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東京経済大学 尾崎ゼミ2010 CASIS

 尾崎ゼミは,昨年度から次のような新たな試みに挑戦しています。
  1. 国分寺市障害者センターと連携した,障害のある人の地域での自立生活支援(とくに彼らの就労支援)に向けた活動づくりを行うことを前提に,
  2. センターと共同でゼミを行い,コラボレーションによるお店作り(コラボカフェ“Cafe & Sweets IZUMI&SHINJIRO”(通称CASIS))をして,大学をはじめ地域のさまざまなところでマーケティングの実践(販売)を行う。そのため,月に1回のゼミ(通称・就労支援戦略会議)は,障害者センターの当事者(メンバー)の方たち,センターの職員等と合同で行う。
  3. 「戦略会議」では,障害のある人たちと直接ふれあい,彼らの抱える生活や就労の問題を当事者自身と意見交換をする場をもちつつ,次 に売り出す新商品のアイデアを出し合い,独自製品の試食をする。販売後は街の人(消費者)の反応は,売り上げはどうだったかを議論します。つまり,この戦略会議は,障害者の自立支援および社会参加と,マーケティングの実践とを融合させた会議という位置づけになります。
 上記CASISの実践活動を通して,机の上で学んだ知識と現場の厳しさとを往復しながら,学生は認識を深めていきます。これはある種のコミュニティ・ビジネスであり,単にもうけを生み出すための起業ではなく,障害のある人が自立生活をめざして仕事づくりを成功させ,同時に社会参加を促進できるようなビジネスモデルを創ろうとするものという,社会的意義を実現する「社会的企業」として,小さな一歩を踏み出しつつあります。
 以上のゼミの課外活動の目的を3つにまとめると,以下のようになります。

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