私たちの研究チームでは以前、オンラインショッピングサイトを模倣したWebサイトを作ってある実験を行いました。商品の並び順を変更したり、商品の質を過大評価した偽のレビューを提示したりすることで、消費者の購買行動にどのような影響が出るかを検証したのです。果たして人は偽のレビューにだまされるのか、それとも怪しいレビューを見破って自らの好む製品にたどり着けるのか。実験の結果やデータ分析の手法については、講義で解説しますので、ぜひお楽しみに。
講義では、企業が様々なデジタル技術を実際のビジネスにどのように生かしているかについても触れます。こうした学びは、デジタル社会の健全な統治方法を考えることや、一消費者としてより健全な消費行動をとることにもつながっていくはずです。