家電量販店での値下げ交渉、お小遣いの値上げ交渉、アルバイトのシフト交代のお願いなど、誰でも何らかの「交渉」をしたことがあるでしょう。でも、どちらか一方が得をするのではなく、双方にとって得になる、あるいは次につながるような「交渉」の方法があるって知っていましたか？　この講義では、そんな交渉の基本的技能を解説し、ワークやクイズも行います。ぜひお楽しみに！
でも、なぜ現代法学部で？と思う人もいるでしょうね。一般市民同士の法的な関係について定める法律「民法」の原則は、「私的自治」、つまり、市民同士の法的な関係は市民同士で決めることができるということです。よりよい合意に導くためのよりよい交渉は、「私的自治をよりよく実現するための手段」であるともいえるのです。