楽しくて、有意義な大学祭になることを願ってのものでした。そして、来賓の紹介のあと、実行委員長の濱家悠大さんの言葉がありました。堂々とした挨拶が終了すると、大きな合図とともにたくさんの風船が空に舞い上がって行きました。
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午後5時30分、朝とは異なったもう一つの光景がありました。すでに夜のとばりが下りています。葵祭と書かれた、たくさんのちょうちんによる淡い明りが模擬店や通行路を照らしています。図書館と6号館・5号館に囲まれた空間に設置されたステージ。カラフルな丸いライトがテンポ良く歌い続ける6人の学生たちを照らしています。彼らのハイテンポな歌声が響き渡っています。そして、ステージを見つめる多くの学生たちのさまざまな表情を、図書館のライトがやさしく包んでいました。
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ふと、学生時代に大学祭で模擬店「おでんや」をやったときのことを思い出しました。赤字覚悟で試みた模擬店。はたして客が来るのか来ないのかという不安を胸に待機していた私と同じサークルの仲間たち。最初のお客さんがやってきて、注文を聞いたとき、その方が、まるで「神様」のように見えたものでした...! 将来のことなど、なにも見通せなかった。その日その日を漫然と過ごしていた。そんな日々でした。

3つのイベント

2015年10月27日

10月24日(土)、本学で開催された3つのイベントに出席しました。

最初のイベントは、平成27年度依光会総会でした。依光会とは、故依光名誉教授の教えを受けた卒業生の集まりで、毎年会合を持たれています。当日の出席者は昭和33年卒から60年卒までで56名。配布資料に46名の欠席者の近況報告まで盛り込まれていたことには、感服させられました。この会では、毎年、本学の教員が講演会を行っています。今年は、私に御鉢が回ってきたのです。大学の近況を少しお話した後、「経済小説のおもしろさ」というテーマで1時間ほど話をいたしました。

二番目のイベントは、本学の学術研究センターと災害復興研究所が主催する「学術フォーラム2015」。テーマは、「災害避難と帰還 避難指示解除10年を迎える三宅島の復興から考える」です。2000年夏の雄山の大噴火に伴って発生した全島避難と4年5ケ月後に始まった帰島という難事業に真正面から立ち向かわれた前三宅島村長の平野祐康さん、三宅村商工会指導担当課長の村上康さん、大成建設にお勤めで元東京都帰島支援対策本部部長の竹内直佐さんが、パネラーを引き受けてくださいました。冒頭で、挨拶をいたしました。

三番目のイベントは、神戸大学大学院理学研究科の巽 好幸教授による講演会でした。主催者は、大倉喜八郎記念東京経済大学学術芸術振興会。テーマは、「日本列島の地下で何が起こっているのか? 日本人であるということ」です。世界一の「地震大国」「火山大国」である日本で、地震や火山噴火が頻発する理由などが、とてもわかりやすい言葉で解説されました。また、もし起これば、日本を喪失させるかもしれないという「巨大カルデラ噴火」や、火山・地震活動によってもたらされる「恩恵」についても語られました。
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二番目は社会科学系のシンポジウムであったのに対して、三番目は、自然科学系の講演会でした。そうした違いがあるものの、いずれも火山に関わるテーマが掲げられていました。両方に参加された方も、多くおられたことと思います。ただ、諸般の事情でやむを得なかったのではないかと推測しておりますが、重なる時間帯ができてしまったのは悔やまれるところです。ともあれ、大学としては、二つの視点で火山についての実に興味深い知識と情報を発信できた一日となりました。

簿記・会計を学んで60年

2015年10月09日

10月3日(土)、都内のアルカディア市ケ谷において、税法研究会の創立60周年記念式典が挙行されました。出席者の中核は、昭和38年卒から平成26年卒までの実に幅広い卒業生。それに現役学生が加わり、170名以上に及びました。
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記念式典の実行委員長を務められたのは、年配者というのではなく、どちらかというと若手の部類に属する昭和62年卒の小宮山学さんでした。そのあたりには、若い世代を取り込んでいこうという会の意向が反映しているのかもしれません。

