東京経済大学

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2016年3月

3月23日

2016年03月28日

本学において、3月23日といえば、誰しも「卒業式の日」と答えるでしょう。卒業式の当日であることは間違いないのですが、実はそれ以外の行事も行われているのです。そこで、このブログでは、学長という立場からこの日の行事の流れを紹介してみましょう。

最初は、当日の総代となる学生たちに「学長賞」を手渡す授与式です。各学部各学科および21世紀教養プログラムの総代となる7名の学生たちに表彰状と感謝状を授与するのです。ここでは、「表彰されたのは、単に成績という結果だけではなく、そこに至るまでの努力や工夫を含めた過程に対してのものです」といった内容のあいさつを行いました。
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次に、教育振興資金高額納付者に対する顕彰の会が、学長室でありました。保護者の方と歓談したあと、感謝状と記念品を贈呈し、写真撮影が行われました。
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そのあと、式用の礼服に着かえ、卒業式に臨みました。最も神経を使うのは、学位記授与の際に名前を読み間違いないようにすることです。そのため、学位記の見本をコピーしたものを事前に用意してもらい、実際に声を出して読んでみます。総代となる学生の氏名についても、事前に何度か読み合わせを行い、本番に備えます。式辞では、「実社会で働くための力は、大学時代の学びや課外活動のなかで『生きていく力』としてすでに出来上がっているので、自信を持って活躍してほしい」といった話をいたしました。
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卒業式の終了後、例年、卒業後50年・40年・30年の卒業生をお招きしており、その懇親会がありました。学長あいさつの「第一声」は、いつも悩むのですが、やはり一番ふさわしい言葉だろうということで、この会では、「みなさん、お帰りなさい」という言葉でスピーチを始めました。

さらに、大学院の卒業祝賀会がありました。論文を書き終えて、晴れやかな笑顔の修了生たち。そんな彼らに、「教員の立場から言って本当にうれしい日です。なぜならば、大学院に入学されたばかりの姿と、学位を取られた本日の姿との変化、院生の皆さんの成長ぶりに圧倒され、感動する日なのです」という言葉をかけさせていただきました。

最後の行事は、卒業祝賀会。百周年記念館が卒業生の歓声で沸きかえります。かつてゼミナールで指導した学生たちがあいさつに来て、一緒に写真撮影...。終了後、楽しそうに歓談しながら、帰途につく学生たち。彼らの前途に幸あれ! そんな願いとともに、私の3月23日は、終わったのです。
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三木会

2016年03月24日

3月17日(木)、第584回目の三木会が本学で開催されました。本会は、会員相互の情報交換と親睦、あわせて国分寺市の向上発展を目的として創設されました。会則が制定されたのは、昭和26年。毎月第三木曜日に定例昼食会が開催されることから、「三木会(さんもくかい)」と名づけられたそうです。

現在、会員となっている事業所は24。国分寺市役所、小金井警察署、国分寺消防署、東日本旅客鉄道(株)国分寺駅と西国分寺駅、西武鉄道(株)多摩湖線管理所、東京ガス(株)多摩支店、NTT東日本 東京武蔵野支店、(株)三菱東京UFJ銀行 三鷹支社、(株)みずほ銀行 国分寺支店、多摩信用金庫 国分寺支店、東京むさし農業協同組合 国分寺支店など、国分寺地域の行政機関・ライフライン関連の事業所、金融機関、教育機関、民間の事業会社などが会員になっています。定例の昼食会は、会員の持ち回りで当番幹事が決められます。私が学長に就任した2014年4月以降では、今回が初めての当番幹事となりました。

17日の会の進行状況について簡単に紹介しておきましょう。私のあいさつでは、大学のプロフィールを説明。その後、食事をとりながら、本学コミュニケーション学部の桜井ゼミの学生たちが制作した国分寺と本学のPR映像などを見ていただきました。

