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原木探しと薪作り

forest173-1.jpg・相変わらず、原木が手に入らない。次の冬用の薪を作っておかなければ、薪ストーブなしで寒さをしのがなければならない。それでは困るからと、付近の倒木探しを始めた。ほんとうは持ち主に断る必要があるのだろうが、持ち主が誰かはわからない。荒れ放題で、手を入れたことなどないから、いいだろうと思って、まだ腐食していない倒木をチェーンソーで切って、庭に運び込んで薪にした。道に置いた一輪車までは、転がしたり引っぱったり担いだりして動かさなければならない。それを一輪車に積んで運ぶのだが、一筋縄ではいかない重労働で、山歩きや自転車よりはるかにきつかった。

forest173-3.jpg・がんばったな、と思ったが、薪にして積むとほんのわずかで、これでは半月分にもならないという程度だった。そこで、少し腐食の始まったものや、松や檜なども集め始めた。しかしまだまだとても足りない。それならと、数年前から葉や花が少なくなって気になっていた、道から家への通路にある桜の木を2本伐採することにした。隣家に当たらないよう倒すにはどうしたらいいか。近くの木とロープで繋げ、倒す方向の部分を半分ほど切り、隙間を作って、反対側を切る。下手をするとチェーンソーが挟まって取れなくなってしまったり、思わぬ方向に倒れてしまったりしかねない。何度も確認しながら切って、幸い、狙い通りに倒れてくれて一安心。それにしても、木の存在感の薄さに改めてびっくりしてしまった。長年見慣れてきたはずの木なのに、なくなっても何の違和感もない。残っているのは切り株だけ。ログハウスができたときに前の持ち主が植えたものだから、樹齢30年といったところだった。さて新しい苗木を植えようかと思うが何にしようか。

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forest173-5.jpg・ここまでやって何とか南側の壁が埋まった。しかしこれでもまだ半分にもならない。原木が調達できましたという連絡を首を長くして待っているが、そんな電話は全くない。薪が調達できなければ、本業のストーブも売れないだろうから、困っているだろうなと思う。長年商売をしてきているのだから、何とかして欲しいのだが、催促の電話は我慢して控えている。無いものは無いのだから、仕方がないのである。
・こんなふうにして、正月以降、ほとんど毎日、木こり仕事に精出している。暮れから正月にかけては何度か寒波が来て寒い日があったが、温暖化傾向は今年も続いていて、昼間10度を超える日も少なくない。去年までは出かける時以外は薪ストーブを絶やさなかったが、今年はできるだけ昼間は燃やすのをやめて、薪の節約に努めている。来冬用に少しでも残しておきたいからだ。

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2021年02月15日 06:27に投稿されたエントリーのページです。

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