周年行事というのは、これまでの歴史を振り返る、貢献した人に思いをはせる、そうした機会であります。そして、同時に、今後にむけての決意を新たにする機会でもあると思います。その意味でも、この4月に同研究会の顧問に就任された板橋雄大専任講師の言葉は大いに余韻を残すものとなりました。

というのも、「税を知る若者をできる限りたくさん育てたい。それは、個々人の幸せにつながるだけではなく、社会のニーズに応えるもの」という主旨の力強い言葉には、税法研究会の過去と未来が集約されているように感じたからです。

では、「個々人の幸せ」(=「学生たちの人生設計」)と「社会のニーズへの対応」をマッチさせる具体的なプランには、どのようなものがあるのでしょうか? いろいろな可能性があるでしょう。税法研究会の皆さんには、そうした道を追究してほしいと思います。

ただ、その点について私も少し考えてみました。そこで、僭越であることは十分承知しているのですが、私見を述べさせていただきます。なぜならば、当日出席されたある卒業生との意見交換に大いに刺激を受けたからです。それは、彼のいまの仕事はシステム関係なのですが、彼の簿記や会計の知識が大いに重宝されているという話でした。

実は、会計・簿記の得意な人で、さらにもう一つ特定の分野に秀でた力を持っている人となると、それほど多くはないのです。つまり、簿記・会計を得意とする人でも、ITや英語も得意という人は非常に限られてしまうのです。いまの時代、組み合わせ方は、いろいろあるかもしれません。簿記・会計+IT、簿記・会計+英語、スポーツ+ITといったように、二つの分野で得意なものを鍛え上げるのは、大学時代の有意な過ごし方になるのではないでしょうか。

ところで、本学における税法研究会のイメージは、きわめて良好です。簿記の取得に向けてまじめに取り組んでいるサークル、先輩と後輩の仲がとっても良いサークル、税理士や公認会計士はもとより多くの実直な卒業生を輩出してきたサークル、本学の職員に何人もの卒業生を出しているサークル。そのようなイメージでしょうか。これからも、文化会の模範として大いにご活躍いただきたいと思います。

会場全体にうねりを感じさせられるほど、熱気にあふれた歓談がお開きの時間まで行われました。ふとあるテーブルの上に目をやると、創立40周年記念式典の際の写真が置かれていました。そこには、20年分だけ若い出席者の姿が...。
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英語、イタリア語、韓国語が飛びかいました

2015年10月07日

10月1日(木)のことです。それは、ベトナム・アメリカ・タイから国立音楽大学にやってきた留学生と本学留学生たちによる生演奏から始まりました。「グローバルラウンジ コトパティオ」(6号館2階)が正式にオープンし、そのオープニング・セレモニーが開催されたのです。コトパティオとは、「日本語以外の言葉を使って交流する場」として構想されています。
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オビナタ・ミホ国際交流課長の英語による「開会のあいさつ」を経て、マイクを持った私のスピーチはイタリア語でした。「ボンジョルノ。ヴォッレイ リングラツィアーレ ア トゥッティ イ パルテチパンティ アッラ チェレモーニア ディ アペルトゥーラ デル サロット インテルナツィオナーレ デノミナート コトパティオ...」(こんにちは。グローバルラウンジ コトパティオのオープニング・セレモニーに参加してくださった皆さんにお礼を申し上げます...)」といった具合です。このラウンジが、本学における外国語の習得の場所のみならず、多くの交流・友情のセンターになってほしいという願いを込めて語りかけました。
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次に、立ち上げのためのプロジェクトチームのリーダーを務めたフクシ・マサヒロ副学長からは、これまでの経緯が英語で語られました。そして、コトパティオの命名者であるシブヤ・トモミ准教授がコトパティオに込めた思いを日本語と韓国語で話されました。

グローバルラウンジおよび国際交流課のスタッフの紹介がなされたあと、スンウォン・キム准教授の閉会のあいさつは英語で行われました。

そして、その後の学生を対象とした「キックオフ・パーティ」では、英語でのフリートークが行われました。
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「進一層」だより