東京経済大学

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学長ブログ「進一層」だより

葵金融会における二つの講話

2017年12月12日

12月2日(土)、2017年度葵金融会の総会・懇談会が開催されました。畑幹雄会長のあいさつと斉藤寿幸副会長による活動報告のあと、みずほ銀行に勤務されている佐藤邦治さん(平成6年卒)、就職活動を終えられた佐々木郁美さん(現代法学部4年生)による講演がありました。
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佐藤さんは、銀行の役割について簡単に言及され、銀行で働くことの魅力を二点紹介されました。ひとつは、仕事を通しての多くの人との出会いによって、自分自身が成長できること。もうひとつは、企業や地域の活動を支援することにより、文字通り社会貢献ができること。他方、就職活動をする学生たちには、「これまでにやってきたことを単に紹介するだけではなく、会社に入ると、どのような点で貢献できるのかという説明が必要」というメッセージを伝えられました。
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学生の佐々木さんは、自らの就職活動を回顧しながら、就職活動を行う学生たちが参考になることを、①自己分析、②企業研究、③面接対策の三点にそくして話されました。自己分析では、過去・現在を結び付ける「振り返りノート」の活用や、「他人からみた自分に対する評価」を活用することの重要性が述べられました。企業研究では、インターンシップを重視したことと、実際に足を使って企業の雰囲気を知ることが大切だと指摘されました。面接対策では、キャリアセンターで行っている面接対策をフルに活用したことを話されました。そして、就職活動はけっして辛いことばかりではなく、自分の成長を実感できるチャンスでもあったと締めくくられました。
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懇談会の冒頭で行われた挨拶で内定者からは、「来年は、後輩の皆さんがこの舞台の上に立って、下級生に励ましの言葉を述べてほしい」という心温まるメッセージが出されました。それこそは、葵金融会がめざす理想ともいうべき言葉のひとつではないでしょうか!

TAC・SD研修会

2017年12月07日

11月30日(火)、午前10時30分より大倉喜八郎 進一層(フォワードホール)において、TAC・SD研修会「地域連携について」が開催されました。TAC(多摩アカデミック・コンソーシアム)を構成する六つの大学のリレー講演会形式で進められ、約120名が参加しました。

本学からは、主に四つの取り組みに関する事例報告がなされました。それは、①環境、②生涯学習、③国分寺市・国分寺市商工会・本学の三者の連携の軸にした地域活性化、④多摩信用金庫・西武信用金庫との産学連携に関するものでした。
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それに対して、国際基督教大学からは「子どもを対象としたキャンプ」というユニークな試みの紹介。国立音楽大学は「音楽」、武蔵野美術大学は「美術」、東京外国語大学は「多文化共生・言語」をそれぞれキーワードとした社会連携の状況を報告しました。最後に、津田塾大学から、「国際協力団体、自治体」等との連携についての報告がありました。そして、質疑応答では、「今後、TAC加盟校の協力による地域連携の考えられるのではないだろうか」といった意見が出されました。
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その後の懇親会では、武蔵野美術大学の長澤忠徳学長による発声で乾杯。終了後、6号館2階にある、外国語で話をするラウンジ「コトパティオ」と学習センターの見学会が行われました。
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今回で17回目となるTAC教職員交流会。これまでは、どちらかというと、「講演会」が中心の交流会でした。ところが、近年SD的な要素が強くなってきています。2014年は「図書館」、15年は「障がい者支援」、16年「留学生支援」がメインテーマでした。そして、今年は、初めて「SD研修会」と銘打ち「地域連携」をテーマとして実施されたのです。

大学運営に携わる身として、他大学の情報ほど貴重な情報はありません。その意味で、TACによって作られた情報交換のネットワークが非常に貴重なものとなっています。私見を申し上げれば、これからは、情報ネットワークの域を超えて、SDという形で加盟校の教職員が一緒に考え、一緒に行動するような場としても、このTACがさらに発展していくことを願っています。

地域インターンシップ実習報告集

2017年11月28日

11月22日(水)、2017年度の地域インターンシップ成果報告会がありました。地域インターンシップとは、「東京経済大学・国分寺地域連携推進協議会」の事業のひとつ。スタートしたのは2004年10月ですので、今年で13年目を迎えることになります。同協議会を構成するのは、国分寺市役所・国分寺市商工会・本学の三者で、地域振興・地域活性化を目的として創設されています。

