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Win-Mac間のデータ交換

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1.WindowsとMacintoshのファイルの違い  2.WindowsとMacintosh間のファイル交換

1.Windows と Macintosh のファイルの違い

■1.拡張子
拡張子とは、ファイル名のうち「.doc」や「.xls」などピリオドで区切られた右側部分のことです。
  • Windowsは拡張子でファイルを判断します。ファイルをダブルクリックすると、OSはファイルの拡張子からファイルの種類を判断し、関連づけられたアプリケーションを起動してファイルを開きます。拡張子がないと、ファイル形式不明で表示されます。
    (Windows上で拡張子をつければ識別できるようになるが、開けない場合もあり。)

  • Macintosh(以下Mac)は拡張子を必要としませんが、MacとWindowsでファイルを共有しようと思う人はMacでファイルを作成する際に、適切な拡張子をつける必要があります。
主なファイルの拡張子
ソフト名・形式
拡張子
Word .doc
テキスト形式 .txt
Excel .xls
PowerPoint .ppt
HTMLファイル .htm、.html
Photoshop .psd
画像BMP形式 .bmp
画像TIFF形式 .tif、.tiff
画像JPEG形式 .jpg
画像GIF形式 .gif

■2.ファイル名の長さ
Windowsは半角255文字まで、Macは半角31文字までです。
WindowsとMacでファイルを交換する場合は、半角31文字以下のファイル名をつけましょう。

■3.互換性について
・ソフトの互換性
MacとWindowsは同じパソコンですが、まったく別物です。Windows用のソフトをMacで使う、あるいはその逆はできません。
  • MacにVirtual PCなどのMac上でWindowsを動かすソフト(エミュレータ)を入れてその上にWindowsをインストールすると、一応Windowsのソフトを使えるようにはなります。ただ動作も相当遅くなるので、重いソフトや3Dゲームなどの利用はおすすめできません。

  • Windows上でMacを動かすエミュレータもありますが、制約が多いので実用性はあまりありません。
・ファイルの互換性
WindowsとMacの両方に同じアプリケーションがあれば、バージョン等の互換性にさえ注意すればファイル交換、共用が可能です。

例えば、Office系ソフトはMacintoshでも利用されるようになりました。
(WordやExcelのデータを、WindowsとMacでやり取りができますが、WindowsとMacのバージョンが異なるため、保存時にバージョンの変更が必要な場合もあります。)

※ファイル圧縮形式
MacではStuffIt形式(.sit)、Windowsではlzh形式、zip形式がよく使われます。
MacとWindowsの双方で解凍可能なlzh形式、zip形式がいいでしょう。

主な圧縮・解凍ソフトには「+Lhasa」(Windows)や「StuffIt Expander」(Mac)等があります。

自動解凍形式はOSを越えると解凍できない可能性が高いので避けましょう。
(MacからWindowsの人に渡すときには、圧縮時にMacBinaryのチェックをはずして圧縮するようにしてください。)
 
・フォントの互換性
お互いに共通性のないフォントを使用した場合、デフォルトでは明朝体で表示されます。WindowsとMacの両方に同じアプリケーションがあれば、バージョン等の互換性にさえ注意すればファイル交換、共用が可能ですが、単に交換・共用するだけではレイアウトが崩れたりすることがあります。

両OS用に同じフォントがある、ダイナフォント(DFPゴシック)等のフォントを使うと同じレイアウトを保持できます。

(MacのOfficeに「MS ゴシック」と「MS 明朝」が用意されました。この環境下でデータのやり取りをする場合、問題が少なくなりました。)

※機種依存文字
Windows(およびUNIXなど)とMacで互換のない機種依存文字の使用は避けましょう。
(丸数字、ローマ数字、単位や曜日などの各種略号)

2.Windows と Macintosh 間のファイル交換

■1.メールに添付しての交換
Macから送信する場合は、エンコードはMac特有のBinHexを使わずに、MIME(またはBase64)で行いましょう。

■2.メディアを介しての交換
通常WindowsではMacのフォーマットを読み書きできません。

しかしMacはWindowsのMS-DOSフォーマットを読み書きできますので、MS-DOSフォーマットしたフロッピーディスク(以下FD)、MO(230MB)でデータ交換が可能です。
MS-DOSフォーマットはWindowsがなくてもMacでできます。

(MacフォーマットのメディアをWindowsで読み書きしたい場合、市販の専用ソフトウェアをWindowsにインストールすることで読み書きすることができます。)

・フロッピーディスク(FD)
MacはMS-DOSフォーマットされたFDを開くことができます。
WindowsではMacフォーマットされたFDは、初期化(フォーマット)のダイアログが表示されます。
※注意 PCL教室では640KBや720KBでフォーマットしたFDは読めません。

・MO
MacはWindowsでMS-DOSフォーマットされたMOを読み書きできます。
WindowsではMacフォーマットされたMOは、FDと同じく初期化(フォーマット)のダイアログが表示されます。
MS-DOSフォーマットされたMOにMacで保存した場合、Windowsで開くことができます。

MOは230MBのものを使いましょう。
(640MBのMOは、規格が異なるためお互いに読むことができません。)
FD・MOのフォーマット方法
Windows
 (1)ドライブにディスク(FDやMO)を挿入
 (2)「マイ コンピュータ」をダブルクリック
 (3)各当するドライブのアイコンを右クリック
 (4)「フォーマット」をクリック
 (5)「容量」でフォーマットの種類を選択
 (6)「開始」をクリック
Mac OSX
 (1)ドライブにディスク(FDやMO)を挿入
 (2)「アプリケーション」フォルダの中の「ディスクユーティリティ」を起動
 (3)左側のリストより各当するディスク(FDやMO)を選択
 (4)「消去」 タブを選択
 (5)「ボリュームフォーマット」でフォーマットの種類を選択
 (6)「消去」をクリック
Mac OS9
 (1)ドライブにディスクを挿入
 (2)デスクトップのディスク(FDやMO)アイコンをクリック
 (3)メニューバーの「特別」をクリック
 (4)プルダウンメニューから「初期化」をクリック
 (5)フォーマットの種類を選択
 (6)「初期化」をクリック
・CD-R
MacでWindows用またはMacintosh兼用で書き込んだCD-Rは、Windowsで読むことができます。
Windowsで「ISO 9660」形式で書き込んだCD-Rは、Macで読むことができます。

■3.ネットワークを介しての交換
・パソコンをインターネット接続し、FTPを介してファイル交換する。
・市販のソフトを利用する。
・WindowsとMacのパソコンをEthernetケーブルで接続し、ファイル交換する。