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春の山歩き

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・今年は3月になって急に暖かくなった。卒業式には桜も咲いて、ぼちぼち山歩きをという気になった。で、京都の個展が終わって新学期が始まる前の4月はじめから歩き始めた。最初は伊豆の金冠山と達磨山から。暖かいところからと思ったのだが、駿河湾から吹き上げる風は冷たかった。次週は箱根の明神が岳。天狗で有名な最乗寺からの登りはだらだらと長かった。桜は咲いていたが、凍えるほどに寒かった。連休前の4月末は家の近くの十二ヶ岳に登った。距離は短いが絶壁や吊り橋のある難コースで頂上に着いたときには思わず万歳が出た。

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連休中は人混みを避けて家で大工仕事をして、連休明けに茅が岳に登った。日本百名山の名付け親で有名な深田久弥が最後に登って頂上近くで急逝した山である。女岩という意味深の岩壁があり、深田久弥終焉之地と書いた石碑があった。頂上はパノラマの風景だったが、残念ながら霞がかかってぼんやりとしか見えなかった。元気のいい山ガールたちが頂上でコッフェルを使って食事をしていた。
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先週は去年上高地に行ったときから考えていた奥穂高に行ってきた。と言ってもロープウェイに乗って頂上まで登り、まだ深い雪の残る周辺の散歩道を歩いただけである。西穂高、穂高、北穂高、槍ヶ岳、大ノマ岳、笠ヶ岳、そしてはるかに白山連峰まで見える景色は壮観だった。雪が溶けていて西穂山荘まで歩けば眼下に上高地まで見えたのにと残念だったが、欲はかかずにまた秋に来る楽しみにしておこうと思った。

前日は平湯で大ネズコの巨木を見に山に登り、大滝を見に沢を歩いた。ネズコはヒノキ科で成長が遅い木で、幹回りが7.6mもあるこの木は推定で樹齢1000年を越えているようだ。平湯大滝は落差が64mある。水しぶきがかかるほどのところまで近づくと、その高さがよくわかった。
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2013年05月20日 05:54に投稿されたエントリーのページです。

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