東京経済大学

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国際貢献

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地域交流を活かしたフェアトレード!

渡辺龍也ゼミは、フェアトレードを研究テーマとしています。フェアトレードとは、経済的立場の弱い途上国で生産される農作物や工業製品を適正価格で公平に取り引きすることにより、生産者の生活改善と自立を支援する運動です。渡辺ゼミは、キャンパスの周辺地域でフェアトレードを普及させることを目的に活動する「まちチョコ」に参加し、フェアトレードで仕入れられたカカオを原料とするチョコレートを、国分寺の商店を通じて販売しています。

小椋:「まちチョコ」も、2012年度で3年目。今年も、国分寺市内の小中学生や市民が協力してくれて、素敵なパッケージデザインができましたね。
塚本:昨年は80点、今年は約150点の絵が集まり、そこから8点をパッケージに採用しました。
小椋:「まちチョコ」の意義を知ってもらうために欠かせないポスターをたくさんのお店に貼ってもらうため、今年は雰囲気の違う数パターンを作成しましたからね。
塚本:フェアトレードのカカオでチョコレートをつくっているオーストリアの製菓会社との仕入れ個数についての交渉も大変でしたが、国分寺界隈で商品を売ってくれる販売店探しも苦労しました。

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フェアトレードから学ぶ人と人とのつながり

小椋:フェアトレードは善意に頼る一時的な援助ではなく、公正な貿易を定着させないと本来の意味がないので、小売り価格が多少高くなることを承知で販売してもらうことになりますよね。
塚本:学生にとってはチョコレートを売って利益を追求するわけではありませんが、商店主にとっては、生活を支える仕事です。途上国支援を継続させるため、フェアトレードの理念を現実の社会で定着させることに難しさも経験しました。海外研修でフィリピンのフェアトレード農園に行ったときに、さとうきびやバナナを栽培する農家と会って考えたことは、フェアトレードは貿易の仕組みづくりですが、その本質は国境を越えた人と人のつながりにあるのではないかということでした。自分が食べるチョコレートやバナナが、どこの国の誰の手によりつくられたものかを、販売者はもちろん消費者も知ることで商品に対する愛着もわきますし、適正に流通させる商品として不十分な点は途上国の生産者に、改善点を指摘することも必要です。
小椋:重要なことは、途上国の生産者と先進国の消費者を対等な関係で結ぶ仕組みづくりです。途上国の生産品なら何でもフェアトレードの対象になるわけではなく、農家経営を維持できる生産者だけがフェアトレード会社と契約できることをフィリピンで知り、フェアトレードの意義を一層深く理解できた気がしました。
塚本:生産者・販売者・消費者がそれぞれ利益や満足感を得られる関係が結べてこそ、フェアトレードが意味する公正な取引が成立することは、流通ルートの一端に加わったことで実感できました。
小椋:いますぐに貿易の大きな仕組みを変えることは、私たちにはできないけれど、「まちチョコ」を通して地域と学生のつながりをつくり、そのつながりにフェアトレードを乗せることができます。東経大が「国分寺にある大学」ではなく、「国分寺と関わる大学」として定着するためにも、後輩の活躍を期待しています。

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