1.電子メール


(1) 文面の書き方

・文字、記号のなかには、インターネット通信で使用すると、受信側で文字化けをおこし読めないものがあります。

・半角カタカナは使用しないようにしましょう。

・記号には「機種依存文字」というものがあります。以下の表に注意しましょう。

使える記号の一例 使えない記号の一例
´ ¨
_
± × ÷ °
¢ £ §
´ ¨

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・文字コードの設定が送信側と受信側で違うと全文が化けてしまって読めないことがあります。「JIS」「日本語EUC」「シフトJIS」などの文字コードを見直しましょう。

・HTML形式の電子メールは受信側のメールソフトや設定により正常に読めないことがあります。TXT形式で送るのが無難です。

・本文のテキストは日本語なら30文字程度を目安に改行しましょう。あまりに長いと受信側のメールソフトの設定などにより読みにくくなることがあります。

・本文の内容を反映する題名(Subject:)をつけましょう。

・相手に失礼のないよう丁寧な文章をこころがけましょう。

・友人等親しいひとへの電子メールでは、感情表現として絵文字(フェイスマーク=(^o^))を使用するのもよいでしょう。ただし、就職活動やビジネスの場で使うと失礼にあたることもあります。状況を判断して使用しましょう。

(2) 送受信について

・幸福の手紙(不幸の手紙)のように他の人へ転送を要請する内容の手紙をチェーン・メール(レター)といいます。チェーン・メールはどのような内容であっても迷惑行為です。このようなメールを発信しないこと。受信してもさらに広めてはいけません。

・電子メールは、相手がすぐに読んで返事をくれるとはかぎりません。急ぎの用事は電話などで連絡しましょう。

・送り先指定の Cc: (カーボンコピー)は、To: 宛先の人とは別に、参考として目をとおしてもらい返事を要求しない場合などに使用します。Bcc: (ブラインドカーボンコピー)に指定したアドレスは、同じメールで To: や Cc: で指定した通信相手には知られません。自分のアドレスが Cc: や Bcc: に指定されて届いたメールへの返信は以上の点をふまえて慎重に行いましょう。

(3) 添付ファイルについて

・メールにファイルを添付して送るときはファイルサイズを確認し、目安として1MB(メガバイト)以内に納めるようにしましょう。環境によりますが、あまりに大きいものはスムーズに送受信できなくなってしまいます。サイズの大きいファイルを添付する必要があるときは、圧縮する、分割できるものはメールをわける、などしましょう。

・ファイルの拡張子を変更・省略しないようにしましょう。拡張子が不正確だと、受信者がそのファイルを開くことができないことがあります。拡張子とは、ファイル名のピリオドから右の部分のことです。
(例)***.txt、***.doc、***.jpeg、***.xls

・ファイルを添付するときには、本文中に、どんなファイルをいくつ添付したのか記述すると親切です。知らないファイルが添付されていると、ウイルスと勘違いされることもあるでしょう。

・自分のPCがウイルスに感染すると、自分のメールソフトに登録されているメールアドレスへ勝手にウイルスを送信してしまうこともあります。日頃からウイルス対策は怠らないようにしましょう。

(4) 著作権について

・自分が受け取ったメッセージを第三者に転送したり、再投稿する場合には、元のメッセージをそのまま引用し、自分のメッセージと区別しましょう。メッセージを短縮したり、一部分だけ引用しても構いませんが、適切な出典(もとのメッセージや発言者が特定できるような情報)を必ず示しましょう。場合によっては発言者の許可を得ましょう。

・楽曲、画像、文章・小説・プログラムなどの創作物は全て著作権の対象です。他人の創作物を承諾を得ずに使用・再配布したりしてはいけません。