DATE2023.06.06 Tue. START18:00
DATE2023.06.06 Tue. START18:00

近年の国際緊張、日本の
立場をどう見るか?

― 現代法学部 若狭 彰室准教授
法学・国際法学における頭の使い方

なぜ日本政府は、ウクライナ戦争に際して欧米と共にロシアに制裁を加えるのか? 日本政府と韓国政府は、徴用工問題や慰安婦問題でなぜ対立するのか? ──そんな疑問を持ったことはありませんか。
「国際法学」という学問は、国と国の関係の問題、例えばどのような場合に国と国の間の約束は守らなければならないかという問題や、武力紛争においてどのようなルールに従うべきかといった問題を扱っています。つまり、国際法を学ぶことで、日本の外交・防衛政策についても、その是非を感情ではなく「根拠と論理」に基づいて議論できるようになるのです。この講義では、国際法学における「頭の使い方」を身近な例えを交えて紹介し、法学において大切なことは何かを考えます。