「資産運用」「NISA」「日経平均株価」「ネットバンキング」「キャッシュレス決済」「暗号資産」など、日々のニュースで金融の話題はたくさん登場します。ただ、あらためて「お金ってなに?」「金融とは?」と聞かれると、分かるようで分からない……という人が多いのではないでしょうか。
お金は一般的に豊かさをもたらすものと思われがちですが、実は、お金の量が増えるだけでは、社会は経済的に豊かにはなりません。では、社会におけるお金の真の役割とは何でしょうか?
またそれは、社会の変化とともにどう進化していくでしょう? このように、社会におけるお金の役割を客観視する学問が「金融経済学」です。この講義では、身近な経済活動の例を挙げながら、お金や金融について考えていきます。