東京経済大学

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2017年12月

就職活動と「過去・現在・未来シート」

2017年12月20日

12月6日(水)、インターンシップ全体成果報告会が開催されました。本学で実施されているインターンシップのプログラムに参加した学生たちの代表者が、受け入れ機関の方々の前で成果報告を行いました。
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あいにく、学生たちのプレゼンテーションを聞けませんでしたので、ここでは、少し長くなるのですが、当日の学長挨拶の一部を紹介したいと思います。

「学生の皆さんは、これから本格的な就職活動に突入していくわけですが、最も大切なことはなにかといいますと、私は自己認識だと考えております。つまり、他の人の評価もふまえ、『自分はこういう人間である』ということを十分に理解することが肝要なのです。
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では、自己認識は、どのようにすれば行うことができるのか? そこで、自己認識を促すツールとして、勝手に『過去・現在・未来シート』と名付けたものを推奨してきました。『過去にやってきたこと』『現在やっていること』『将来やりたいこと』をA3サイズの紙に書いてもらい、過去・現在・未来という時間軸のなかで自分を位置づけてみることをアドバイスしてきたわけです。学業に関するものだけではなく、習い事、趣味・特技、部活、スポーツ、リーダーシップ、ボランティア、アルバイト、海外経験など、なんでも書き込み、各々の項目ごとに説明を加えてもらいます。具体的には、『何年間続けたのか』『これまで行ったことを数値化するとどうか』『どのような大会に出場し、成績はどうだったのか』『どのような壁にぶつかったのか、挫折を味わったのか』『そのとき、どのように克服したのか』『それぞれの活動ではどのような工夫を凝らしたのか』などです。そして、同じ項目があれば、『過去→現在・未来』もしくは『現在←未来』というようにそれらを線で結んでいきます。過去・現在・未来というつながりを確認するためです。

このシートに基づいて、これまで多くの学生たちにキャリア指導を行ってきたのですが、シートを見るたびに驚かされるのは、学生たちが経験してきたことの幅の広さと奥深さです。そして、この作業を通じて確信できたのは、だれしもが、ほかの人と差別化を図れる自己PRの素材をもっているという事実と、どのような活動からでも自らの能力の向上と自信の確立を図っていけるということです。
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われわれの人生設計は、『過去にやってきたことを未来にどのようにして発展させていくのか』もしくは『将来やりたいことから逆算して、いまやるべきことをいかにして確認するのか』というふたつの方向から行われていきます。いずれの方法でも、突き詰めていくと、自分とはこういう人間だということを理解することができるわけです。

皆さんは、今回インターンシップを通して自分の世界を広げられました。そこで、その経験も生かした自己認識・自己分析にも取り組んでいただきたいと思います」。

葵金融会における二つの講話

2017年12月12日

12月2日(土)、2017年度葵金融会の総会・懇談会が開催されました。畑幹雄会長のあいさつと斉藤寿幸副会長による活動報告のあと、みずほ銀行に勤務されている佐藤邦治さん(平成6年卒)、就職活動を終えられた佐々木郁美さん(現代法学部4年生)による講演がありました。
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佐藤さんは、銀行の役割について簡単に言及され、銀行で働くことの魅力を二点紹介されました。ひとつは、仕事を通しての多くの人との出会いによって、自分自身が成長できること。もうひとつは、企業や地域の活動を支援することにより、文字通り社会貢献ができること。他方、就職活動をする学生たちには、「これまでにやってきたことを単に紹介するだけではなく、会社に入ると、どのような点で貢献できるのかという説明が必要」というメッセージを伝えられました。
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学生の佐々木さんは、自らの就職活動を回顧しながら、就職活動を行う学生たちが参考になることを、①自己分析、②企業研究、③面接対策の三点にそくして話されました。自己分析では、過去・現在を結び付ける「振り返りノート」の活用や、「他人からみた自分に対する評価」を活用することの重要性が述べられました。企業研究では、インターンシップを重視したことと、実際に足を使って企業の雰囲気を知ることが大切だと指摘されました。面接対策では、キャリアセンターで行っている面接対策をフルに活用したことを話されました。そして、就職活動はけっして辛いことばかりではなく、自分の成長を実感できるチャンスでもあったと締めくくられました。
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懇談会の冒頭で行われた挨拶で内定者からは、「来年は、後輩の皆さんがこの舞台の上に立って、下級生に励ましの言葉を述べてほしい」という心温まるメッセージが出されました。それこそは、葵金融会がめざす理想ともいうべき言葉のひとつではないでしょうか!

TAC・SD研修会

2017年12月07日

11月30日(火)、午前10時30分より大倉喜八郎 進一層(フォワードホール)において、TAC・SD研修会「地域連携について」が開催されました。TAC(多摩アカデミック・コンソーシアム)を構成する六つの大学のリレー講演会形式で進められ、約120名が参加しました。

本学からは、主に四つの取り組みに関する事例報告がなされました。それは、①環境、②生涯学習、③国分寺市・国分寺市商工会・本学の三者の連携の軸にした地域活性化、④多摩信用金庫・西武信用金庫との産学連携に関するものでした。
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それに対して、国際基督教大学からは「子どもを対象としたキャンプ」というユニークな試みの紹介。国立音楽大学は「音楽」、武蔵野美術大学は「美術」、東京外国語大学は「多文化共生・言語」をそれぞれキーワードとした社会連携の状況を報告しました。最後に、津田塾大学から、「国際協力団体、自治体」等との連携についての報告がありました。そして、質疑応答では、「今後、TAC加盟校の協力による地域連携の考えられるのではないだろうか」といった意見が出されました。
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その後の懇親会では、武蔵野美術大学の長澤忠徳学長による発声で乾杯。終了後、6号館2階にある、外国語で話をするラウンジ「コトパティオ」と学習センターの見学会が行われました。
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今回で17回目となるTAC教職員交流会。これまでは、どちらかというと、「講演会」が中心の交流会でした。ところが、近年SD的な要素が強くなってきています。2014年は「図書館」、15年は「障がい者支援」、16年「留学生支援」がメインテーマでした。そして、今年は、初めて「SD研修会」と銘打ち「地域連携」をテーマとして実施されたのです。

大学運営に携わる身として、他大学の情報ほど貴重な情報はありません。その意味で、TACによって作られた情報交換のネットワークが非常に貴重なものとなっています。私見を申し上げれば、これからは、情報ネットワークの域を超えて、SDという形で加盟校の教職員が一緒に考え、一緒に行動するような場としても、このTACがさらに発展していくことを願っています。

学長ブログ
「進一層」だより