mailxコマンドの利用方法

「mailxコマンド」によるメールの送受信方法を説明します。
1.ログイン  2.送信方法  3.受信方法

1.ログイン

メールサーバ(tkuserve.tku.ac.jp)へ 「telnet tkuserve.tku.ac.jp」にてログインしてください。「telnetの利用方法
ログイン後、プロンプト(%tkuserve)が表示されたら、以下手順で送受信を行ってください。

2.送信方法

以下に送信手順を説明します。

[送信手順]
■1.「mailx 相手のアドレス」と入力
   し、「Enter」キー。
■2.件名を入力し、「Enter」キー。
■3.本文を入力する。(以下例)

Hello! This is test.
Thank you.

00z1234

.

   メールの最下行に「.」(ドット)を
   入力し「Enter」キー。
■4.メール送信終了。

本文を日本語で入力する。
  通常のmailxコマンドでは、本文に日本語を入力して送信しても受け手側では文字化けになります。
  拡張された /usr/SUNWale/bin/mailx コマンドを利用することにより、受け手側で日本語が文字化け
  せずに表示されます。

  ○方法
   上記手順1で「/usr/SUNWale/bin/mailx 相手のアドレス」と入力し実行。
   上記手順3で「半角/全角キー」押下により日本語を入力。(終了時は最下行で「.」(ドット)入力)

  ※参考URL:国際化 SunOS コマンドの利用「電子メールの送受信」(docs.sun.comより)

3.受信方法

直接メールスプールを指定できないため、まず「popmail」コマンドを投入後、「mailx」コマンドを投入します。

 ※「popmail」コマンド : メールスプールにあるメールをホームディレクトリにコピーします。
                (コピーの際、Maildir形式からMailbox(mbox)形式に変換されます)

[受信手順その1(popmail)]
■1.「popmail」と入力し、
   「Enter」キー。
■2.Username:に対し、ユーザID
   入力し、「Enter」キー。
■3.Password〜:に対し、パスワード
   を入力し、「Enter」キー。
■4.POP Host〜:に対し、そのまま
   「Enter」キー。
■5.POP Port〜:に対し、そのまま
   「Enter」キー。
■6.スプールにあるメールがコピー
   されます。
■7.確認。
   「ls」と入力し、「Enter」キー。
   ファイル名「mbox」がコピーされ
   たメールです。
[受信手順その2(mailx)]
■8.「mailx」と入力し、「Enter」キー。
■9.受信メール一覧が表示される。
■10.メールを読む場合。
   「メールの番号」を入力し、
   「Enter」キー。
    →指定番号のメールが表示。
■11.終了する。
   「x」と入力し、「Enter」キー。
   →セッションが切断される。
※メールの確認が終わったら、
 rm mbox にて、コピーしたメールを
 削除して構いません。
(メールスプールのメールはそのまま残ります。)
− 文字化け対策 −
[事象] 手順■10でメールを読むと、日本語が文字化け。
[原因] WindowsのTelnetクライアントは、デフォルトで「Shift JIS」を入力、表示するため。
[対策] telnetでログインする前に、以下の作業を行う。
       1.[ファイル名を指定して実行]より、 telnet と入力し実行。
       2.set codeset jis kanji と入力し実行。→JISコードに切り替わるので、手順1からはじめる。
       (コードを元に戻すには、 unset codeset と入力し実行。)
※参考 telnetクライアントの使い方(@ITより)