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車の進化

・この春にパートナーの車を買い換えた。27万キロも走った僕の車と違って、走行距離は5万キロにも行かなかったが、中古で買ってから13年も経ってあちこち劣化がひどくなったからだった。僕の車を買い換えたスバルのディーラーにそんな話をすると、すぐに「おすすめの車があります」と連絡が来た。今ひとつという気がして断ったのだが、その時に、スバルが新しく出したXVという車種がおもしろいという話になった。その中古が出たら考えましょうと言って、電話を切ったのだが、数日後に、お目当ての車がありますという電話がまたかかってきた。

journal4-115-1.jpg・XVはクロスビークルの意味で、街中でも山道でも高速道路でも気持ちよく走れることをコンセプトにした車だ。僕がそもそもスバルの車に乗り始めた一番の理由が舗装路だけでなく未舗装の山道でも走れる車で、レガシーやインプレッサのワゴンに乗り続けてきているから、取り立てて新しいものではない。僕が気に入ったのは一番に鮮やかなオレンジ色であったことと、スタイルの斬新さだった。それほど乗り気でなかったパートナーと車を見に行くと、彼女も一目惚れして、その場で購入を決めてしまった。

journal4-115-2.jpg・スバルの最近の車にはIsightというメカニズムが装備されている。追突を防ぐ自動のブレーキ装置で、前の車に接近したり、車線をはみ出したりすると警告音が鳴る。狭い道では自転車や歩行者にも反応するから、うっかり見過ごしたりしたときには役に立つのだと思う。ただし、頻繁になる警告音には少々うんざりしてしまう。これに、カーナビやオービス探知機からも音声やブザーが頻繁に出るから、それを消すためにiPodの音を大きめにすることになった。とは言え、これからだんだん歳をとって運転に注意が必要になる身としては、役に立つ装置だと思った。

・もう一つ新しい装置はアイドリング・ストップだ。2年前に燃費が表示されるアウトバックに乗り換えてから、僕の運転の仕方が大きく変わった。燃費が著しく落ちる急加速は極力しないようになったし、高速道路でも100キロ以下で走ることが当たり前になった。速度メーターが実速度より5キロ前後多めに出ることもわかったから、実際には90キロぐらいで走っているのである。
・それで、燃費は以前乗っていたランカスターより2キロほど改善されたのだが、下道を走っているときに燃費がどんどん落ちるのが気になるようになった。信号待ちでエンジン・ストップができれば、燃費はさらに良くなることがわかったから、アイドリング・ストップには大きな関心があった。アイドリング・ストップを装備したXVでは確かに、下道でも燃費はそれほど落ちない。だからアウトバックに比べてまた2キロほど燃費が良くなった。アウトバックは12キロ台、XVは14キロ台といったところである。

・その他にキーも変わった。ドアがボタンで開くのはアウトバックでも同じだが、XVはドアノブに触るだけでも開閉できるようになった。エンジンもキーを差し込まずにボタンを押すだけになったから、キーがキーでなくなったのである。要するに、持っていればいいだけのものになったのだ。それほど便利になったとは思わないが、これには盗難防止の意味があるのかもしれない。

・と、こんなわけで、最近の車の進化に驚いたり、感心したりしている。週に3〜4回、東京まで行くのに、1回はXVにして、その乗り心地の違いを楽しんでいる。おおむね満足なのだが、最近XVにハイブリッド車が登場した。おそらく燃費はもう数キロ良くなるわけで、ちょっと早まったという気もしている。もっともスバルについては、もう何年も前からディーゼル車の発売を待ち望んでいて、裏切られ続けている。ヨーロッパでは売っているのに日本で売らない理由は規制の厳しさだが、ディーゼル・エンジンに対する悪評が、開発を消極的にしているのだとも言われている。とは言え、仮に発売されても、当分は買い換えるつもりはない。

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2013年06月23日 21:07に投稿されたエントリーのページです。

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