引き続き、国分寺市の井澤市長のご挨拶がありました。そして、NTT東日本、小金井警察署、国分寺消防署、東日本旅客鉄道(株)、東京ガス(株)、(株)日立製作所 中央研究所といった事業所から会員連絡のお話が続き、最後に、次回の当番幹事を務められる富士商事の林社長のあいさつがありました。その後、希望される方には、キャンパス・ツアーを実施し、2014年度に一新され、グッドデザイン賞を受賞したキャンパスの雰囲気を楽しんでいただきました。

「進一層する」ことの大切さと難しさ

2016年03月17日

大倉喜八郎の演説、講話・談話などを集めた東京経済大学史料委員会編『大倉喜八郎 かく語りき』(2014年)のなかに、「チャレンジ精神」を意味する「進一層」についての説明があります。そこでは、消極的な処世法である「退一歩」とは異なり、「積極的に前に一歩進む」という「進一層」の重要性が語られています。

いまでは多くの本学関係者のなかに「建学の精神」として定着している「進一層」。それは、けっして「みだりに前進してこれ事とし、前ばかり見ているということ」でも、「難局に処してただあせること」でもありません。「常に細心の注意と慎重の考慮」を持ち、一段の勇を奮って邁進することを意味しています。

3月9日(水)、TKU進一層表彰式が行われました。それは、学芸、資格、課外活動の三つの分野で活躍した学生たちを表彰するものです。公認会計士6名、税理士8名を筆頭に、さまざまな活動で活躍した多くの学生たちが表彰されました。
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特定の分野で優れた成果を上げることは、その学生に自信を与え、将来を切り開く原動力になります。目標を設定し、それに向かって努力をした人にのみ与えられる栄誉でもあるのです。したがって、表彰された学生たちには、まずは「おめでとう」と祝福したいと思います。と同時に、ちょっと一休みをして、英気を養ったあとはまた、次のステップをめざしてもよいのではないでしょうか。

では、一つの目標をクリアした人が次の目標に向かって前進するには、どうすればよいのでしょうか。けっして容易なことではありませんが、そのためには、今回の表彰を長いプロセスのなかの一つのステップ・通過点として位置づける気持ちと意志が必要になります。そうなったときに初めて、一つひとつの目標が大きなストーリのなかに位置づけられ、真の力の形成につながっていきます。それこそが、「進一層」の精神が現実のものとなるときでもあるのです。
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2015年度 安城記念奨学金 奨学生証授与式

2016年03月08日

3月4日(金)、2015年度安城記念奨学金「奨学生証」の授与式が行われました。見事に奨学生に採用されたのは、4名の学生たち。昨年の授与式は、ブログ(2015年3月9日のブログ「安城記念奨学金」を参照されたい)でも紹介しましたが、今年度についても触れておきたいと思います。
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「安城記念奨学金」とは、2001年度に安城欽寿さんによって創設され、以来、国家試験や難関資格にチャレンジする多くの本学学生たちの夢・目標の実現を後押しし続けてきました。
安城さんは、1960年に本学を卒業され、のちに京セラの社長に就任された方です。現在は、マイセン磁器のコレクションとして名高い「京都花鳥館」の理事長をされておられます。
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授与式およびその後の懇談会では、安城さんの仕事ぶりにまつわる興味深い話が披露されました。特に印象に残った言葉を私なりにまとめてみました。
「本を参考にするだけでは、ほかの人と同じ営業しかできない。よって、自分で工夫し、努力することが必要」
「ちょっと頑張る程度では、ダメ。目標達成までやめない覚悟がいる」
「よく怒られる人のところこそ、営業をかける」
「例えば台風といった、誰も訪れることのない日にあえて行く」...

営業がうまくいったことの背景には、京セラの高い技術力に裏付けられた品質の良いセラミック製品がリーズナブルな価格で当時の電器メーカーに提供されたという事実があったことは言うまでもないでしょう。しかしながら、安城さんが触れられた、そうした攻めの営業、=「目立つ営業」もまた、大きく会社の発展に貢献したことに違いありません。

大変穏やかな表情で学生たちに語りかけられた安城さん。それらの言葉が、学生たちの魂に届き、将来に向けての糧とならんことを切に願っています。
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学長ブログ
「進一層」だより