東京経済大学

MENU

2015年12月

学生たちが作り上げた国際シンポジウム

2015年12月22日

12月19日(土)、国際連合大学ウ・タント国際会議場において、本学主催(後援:環境省、中華人民共和国 駐日本国 大使館)の国際シンポジウム「環境とエネルギーの未来」が開催されました。基調講演者として、日中友好協会会長・前中国大使の丹羽宇一郎様と、環境保全型の町づくりを進めておられる富山市の森雅志市長が登壇されました。また、パネリストとしては、国連大学高等研究所長竹本和彦様、中国大使館公使参事官明暁東様、環境省大臣官房審議官中井徳太郎様、経済産業省戦略輸出交渉官安藤晴彦様、環境省廃棄物・リサイクル対策部廃棄物対策課長和田篤也様が参加してくださいました。おかげさまで、実に濃密で、示唆に富んだ議論が展開されました。
IMG_5351s.JPG

DSCN2283s.JPG

東京経済大学では、国際シンポジウムをほぼ年1回のペースで開催しております。2001年以降、今回で14回目となる国際シンポジウムを行い、いまでは、「一つの伝統」として定着した感がございます。これまでのシンポジウムにはすべて、独自な特色があったわけですが、今回の特色の一つとして、本学の学生たちが企画案を作り上げたことを挙げることができます。

その学生とは、本学で客員教授として教鞭をとっていただいている南川秀樹先生(元環境事務次官)のゼミ生たちと、今回のシンポジウムのリーダーでもある周牧之先生のゼミ生たちです。彼らは、環境とエネルギーという、人々の関心の高いテーマについてゲスト講師と一緒に議論を重ね、全力でコミットしました。そして、当日は、環境・エネルギーの分野で、いわば最前線で活躍されている論客の前で堂々と問題提起を行い、さらには会場の設定に関するすべての業務をこなしました。
IMG_5359s.JPG

そんな学生たちに対して、ある登壇者がやさしく話された場面も印象的でした。「自分の頭に『投資』しなさい!」「身体の要求には食事という形で応えているが、心にも『食事』が必要ですよ!」「やりたいこと、おもしろいことをやりなさい!」

現在、東京経済大学は、中央線の車内広告を活用して「ゼミする東経大」というキャッチフレーズで、本学の教育力をアピールしています。本日のシンポジウムは、参加した学生たちにとっては、ゼミ活動の成果を結実させるものとなったことでしょう。ただ、それが可能になるには、学生たちを温かい気持ちで見てくださった二人の指導教員のご尽力、基調講演者およびパネリストの皆様方のご理解が不可欠だったことは、言うまでもありません。

六つの大学による教職員交流会

2015年12月21日

12月18日(金)、広々とした国際基督教大学のキャンパスにおいて、TAC20周年記念教職員交流会が行われました。TACとは、多摩アカデミック・コンソーシアムの略称です。

国際基督教大学の日比谷潤子学長のあいさつのあとに繰り広げられた交流会の第一幕は、演奏会でした。クラリネット奏者として名高い武田忠善・国立音楽大学学長が、「C・ドビュッシーの第1狂詩曲」、「G・ヴェルディ=L・バッシのリゴレット・ファンタジー」などを披露されました。とても美しい音色で、心に響き渡りました。
a_演奏会・国立音楽大学学長・武田忠善-60s.JPG

クラリネットの余韻を残しつつ、参加者が次に臨んだ第二幕は、講演会「障害者差別解消法とその対応」でした。日本福祉大学の柏倉秀克教授による基調報告は、とてもわかりやすく、16年4月以降に直面することになるさまざまな課題をやさしく解説するものとなりました。その後、国際基督教大学と津田塾大学における事例報告が行われたのですが、これらも非常に示唆的で、大いに参考になりました。
b_講演会_基調講演・日本福祉大学・柏倉秀克-77s.JPG

第三幕は、懇親会でした。六つの学長による簡単なあいさつの後、次回の会の開催校である関係で、私が乾杯の音頭を取らせていただきました。和やかで有意義な懇談が続きました。最後に壇上に上がられた東京外国語大学の立石博高学長は、20年に及ぶTACの歴史を簡潔にまとめられ、さらには今後の展望へと見事に締めくくられました。
f_懇親会-77s.JPG

コミュニケーション学部開設20周年記念シンポジウム

2015年12月14日

12月12日(土)、コミュニケーション学部開設20周年記念シンポジウム「コミュニケーションの現在とこれから」が進一層館ホールで行われました。同学部は、日本初のコミュニケーション学部として発足しました。1995年のことです。その後、日本各地でコミュニケーションと名の付く学部ができましたので、本学のコミュニケーション学部は、「わが国におけるコミュニケーション系学部のいわば元祖」ということができます。
_MG_2368.JPG

社会科学系の大学として初めてのインターンシップ制度をスタートさせるなど、いくつかの革新的な試みを行うとともに、この20年間に逸材のそろったコミュニケーション学部として発展し、今日に至っております。その間の歩みについては、『コミュニケーションという考えかた』という記念誌にまとめられておりますので、ご覧になっていただきたいと思います。

