美術作品を鑑賞する時に、「うしろ」を意識したことはありますか?この講義では、2018年に大学のゼミ合宿で訪れた現代アートの国際美術展「光州ビエンナーレ」(韓国)に展示されていたアーティストChung Heeseungの作品:『Remembrance Has a Rear and Front』を取り上げます。この作品、正面から見るとただの「写真」のようにも見えるのですが、実は「うしろ(裏側)」も見えるように展示されていたんです。普段はあまり意識しない「写真」の裏側。でも、「裏側のある写真」というだけで、なんだか興味が湧いてきませんか?
「どうして?」「なぜ?」を延々と繰り返す「芸術」の世界で、皆さんをお待ちしています。