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Adobeに腹が立った!

・僕が一番使うソフトはアドビの”In Design"と"Photoshop"だ。"Illustrater"はあまり使わないが、 CSになってからパッケージされたものにしてCS2、CS3 とアップ・デートをしてきた。"inDesign"の使い勝手は、実際、アップデートしてもほとんど変わらないから、する必要はないのだが、大学のパソコン教室(メディア工房)に合わせないと何かと不便だから、渋々おこなってきた。

・このソフトはCS2になってからネットを介してライセンスの認証登録が必要になった。2台のパソコンで使用することはできるが、それ以上の場合には、使うたびに登録の変更が要求されるのである。僕は自宅と研究室のパソコンのほかに持ち運びできるMacbookを一台もっている。出かける時には必ず携行するが、自宅でも、使う場所を自由に変えられるから、登録の変更をしては3台で使い分けてきた。

・ところが8月の中旬頃から、ライセンスの認証の登録の変更が急にできなくなった。Adobeに電話をすると、制限回数を超えたためだという。そんな注意書きはどこにもないはずなのに、もう変更はできないの一点張りでとりつく島もない。しかも、1本のソフトは2台のパソコンにだけインストールをすることが許可されていて、3台に入れるのは違反だと言う。そうではなくて、ユーザーひとりに1本ではないの?と聞き返しても、向こうが設けた規則を繰りかえすだけだ。話をしながら、だんだん腹が立ってきた。

・登録の変更が駄目だという画面がネット上にでた時に、「追加のライセンスがオンラインですぐに購入できます」という文面が出るのだが、これをクリックしてAdobeのサイトに行っても、どこでどういう手続きをすれば購入できるのかまったくわからない。そのことを問いただすと、それはアメリカだけの話で日本では駄目だという。だったら、なぜ、そんな文面を出しているのかと問いかえすと、英語の文面をただそのまま訳しているだけだと言う。もう本当に腹わたが煮えくりかえる思いだった。もちろん、アメリカではいいけど日本では駄目という理由も聞いたのだが、何の返答もなく、削るようにしますと言っただけだった。

・僕は、文章の作成をずっとDTPソフトでやってきた。1989年にマッキントッシュのSE30を買った第一の理由が"PageMaker"を使ってDTP(卓上印刷)ができることだったからだ。Aldus社をAdobe社が買収して、 ”Pagemaker"は販売されなくなり、代わって"InDesign"が売り出された。改善はいろいろされたと言うが、僕の使い方では"PageMaker" とほとんど変わっていないし、かえって、用もないものが余計について値段が高くなるばかりで、ちっともいいことはないと思ってきた。

・ソフト会社がコピーによる不正利用に苦慮している現状は、それなりに理解をしているつもりである。だから、ライセンス認証の登録そのものに反対するつもりはない。けれども、ユーザーが一本のソフトをどのように利用しているのかについて、もうちょっと融通性があってもいいと思う。20年近くにわたって使い続けているユーザーが不満に思ったり、不審に感じたりすることには、もうちょっと慎重であるべきだし、それなりの対応もすべきだろう。

・実際、もう"InDesign"を使うのはやめてしまおうかと思っているが、残念ながら、安価でシンプルで使いやすいソフトは見あたらない。当分使い続けるしかないと思うと、またいっそう、腹が立ってくる。

コメント (1)

Anonymous:

とても読み辛いフォントにしていますね。

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2009年09月07日 08:18に投稿されたエントリーのページです。

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