インターンシップの成果は、二つの形で報告されます。ひとつは、履修した学生のみならず、受け入れ先の企業の関係者にも参加いただいて実施される学生たちによるプレゼンテーション。もうひとつは、成果報告書です。ここでは、成果報告書のほうを紹介したいと思います。
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成果報告書では、学生たちが受け入れ先企業で経験したこと、感じたことがまとめられています。「実習の目標」「受入先」から始まり、「実習の内容(プログラム)」では、実習先での毎日の経験が綴られていきます。そして、「まとめ」のところでは、「目標が達成されましたか」「実習を通して学んだこと」「今後の目標」「インターンシップ希望者へのアドバイス」が記されています。マナー、目標や課題の設定、笑顔、チャレンジ精神、積極性、ホスピタリティ...。仕事をするうえで大切なことのほとんどが記されているといっても過言ではありません。
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インターンシップは、学生たちにとっては、まさに「仕事との最初の出会い=ファースト・コンタクト」。彼らは、卒業後、長きにわたって仕事と関わっていきます。将来、仕事のことでさまざまな悩みや不安を抱えることになることでしょう。そのようなとき、「初心に帰る」ことが悩みや不安の克服に寄与することがあります。したがって、学生たちには、この報告集を一つの原点として位置づけてほしいのです。身近において、参照し続けていくことを願っております。
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学術フォーラムとOB・OG会とピアノリサイタル

2017年11月16日

11月11日(土)、国分寺キャンパスでは三つのイベントがありました。

一番目は、学術フォーラム「地域発展のニューパラダイム」です。本学と一般財団法人日本環境衛生センターが主催者。環境省と一般社団法人場所文化フォーラムには、後援団体になっていただきました。
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司会者やパネリストとして登壇された皆様方は、いずれも各分野の最前線でご活躍されておられる方々ばかりです。それに、中国第13次5カ年計画専門家委員会秘書長の杜平様や中国大使館公使参事官の明暁東様と阮湘平様をはじめ、多くのキーパソンたちが参加されました。私と環境事務次官の森本英香様が開会のあいさつを行いました。そうした豪華メンバーを集められるのは、いうまでもなく周牧之経済学部教授の力量にほかなりません。そのうえ、周ゼミの学生たちが運営に携わり、縁の下の力持ちの役割を果たしました。残念ながら、私自身は、フォーラムの議論には接することができませんでしたが、こうした学術フォーラムの実施は、本学にとっても大きな誇りだと感じました。
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二番目は、本学の証券研究会=葵証会の第65回総会です。本学の文化会系サークルのなかで、証券研究会は、伝統があり、素晴らしい先輩たちを輩出されているサークルのひとつです。懇親会には出席できませんでしたが、挨拶をさせていただきました。株の世界を扱った経済小説の傑作に、獅子文六の『大番』と清水一行の『小説兜町』がありますが、いずれも、主人公のモデルが大倉商業学校と大倉高等商業学校の出身者であるという話を紹介させていただきました。

三番目は、大倉学芸振興会主催の奥井紫麻(しお)ピアノリサイタルです。2004年生まれの奥井さんは、チャイコフスキー記念ロシア国立モスクワ音楽院付属中央音楽学校に在学中です。ゆっくりとしたなめらかな調べからこころを揺さぶる激しい旋律まで、かもし出されたピアノの音は、どこまでも澄み切っていました。そして、悲しくなるほどに美しいものでした。天才ピアニストの今後が期待されます。
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もうひとつのホームカミングデー

2017年11月10日

葵祭期間中の土曜日に行われるホームカミングデーは例年、学長としてのスピーチを4回行う日となっています。
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11月4日(土)、まず、葵友会全国支部長会議で大学の近況を報告しました。その会議を途中で退席し、旧教職員懇親会に出席。ここでも、大学の近況報告を行いました。この会も途中で退席し、今度は、創立120周年記念事業募金委員会において、記念事業の進捗状況に関する報告を行いました。そして、終了後、100周年記念館でのホームカミングデーの冒頭あいさつがありました。今年もまた、「皆さん、母校におかえりなさい。本日は、懐かしい学生時代に戻ってください」というメッセージを送らせていただきました。
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ホームカミングデーの主役は、いうまでもなく卒業生なのですが、本学では、同じ日に旧教職員の方々をお招きして懇親会を行っております。この日もまた、本当に懐かしいお顔に接することができました。この会のメインは、参加された旧教職員全員による近況報告になっています。
本当にいろいろな生活の一端が披露されました。老人ホームでの生活、病歴、趣味の数々(スキー、野草探し、テニス、ゴルフ、カラオケ、ボランティア、英字新聞、絵、ウォ-キング、ラジオ講座、旅行、資格取得など)、大倉学芸振興会などが話題になりました。

