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光がやってきた

・ブロードバンドが当たり前になって、もうずいぶん時間が過ぎたが、我が家では相変わらずISDNのナローバンドだった。それが昨年の秋に、突然、光ケーブルがやってくるという連絡が入った。何よりの朗報で、それから指折り数えて、工事の日を待っていたのだが‥‥‥。

・光ケーブルの敷設工事の様子は、きわめてわかりやすいものだった。湖畔の周遊道路にNTTの工事用車両が止まり、ケーブルを電柱に敷設していくのだが、車で通るたびに、我が家に近づいてくることがよくわかった。我が家に届くのは2月1日と決まっていたのだが、「早く来い」という気持ちで、工事の進む様子を眺めてきたのである。

・光の予約は、この地区では我が家が一番早かったようだ。だから、工事の始まる初日になったのだが、工事を始めてすぐに、敷設できないことがわかった。電話線は道路から我が家までは、地中に埋めたパイプを通っている。その古い線に光ケーブルをつないで引っ張って取りかえるのだが、古い線が動かないのである。今年は例年以上に寒く、特にここ数日は零下10度以下の日が続いた。だから、パイプの中で電話線が凍りついてしまったのである。

・「電話線を引っ張ってみて、動くようになったら連絡してください。」工事にきた人はそう言って帰って行った。暖かくなる春先まで待たなければならない。そんな事態に、こちらの熱も一気に冷めて、零下の気持ちになってしまったのだが、翌日から急に春めいて、最高気温が10度に近くなる日が数日続いた。そこで、ものは試しと電話線を引っ張って見ると、最初は堅かった線が動きはじめたのである。これはいい、と思ってさっそく連絡を電話でしたのだが、肝心の電話が繋がらない。どうやら、強く引っ張ったせいで電話線が切れてしまったらしい。

・電話もネットも繋がらないのではどうしようもないから、パートナーがNTTにケータイで電話をかけ、僕は縁の下に入り込んで、電話線を確認して、押したり引いたりしながら、回復しないか試みた。NTTの対応は早くて、すぐに工事担当者が来て、とりあえず電話線を新しくすることになったのだが、そうしている間に光ケーブルの担当者も来て、一緒に引いてしまうことになった。こういうのを「怪我の功名」と言うのだろう。

・もちろん、それですぐ開通というわけではなく、ルーターを設置して、晴れて使えるようになったのは、それから1週間後だった。残念ながら、開通した日は仕事があって、僕はその場に立ち会えなかった。しかし、当然だが、パソコンは立ちあげれば、プロバイダーに接続することなく、WiFiでネットに入ることができる。いつも見ているサイトに出かけても、ほとんど待つこともなく画面に現れる。研究室では当たり前の環境だったが、家でも同じ感覚で使えるのは、やはり快適だ。

・ところで、光ケーブルに変えるのにかかった費用は、工事費が6090円で、月額の費用は6510円だった。後は前回書いた地デジだが、光テレビが山梨県でも使えるようになれば解決される。ネットと電話とテレビ。三位一体での提供はCATVとの競争だが、地デジの電波や衛星放送と合わせていくつもあるテレビの受信方法は、どう考えても無駄という他はない。

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2011年02月14日 07:37に投稿されたエントリーのページです。

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