東京経済大学

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2016年12月

「難しそうという先入観」はすぐに解消されました

2016年12月20日

「バイオロギングでモニタリングする海洋動物と地球環境」という演題の講演会がありました。講師は、東京大学大気海洋研究所海洋生命科学部門行動生態計測分野の佐藤克文教授。社会科学をやる立場からすると、演題と講師の肩書から受ける印象は、「少し難しそう」といったものでした。

ところが、そうした先入観は、始まってすぐの佐藤教授の一言で解消されてしまったのです。「本日は、やわらかい話をします。落語を聞くような気持ちで聞いてください。まずは簡単なクイズから始めます。何の音か、わかりますか? 動物の鳴き声です...。アザラシですね!」そういった趣旨のお話が映像を伴って披露されていきますと、会場内の聴衆は、もうごく自然に「佐藤ワールド」に入り込まれたのではないでしょうか!
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バイオロギングとはなんでしょうか? 佐藤教授の言葉を援用して、少し説明しておきましょう。ウミガメ、クジラ、マンボウなど、だれでも姿や形を思い浮かべることができる動物なのですが、どのように暮らしているのかということは、実はよくわかっていません。そこで、そのような動物たちの行動や周辺の環境を知るために、小型の記録計を取り付けて調べる「バイオロギング」という手法が考案されたのです。それに伴って、多くの発見がなされますので、これまでの通説がどんどん書き換えられているのです。
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ユーモアに満ちた、それでいて夢や志や教訓がちりばめられた講演会は、出席者の高い満足感とともに終了しました。時は2016年12月17日(土)、主催者は大倉記念学芸振興会でした。

トレーニングを交えた講演会

2016年12月15日

「グー・パー・チョキ!」 講演者の合図にしたがって、手を上にあげた聴衆の皆さんが順番に「グー・パー・チョキ」というように、じゃんけんの動作を行っていきます。次に、パワーポイントのスライドが変わり、7+5=、3+9=、8+2=といった具合に、簡単な計算式が表示されますと、答えを当てていきます。

おそらくほとんどの人が難なくやれる簡単な課題ではないでしょうか? ところが、「グー・パー・チョキ」をしながら、計算するとなると、たとえ単純な加算の問題であっても、結構難しい課題に変わっていくのです。

上記の事例は一例なのですが、速さと容量の面で脳の機能をパワーアップさせるトレーニングのいくつかをときおり混ぜながら、「自分の脳の鍛え方」という演題で講演されたのは、東北大学加齢医学研究所所長の川島隆太教授です。12月10日(土)に実施された「第10回葵経営者クラブ講演会」でのことでした。
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「アンチ・エイジング」ではなく、「スマート・エイジング」の薦めから始まって、超高齢社会にむけての対応策、認知症に対する考え方、計算や音読なども取り入れた脳トレの重要性など、幅の広いテーマをやさしく噛み砕いて話された川島教授。途中で市民大学の閉講式に出席するために中座を余儀なくされましたが、その講演手法には大いに感服させられました。

懇談会では「最初の第一歩」が

2016年12月12日

どのように話しかければ良いのか? どんな言葉で語りかければ良いのか? どの人に話しかければ良いのか? 話しかける前の迷い・心配・不安を、私なりにまとめると、そのように表現できるのではないだろうか! 同じ大学の先輩・後輩とはいえ、やはり初対面の人、話しかけるには、少しばかりの勇気・度胸がいるのは、それなりの事実。

ところが、そうした迷いも、いったん話が始まると、ほとんどの場合、すぐに吹っ飛んでしまう。実際、ひとりでポツンとしている学生に近づいて、少しばかりのアドバイスで背中をほんの少しだけ押してあげると、またたく間に会話のなかに溶け込んでいく姿を何度も見ています。つまり、「最初の第一歩」さえ踏み出せば、あとは流れに従って、話が作り出されていくと考えれば良いのです!

「少しお話しさせていただいて、よろしいですか?」「先輩の業界って、どういった仕事があるのですか?」「業界として、いまどんな問題に直面しているのですか?」「大学時代は、なにかサークルに入られていたのですか?」...
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本当は、そうした質問を想定し、業界研究などの準備を行ったうえで、懇談会やパーティに出席する習慣をつけるのが一番良いのですが、仮にそこまでしていない場合でも、「最初の第一歩」を踏み出しさえすれば、なんらかの成果につながっていくものです。

時は2016年12月3日。場所はアルカディア市ヶ谷。会の名前は、2016年度葵金融会総会・懇談会。今年もまた、100名を超える卒業生が旧交を温めたり、145名を超える現役学生にアドバイスを行ったりするために、結集してくださったのです。
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また、今年の総会では、三代目会長の徳宿 彰さんから畑 幹雄さんへのバトンタッチを軸にした執行部体制の交替が承認されました。会をここまで引っ張ってこられた徳宿 彰会長、誠にありがとうございました!
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