2000年代、ベトナムからの留学生や技能実習生が増加したことで、日本国内にベトナムの食材を扱うスーパーマーケットやレストランが増えました。数年前には、ベトナムの生春巻きに使う食材「ライスペーパー」を活用したアレンジレシピが流行。ピザやギョウザ、トッポギ、大福など、汎用性の高さと手軽さで大変な人気を集めました。これは、「日本の食文化の変容」であり、「多様な食文化の共存」の一例といえるでしょう。
昨今、グローバリゼーションの進展に伴って、「多文化共生」の推進が謳われています。他人事のように思えるかもしれませんが、「文化」とは日々の営みそのものであり、「共生」が実践できるかは、実は私たち一人ひとりにかかっています。多様な文化を互いに尊重し共存していくためにどんなことが大切なのか、一緒に考えてみませんか。