この記念誌のなかで、川浦康至学部長は、コミュニケーションの本質の一つとして「橋を架けること」の大切さを説き、「いい橋をかけられるような人」を育てたいと述べられております。なかなかの名言だと思います。というのは、われわれは、壁を作るのは得意なのですが、橋を作るのは、けっしてそうとは言えないからです。是非とも「壁ではなく多くの橋」を作り上げていってください。

12日のシンポジウムで、講演者として登壇されたのは、ドミニク・チェンさん(株式会社ディヴィデュアル共同創業者)、藤村厚夫さん(スマートニュース株式会社メディア事業開発担当執行役員、シニア・ヴァイス・プレジデント)、荻野NAO之さんのお三方。いずれも刺激的、かつとてもユニークな視点のお話でした。
_MG_2560.JPG

その日のシンポジウムと記念誌は、多くのコミュニケーション学部の教員・元教員の皆さんにとって「二つの作品」としての意味を持っているのかもしれません。準備のプロセスを含めて、多くのスタッフがそれぞれの分担をしっかりと果され、全体として「二つの作品」にまとめ上げられたことは、たいへん喜ばしいことです。

卒業生による学生たちへの就職支援

2015年12月09日

今年もまた、葵金融会の総会・懇談会が開催されました。それは、金融界で勤務された方・勤務されている方と、金融界をめざす本学の学生たちが集い、大いに語る会合です。卒業生の出席者の名簿を片手に卒業生と面談を求めて会場内を行き来する学生たちの表情は、真剣そのもの...。12月5日(土)、アルカディア市ヶ谷に、卒業生80名、教職員15名、学生約150名、来賓2名が集まりました。本学の特色の一つとして、「卒業生による学生たちへの熱心な就職支援」の伝統があるのですが、その様を文字通り余すところなく再現してくれる、そのような場でした。
DSC_0399.jpg

2014年12月6日に開かれた昨年度の会の模様は、2014年12月15日付の学長ブログ「葵金融会」で紹介しております。興味のある方は、ご覧下さい。ここでは、昨年の総会・懇談会以降の葵金融会の皆さんによる就職支援の一端を紹介したいと思います。

まず、2015年2月28日には、「直前! 実践面接セミナー(一時面接篇)」が行われました。5名の卒業生が34名の学生を対象に面接の仕方についてのセミナーを開いてくださいました。次に、4月18日の「直前! 実践面接セミナー(役員面接篇)」では、やはり5名の卒業生が24名の学生を対象にセミナーを行ってくださいました。

それだけではありません。7月11日には第1回金融就職セミナー、10月24日には就職相談・講演会、11月7日には第2回金融就職セミナーが実施されました。キャリアセンターの調査によれば、それらのイベントに参加した学生たちの就職率は、ほぼ100%に近いというから、驚きです。金融会の総会・懇談会に出席した学生の就職率も96%と非常に高いのですが、それよりもさらに高い数値になっているのです。

ボランティアで後輩たちに指導をしてくださる多くの卒業生には、適切な感謝の言葉が見つかりません...。

訪日団・対外経済貿易大学

2015年12月08日

中国・北京にある対外経済貿易大学との交流には、およそ30年という長い歴史があります。最初の学術教育交流協定が結ばれたのは1984年のこと。それ以降、多くの教員がそれぞれの大学で教鞭をとってきました。対外経済貿易大学に派遣された本学の教員は、これまでに29名。他方、受け入れた教員の数は41名に及びます。それ以外にも、学生の交換、短期学生の受け入れ、中国語研修団の派遣、日本語・日本文化研修への受け入れなど、多彩な交流が行われてきました。
IMG_8124.JPG

30年の節目にあたる10年目には、交流10周年記念行事が本学で行われました。20年目となる交流20周年記念シンポジウムは、対外経済貿易大学で実施されました。次は、いよいよ30周年。本来は2014年に行うのが自然の成り行きではあったのですが、双方の事情で少し先送りすることになっていました。したがいまして、11月24日(火)の訪日団との話し合いのメインテーマは、記念行事をどのように取り組むのかという点でした。訪日団は、趙忠秀副校長をはじめとする5名のメンバーで構成されていました。話し合いの結果、16年の6月ごろに本学でシンポジウムを開催する方向で準備することが確認されました。また、それ以外の交流の促進についても、活発な意見交換がなされました。
IMG_8135.JPG

1994年7月の10周年記念行事の際、私は経済学部長・国際交流委員長として記念行事の一翼を担いました。副校長をはじめとする教職員3名、学部生11名、大学院生1名と一緒に食事をし、いろいろな話をしたことを思い浮かべることができます。また、1999年の第五回の中国語研修には、引率者として同大学を訪問しました。一緒に行った本学の学生との交流も大切な思い出になっています。彼らと歩いた北京や西安の街角、対外経済貿易大学の学生の自宅で食べた餃子料理は、心の中にしっかり刻み込まれております。この文章を書きながら、当時の学生たちの懐かしい顔が浮かんできました...。

学長ブログ
「進一層」だより