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2006年10月20日

Outbound Port25 Blockingってブー

 新規に加入したプロバイダNiftyから,大学のSMTPサーバが使えない。
 何のことはない,25番ポートが塞いであるのだ。その事実を知るまで2時間半。加入時点で知らされてなかったと電話窓口で文句を言ったら,「ウェブには書いてある」だって。で,その場所は「会員サポート」項目のサポートトピック「2006/6/13突然メールが送信できなくなったお客様へ」だって。そんなところを新規加入するお客さんが見るわけがない。今,加入したんだから,「送信できなくなった」わけではなくて,「送信できない」なのだから。でも,平気でこういう説明だ。
 そもそも,勝手にポートを閉じるだなんて,通信の品質にもかかわるわけで,電気通信にかかわる法律だって,なんでもプロバイダ様の思し召しの通り,って書いてないと思うけど。ちょいとプロバイダ様のサイトを調べてみたら,どこも軒並み「Outbound Port25 Blocking始めました」なんて,うれしそうに宣言してるじゃないか。それも,会員サポートの項目のみ,でね。で,どうしてもネットワーク外のSMTPサーバを使いたかったら,587番のサブミッションポートを使ってっていうのだけど,今のところTKUじゃ,...使えない。
 スパムメールが減るんだからいいでしょ,なんてことしか説明が無いが,プロバイダにとって,ポートを閉じることが重大な意味を持つ行為だって認識が微塵もないのは,大問題。「どこかの国ではフィルタをかけて,特定のサイトが見えないんだ」,なんて他人事みたいに言ってられないね。平気でこういうことがまかり通るのだから,そのうち何でもアリさ。いつからインターネット関係者って,制限かけることに対して「いいとも」みたいな考え方するようになったのかね。情けねえやぁ。

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