東京経済大学

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2017年9月

大学院秋入学式2017

2017年09月29日

9月19日(火)、2017年度大学院秋入学式が行われました。学長挨拶では、東京経済大学の概要を説明し、私自身のイタリア留学の経験を踏まえたアドバイスを行いました。そのあと、福士副学長、小林経済学研究科委員長、関口経営学研究科委員長、駒橋コミュニケーション学研究科委員長の挨拶がなされました。
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それらの挨拶の中身は、院生の皆さんが有意義な研究生活を行ってほしい、修了後の進路を視野に入れた将来計画を立ててほしいといった思いを込めたアドバイスでした。

私なりにまとめると、次のような内容でした。
「日本の就職活動は、中国のそれと大きな違いがあります。もし、日本で就職活動を行うのであれば、キャリアセンターの課員ともよく相談しながら、日本の就職活動事情をよく踏まえて準備を進めてほしい...」
「ネット情報のみならず、これまでの研究内容をしっかりとフォローする...。そのためには、図書館を大いに利用してほしい...。特定のテーマに関するたくさんの本を読み、ノートをつくる。指導教員とは十分に相談しながら...」 
「キャッシュレス化が進んでいる中国から日本にやってくると、逆に、キャッシュが必要な日本に戸惑うかもしれませんが、その違いの背景には、なにがあるのかについても考えてほしい」
「これまでは、言われたことを理解して、まとめれば、それでよかったかもしれませんが、これからの研究では、自分の見方・考え方を作り上げていくことが問われます」
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いずれも、入学されたばかりの院生たちにとっては良きアドバイスになったのではないでしょうか。入学式終了後、場所を変えて、新入生歓迎パーティーが行われました。あらたに入学された13名の院生のみならず、教職員と先輩の院生たちが参加し、しばし懇談の輪が広がりました。

中国人大学院生の2年間

2017年09月25日

9月15日(金)、本年度の9月期卒業式が行われました。学位記の授与に関しては、人数が少ない大学院生には学長が授与し、学部学生には学部ごとに分かれて各学部長が授与する形で行われました。
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学長の式辞と理事長の祝辞に続いて、卒業生の代表答辞がありました。答辞を託されたのは、大学院経済学研究科修士課程を修了された劉 寛艶さんでした。劉さんの話は、とても感動的な内容で、思わず涙が出てしまいそうなものでした。そこで、Q&A方式で、その内容の一端を紹介したいと思います。

Q:留学のきっかけは?
A:「...今日のこの日を迎えることができたのは本当に幸いでした。...特別な思いで感謝をささげたい方がいらっしゃいます。それは、大学の大先輩として、私に留学のチャンスを与えてくださった瀧本良吉様です。私は、雲南大学時代に日本語を勉強し、日本に留学したい気持ちを強く持っていましたが、家庭の事情で一旦はそれを諦めざるをえませんでした。ところが大学4年生の時に、雲南大学の先生から東京経済大学に雲南大学の学生に奨学金を提供しておられる方がいらっしゃるとお聞きして、私はすぐに手を挙げました。瀧本様は、来日後も私を見守り、ご家族の輪の中に迎え入れてくださり、私の生活と勉学を支えてくださいました。ひとえにそのご助力の上に、今日私はここにこうして立っています」

Q:来日の直後には、どのような不安があったのですか?
A:「当初は、東京経済大学で何を研究すればよいのか、東京での生活にどのように慣れていけばよいのか様々な迷いと不安で頭がいっぱいでした。ところが、そんな私の不安を払拭するかのように、指導教員の尾崎寛直先生はとても温かく、熱心に研究テーマについて相談にのってくださいました」

Q:2年間で印象に残っていることは?
A:富士山で「腰まで積もった雪を生まれて初めて見て、...思わず雪の中に飛び込み、同行した先生や先輩たちに笑われてしまいました」。また、山梨の農園のお手伝いにも参加し、「日本全国から集まった十数人の大学生とともに、炎天下のブドウ畑の草刈りや工場でのジャム作りを体験しました。農作業の大変さと若い日本の仲間たちの我慢強さがとても印象に残っています」

食品公害に関する修士論文をまとめられた劉さん。修士論文、アルバイト、就職活動という三つの課題と取り組み、論文を執筆し、就職先を決められた彼女の努力に敬意を表したいと思いました。卒業生の瀧本さん、大学院の指導教員の尾崎さん、キャリアセンターをはじめとする職員などに多くの謝辞をささげられた彼女の答辞は、出席者に多くの感動を与えたのではないでしょうか! と同時に、彼女のみならず、多くの留学生が多様なご苦労をされて勉学に励んでいることを改めて痛感させられました。
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ワクワク・ハラハラ・ドキドキ

2017年09月22日

9月9日(土)、本学硬式野球部の試合を観戦しました。場所は飯能市民球場。内野は土、外野は天然芝のグラウンドです。球場の周囲は、ホーム・三塁側からセンター方面にかけては、小高い丘とこんもりとした木々の緑に囲まれており、見た目にも落ち着いた雰囲気の球場です。

