■3.互換性について |
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・ソフトの互換性 |
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MacとWindowsは同じパソコンですが、まったく別物です。Windows用のソフトをMacで使う、あるいはその逆はできません。
- MacにVirtual PCなどのMac上でWindowsを動かすソフト(エミュレータ)を入れてその上にWindowsをインストールすると、一応Windowsのソフトを使えるようにはなります。ただ動作も相当遅くなるので、重いソフトや3Dゲームなどの利用はおすすめできません。
- Windows上でMacを動かすエミュレータもありますが、制約が多いので実用性はあまりありません。
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・ファイルの互換性 |
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WindowsとMacの両方に同じアプリケーションがあれば、バージョン等の互換性にさえ注意すればファイル交換、共用が可能です。
例えば、Office系ソフトはMacintoshでも利用されるようになりました。
(WordやExcelのデータを、WindowsとMacでやり取りができますが、WindowsとMacのバージョンが異なるため、保存時にバージョンの変更が必要な場合もあります。)
※ファイル圧縮形式
MacではStuffIt形式(.sit)、Windowsではlzh形式、zip形式がよく使われます。
MacとWindowsの双方で解凍可能なlzh形式、zip形式がいいでしょう。
主な圧縮・解凍ソフトには「+Lhasa」(Windows)や「StuffIt Expander」(Mac)等があります。
自動解凍形式はOSを越えると解凍できない可能性が高いので避けましょう。
(MacからWindowsの人に渡すときには、圧縮時にMacBinaryのチェックをはずして圧縮するようにしてください。) |
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・フォントの互換性 |
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お互いに共通性のないフォントを使用した場合、デフォルトでは明朝体で表示されます。WindowsとMacの両方に同じアプリケーションがあれば、バージョン等の互換性にさえ注意すればファイル交換、共用が可能ですが、単に交換・共用するだけではレイアウトが崩れたりすることがあります。
両OS用に同じフォントがある、ダイナフォント(DFPゴシック)等のフォントを使うと同じレイアウトを保持できます。
(MacのOfficeに「MS ゴシック」と「MS 明朝」が用意されました。この環境下でデータのやり取りをする場合、問題が少なくなりました。)
※機種依存文字
Windows(およびUNIXなど)とMacで互換のない機種依存文字の使用は避けましょう。
(丸数字、ローマ数字、単位や曜日などの各種略号) |
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