十人十色の生活模様のなかにも、ひとり一人が毎日の楽しみを懸命に見つけようとされているご様子、大学に対する熱い思い、時の移り変わりなどを垣間見ることができたひとときとなりました。

ファンファーレとともに

2017年11月06日

11月3日(金)9時、雲ひとつない日本晴れの国分寺キャンパスにおいて、第118回葵祭(大学祭)の開会式が行われました。私、学生委員長の田島教授、学生会会長の塚本雄大さんのあいさつのあと、葵祭実行委員会の後藤雄大さんによる開会宣言がありました。そして、それが終わった瞬間、ファンファーレとともに、たくさんの風船が青空に吸い込まれるごとく舞い上がっていきました。
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私のあいさつでは、「人気のある女の子の名前ランキング」で2年連続、(明治安田生命によるランキングで2015年度と2016年度のベストワンになっています)ナンバーワンになったのが「葵」であることを、葵祭に因んだ一口情報として紹介しました。そして、「学生たちが見せる笑顔と歓声は、大学によっても大きな財産である」こと、これまで準備のために尽力してきた葵祭実行委員会や各サークルの努力に敬意を払いたいこと、祭りが終わるまでは、事故や健康にも留意しながら取り組んでほしいことなどを話しました。

学生委員長のあいさつは、いつも学生への思いが直に伝わる内容のもの。今回は、「これから始まるブラスバンドの行進・仮装行列では、応援してくれる市民の皆さんには、是非とも手を振って応えてほしい。無言ではあるが、意志のこもったコミュニケーションになります」といった言葉が胸にズシリときました。
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そのあとに登場したのが、二人の雄大さん。いずれも、堂々とした話ぶりでした。開会式終了直後の後藤委員長。私に対する第一声は、緊張感でなにを話したかわからないといったものでしたが、なかなかどうして、「しっかりとした話」でした! 「いいスピーチだったよ」という言葉は伝えたものの、「そんな緊張感のなかでこそ、ひとはみな成長していくのですよ」というもう一言を直接伝えることができませんでした。
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がんばれ、二人の雄大!

二つの記念品~記念誌とDVD

2017年10月30日

10月吉日、東京経済大学写真研究会から、創部85周年記念を祝う資料をいただきました。その資料とは、『東京経済大学写真研究会のOB会報』『同研究会 創部85周年記念』(記念誌)、『東京経済大学写真研究会 創部85周年』(DVD)の三点です。

『OB会報』には、今年の7月2日に開催された記念祝賀会の模様が紹介されています。マレーシアから駆け付けた方も含めて、参加者は総勢80名。にぎやかで、和やかで、笑顔にあふれた会の雰囲気が伝わってくる内容となっていました。

85周年を記念する記念誌には、OB会長の田原弘行さんのあいさつ文(「写真研究会85周年に思って」)、私のあいさつ文(「『見えるという力』を『見る力』に変えるもの」)、葵友会会長の鈴木健二さんのあいさつ文(「写真部創部85周年に寄せて」)をはじめ、卒業生のあいさつと作品が収録されています。
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田原さんによると、創部された頃のメンバーたちは、「家が買えるほどの高価なカメラを持ち作品を撮影していた」ようです。ちょっとビックリですね。

『東京経済大学写真研究会 創部85周年』(DVD)のプロローグでは、創部された時代の状況がドラマチックに紹介されています。そして、創設者5名の写真をはじめ、1932~2017年における写真研究会の活動がよくわかるコンテンツになっています。バックグラウンドミュージックとの相性も非常に良く、まるで映画を見ているような感覚でした。
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モデル撮影会、学内展、学外展、キャラバン隊の経験、他大学の学生たちとの交流、夏合宿、春合宿などが、走馬灯のごとく紹介されていきます。構成・編集を担当された荒川弘之さん(昭和50年卒)の編集力・構成力が十二分に発揮されたものに仕上がっています。

周年事業では、しばしば記念誌が編集されます。それを完成させるだけでも、ずいぶんと多くの方々の協力と時間が必要になります。したがって、記念誌の上にさらにDVDの作成となると、本当に大変なご努力があったのではないかと考えてしまいます。しかしながら、今回の写真研究会のように、記念誌とDVDがうまく補いあい、良質な記念品に仕上がっているという事実に接しますと、そうした文字と画像による「二つの記念品」の作成に関わられた方々のご尽力も報われたのではないかと思った次第です。

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