ところで、野球の魅力とは、なんでしょうか? 私見ですが、まず、一球ごとにゲームの状況が大きく変わり、その都度、立てられる戦略も変化していくこと。とはいえ、サッカーやラグビーなどとは異なって、野球の場合は、戦略を考える時間がそれなりに長くあります。その間にサインを通して、監督・コーチと選手との間での戦略の伝達が行われるわけです。次に、たとえいい打球が放たれても、野手にとられてしまうと、アウトになってしまう。つまり、野手にとられない確率は、三割程度とそれほど高くないことといったところでしょうか。

では、応援の醍醐味とは、なんでしょうか? それは、そうした魅力を感じとりながらも、応援したいと思っているチームの一挙一動に対してワクワク・ハラハラ・ドキドキを一心不乱に味わうことだと思いました。

6回表、対戦相手である明治学院大学の攻撃。2アウトながら満塁、ピッチャーが酒井さんから山田さんに交代。もし打たれたら...。思わず、祈りにも似た気持ち!

9回表、2アウト満塁。打ち取れば、ゲームセットで勝利。しかし、もし、ホームランが出れば逆転されてしまう! 

最後までヒヤヒヤさせられたわけですが、明治学院大学との試合は、7対4で勝利を収めました。一塁側の応援席に陣取り、応援の醍醐味を満喫した一日となりました。
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デフリンピック

2017年09月19日

4年に一度開催される国際的なスポーツ競技大会に、デフリンピックがあります。それは、聴覚障害者のスポーツの祭典です。2017年夏季デフリンピック(第23回大会)は、7月18~30日にトルコのサムスン市で開催されました。

そこで、本学のコミュニケーション学部2年生の山田真樹選手が、三つのメダルを獲得したのです。一つ目は、陸上の男子200メートル走での金メダル(22秒30)、二つ目は、第二走者として加わった400メートルリレーにおける金メダル(41秒66)、三つ目は、男子400メートル走における銀メダル。新聞でも報道されたとおりです。

9月6日、その山田真樹選手が、陸上部の上阪監督とともに、学長室を訪問されました。小さいころ、体や表情で気持ちを表現する「パントマイム」の教室に通われた山田さん。ろう学校では、いつも笑いを取り、「お祭り男」と呼ばれたそうです。私のほうからも、いろいろな質問をしたのですが、丁寧に答えてくださいました。

Q 練習はどのように?
A 週5日は練習しています。走り込みのほか、体幹を鍛えるトレーニングとウエイト・トレーニングが中心です。

Q 小池都知事とも会われたとか?
A 出発前と帰国後にお目にかかりました。手話でも、意思疎通ができました。

Q 次の目標は?
A 関東インカレや日本選手権でも活躍できるようになりたいです。

本学に入学してからアスリートとして大きく成長された山田選手。これからの一層の活躍を期待しています。

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浙江工商大学訪日団

2017年09月13日

9月4日(月)、浙江工商大学の訪日団が来校されました。メンバーは、浙江工商大学校務委員会の委員をされている劉翔団長のほか、いくつかの学院の院長もしくは副院長を含めて総勢6名でした。中国の大学の訪日団に共通しているのは学長や副学長も含め、皆さんとても若いという点ですが、今回も1960~70年代生まれの方々ばかりでした。
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2014年以降、中国における有力大学を多数訪問し、本学との交流の可能性を探るプロジェクトを進めています。その関係で、本学を訪問される大学も大幅に増加しております。
そのため、本学としての対応の方法も、毎回工夫が凝らされ、円滑に進めるやり方が定着しつつあります。
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話し合いは、おおむね次のような形で行われます。まず、「歓迎のあいさつ」のあと、両校の代表者による大学の紹介が行われます。次に、現在の交流の実績と課題が確認され、今後の交流の新たな可能性について意見交換がなされます。

スムーズに事を進めていくための工夫の一つは資料です、東京経済大学のプロフィールをわかりやすくまとめ、それを中国語に訳し、中国語版をもとに話を進めるようにしたことです。

もう一つは、「本学の国際化の現状」を「受け入れ」を中心にA4の紙一枚にまとめ、同様に中国語に訳したものを軸に、今後の交流について議論するようにしたことです。この3年半ぐらいの関係者の努力が実って、いまでは長期から短期にかけてさまざまな種類のプログラムが用意されるようになっております。滞在期間2年の受け入れとしては、大学院海外指定校制度および学部生を対象にしたダブルディグリー制度。滞在期間1年また半年の受け入れでは、学部学生向けの特別聴講学生。7週間の受け入れでは、短期研修生制度。2~3週間の受け入れとしては、例年2月と7月に年2回実施しているジャパン・スタディ・プログラムといった具合です。
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もちろん、そうした交流がより活発に進むために不可欠な点は、双方のキーパーソンをはじめとする関係者が互いに「フェース・ツー・フェース」の対話のなかで互いの信頼感を作り上げることです。今回の訪問も、福士副学長、羅教授、瀧澤研究課長の三名による浙江工商大学への訪問に対する返礼でした。今後は、そうした訪中と訪日の効果がより一層発揮されることを願うものです。

学長ブログ
「進一層」だより