東京経済大学

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2016年2月

シャンソンと源氏物語

2016年02月24日

シャンソンという言葉は、ある年齢層以上の人たちにとって、独特な響きをもって受け止められるのではないでしょうか! イヴ・モンタンの「枯葉」、越路吹雪の「ラストダンスは私に」、金子由香利の「再会」などが醸しだす世界は、曲それ自体の魅力に加え、フランス・パリへの憧れ、青春時代への追憶、生きていることへの哀惜など、さまざまな感情が詰め込まれた「玉手箱」のような趣きがあるからです。

シャンソン歌手友納あけみさんの歌声は、そうしたシャンソンに対する思いを今一度かき立ててくれる絶好の機会となりました。それは、2月20日(土)、大倉喜八郎記念学芸振興会主催のコンサートでのことでした。
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コンサートは、二部構成。1部「あの頃」では、7つのシャンソンが披露されました。昔のことを思い出しました。大学時代にフランス語を勉強し、「枯葉」も覚えたのですが、フランス語の発音がまったくダメで、フランス語の先生には、いつもお叱りを受けたことも...。また、大好きな「再会」は、目を閉じながらうれしい気持ちで聞かせていただきました。
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そして、2部に用意されたのが、「光源氏になってはいけない...!?」。それは、源氏物語のストーリーを語り聞かせながら、折々の心の変化をシャンソンに託して心情を吐露するという趣向の試みでした。光源氏の愛の「はかなさといとおしさ」を歌い上げられた友納さんのきれいな声が、千年の時を超えて、進一層ホールに詰めかけた人々の心を魅了したのです。
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葵体育会50年の歩み

2016年02月16日

1月30日、本学の「体育会創立55周年」および、体育会の卒業生の会である「葵体育会創立50周年」の記念式典と祝賀会が百周年記念館で実施されました。体育会の会誌『飛翔』第40号(体育会創立55周年・葵体育会創立50周年記念号)に「葵体育会50周年にあたって」が掲載されています。そのなかには「年表・葵体育会の歩み」が盛り込まれており、葵体育会の創設時から現在に至るまでのおおまかな歩みが述べられています。
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学友会から体育会系サークルが分離独立して体育会が結成されたのは、1960年4月のことでした。そして、66年10月に、体育会に加盟する20部のOB会と国分寺会(体育会本部のOB会)が参加し、葵体育会が発足したのです。初代会長は谷坤一郎さん。その後、吉田宗一、湯浅義男、小泉志津男、川島康男の諸氏を経て、2011年に就任された宇留野憲さんは6代目に当たります。

その間、2006年に発足した「課外活動活性化推進連絡会議体育会部会」は、「大学(学生支援部門)・体育会・葵体育会」の三者が学生支援策を具体的に協議する場となり、現在に至っております。2010年の「TKUスポーツ憲章」の制定もまた、そうしたコラボレーションを基礎にして実現されたものです。

体育会が抱える課題に、「学生たちの自己管理能力の向上」「組織運営力の育成」「大学間競争の激化」などがあります。いずれにおいても、大学のみならず、体育会、葵体育会の関係者によるコラボが不可欠です。

最初の二つの課題については、1月30日のあいさつでも触れたのですが、「考える体育会」「考えるスポーツ」の重要性を指摘していきたいと考えております。あいさつの一部を紹介しましょう。

人間の脳の機能は、とてつもなく大きい。しかし、明確な目標がないと、脳はうまく働いてくれない。そこで、スポーツを行うときには、よく考えて目標や課題を明確にする。練習方法を工夫する。そして、軸の定まったメンタルを確立させて試合に臨む。学生のみならず、指導する側でも、そういった姿勢が大切になってくる。そうしたことを「個人のレベル」と「チームのレベル」で実践していく。それが「考える体育会」の骨子です!

三つ目の課題については、スポーツ憲章の精神に基づいた、本学なりのポリシーを確立させながら、できるところから取り組んでいきたいと考えております。
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企業と大学との懇談会 2016

2016年02月04日

1月28日(木)、新宿にあるハイアットリージェンシー東京において、本年度の「企業と大学との懇談会」が開催されました。昨年度のブログ(15年2月5日)でも紹介しましたように、第一部講演会、第二部懇談会という二部構成になっています。今年の講演者はコミュニケーション学部の西垣 通教授で、演題は、「集合知によるビッグデータ活用」でした。参加してくださった企業の数は395社、参加者は538名で、過去最高となった昨年度をさらに上回る規模となりました。
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今年の私のあいさつのメインテーマは、本学における就職支援・キャリア教育。内容をまとめてみますと、次の三点に集約されます。

一つ目は、キャリアセンターによる、きめの細かい就職支援です。現在、25名の職員が日常的に学生の相談に答えているほか、1年間で約800件の就職支援行事を実施。学生に対する個人対応は、のべ2万2000件に達しています。
二つ目は、あまり例がないユニークな特色といたしまして、業界ごとに卒業生の組織があり、学生たちの相談に乗っていただいている点です。具体的には、マスコミ、流通、金融、公認会計士、税理士という五つの組織があり、それぞれが在学生に対し、大変熱い思いと意気込みを持って就職支援を行っていただいています。
三つ目は、教育面についてですが、17年度にカリキュラムの変更を行うことです。一つは、ゼミナールの強化、キャリア力、基礎的な力の鍛錬をめざした科目群を導入いたします。そして、もう一つは、16年1月21日の『日本経済新聞』でも紹介されましたが、「キャリアデザインプログラム」を開設いたします。それは、1年次は学部を選ばず、すべての学部の入門科目とキャリアに関する教育を行い、学ぶことへのモチベーションを高めたうえで、2年生から経済学部、経営学部、コミュニケーション学部、現代法学部のどこかに所属するという、ほかの大学ではあまり例を見ないプログラムです。
大学通信の『大学探しランキング』の2016年度版によりますと、「就職に力を入れている大学」で、全国の大学のなかで昨年と同じで28位にランクされていますが、そうした評価に恥じないよう、一層の努力を積み重ねていきたいと考えております。
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多くの方々と名刺交換を行い、短時間ながら言葉を交わしました。ちなみに、交換した名刺の数は59枚でした。「落とした学生には、選考の結果を示し、参考にしてもらう」という会社の例を筆頭に、いろいろなお話を伺うことができました。
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学長ブログ
「進一層」だより