現代法学部
村本 武志 教授ゼミ
#インターネット取引 #プラットホーム責任 #個人情報 # AI
2017 年度の消費者向けネッと販売の市場規模は16 兆5,054億円で、前年比9.1%の伸び率を示しています。店舗販売を含めた総売り上げの約5.8%を占めるが、米国では約10%、中国で約15%を超えます。問題は、ネット取引を通じて電子化された顧客個人情報が業態を超え、ビッグデータとして集積され、利用されることの影響です。AI の発達は、集積された顧客データから個人的な嗜好や需要といったプロファイルを可能にします。顧客が事業者に提供した顧客データは、集積され、解析され、カスタマイズされて広告・宣伝に利用されます。広告メールは、見ず知らずの送信元であることが少なくありません。日々、メールボックスを一杯にする事業者の広告メールは、私たちを辟易させ、その攻撃性リアルの訪問販売と異なりません。授業では、ネット取引とリアル取引を対比することで、ビッグデータ時代、AI 時代の通信販売規制、個人情報保護の在り方を探ります。
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