01「自己表現」:立体作品
大曽根 雅之










101.jpg


いつもなら弦を弾いて何かを表現することから離れて、ギターをつるすことを考えた。吊るすことによって普段個々が音楽に対して感じるものを感じ取ってほしい。作者自身の意図としては、知れる音楽に対する不満を表す。

反省点:巨大な置物としての設置場所に戸惑った。設置場所の確保には入念な下調べが必要と感じた。また、三号館の三階は予想以上に人の通りが少なかった。案内板、チラシ、ポスター等で動員を積極的に増やす必要があると思う。
二点目は、作 品が地味なものに仕上がってしまったことだ。ギターを吊るし、CDのジャケットを白黒コピーするというものだったが、いま一つアクセント・インパクトに欠 けていた。ギター本体の色も黒であったのが問題である。ギターにペイント・改造などの工夫が必要不可欠だった。それに合わせ、ジャケットも白黒かカラーかを決める必要があった。