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パソコン・ソフトと新聞

・マッキントッシュを使い始めて、もう30年になります。ガリ版や和文タイプ、そして日本独自のワープロ機で個人誌を出していたので、「DTP(卓上印刷)」ができるというふれこみに、思わず飛びついてしまったことを今でも鮮明に覚えています。大阪の日本橋にある小さな店で、並行輸入で手に入れましたが、本機(SE30)とプリンター、スキャナーにソフトとフォントを合わせると120万円ほどしました。

・日本語で使える紙・誌面を編集できるソフトには「EGWORD」と「EGBOOK」があって、ワープロとは違って、縦書きができるなど、ずいぶん便利で重宝しました。しかし、より高度な編集ができるアルダスの「Pagemaker」が日本語対応になったときから、「EGWORD」と「EGBOOK」は使わなくなりました。「Pagemaker」がアドビに買収され、しばらくすると「In Design」に変更されましたから、それ以降ずっと、去年まで「In Design」を使い続けてきました。

・ソフトは今ではダウンロードをして購入します。しかも、月とか年毎に使用料を払うという形式になっています。バージョン・アップするたびに買い直すのにくらべれば便利ですが、古いまま使えなくなった分だけ、出費もかさむようになりました。しかも、アドビはソフトの価格が単体では高額で、いくつものソフトを抱き合わせで買わせるようになっています。ほとんど使わないし、ダウンロードさえしないソフトまで買わなければならないことに、ずいぶん腹を立ててきました。

egworduniversal2.png ・「In Design」のほかに編集機能のあるソフトはないものかと探すと、懐かしいEGWORDという名前が目につきました。「egword Universal2」という名で「物書堂」が開発し、販売しています。2008年に発売中止となりましたが、2018年に復活したということでした。さっそく試用版をダウンロードして使ってみると、「In Design」でやっていたことのほとんどができることが確認できたので、購入することにしました。値段は8000円で、学割でも毎月2100円もかかるアドビに比べれば、ただみたいな値段でした。少なくても、大きなバージョンアップでもしない限りは、新たに買い直すことがないからです。

kawasemi2.png ・ところでマッキントッシュは、システムを32から64ビットにした「Catalina」という名のシステムにバージョン・アップしました。それによって使えなくなったソフトが続出したのですが、そのなかに日本語入力として使っていた「JustSystem」の「ATOK」や「マイクロソフト」の「Office」がありました。しかも対応版はやはり年月決めで購入することになっています。ですからこれもやめて、日本語入力は「物書堂」が開発した「かわせみ2」に変えました。4400円ですから、年額6000円の「ATOK」に比べれば格安です。「Office」もマッキントッシュに付属する「Numbers」や「Pages」「Keynote」で代用できますから、年額1万円を超える「Office365」も買わないことにしました。

・もう一つ、長年の契約を解除したものに「朝日新聞」があります。ここ数年、その記事内容に強い不満を感じてきました。読売や産経はともかく、なぜ朝日までが政権に忖度して、強い批判をしないのか。そんな気持ちが募ってきたときに、「毎日新聞」が首相との会食をやめたという記事を目にしました。官房長官への対応とか記事についても、政権批判に方針変更をしたようでした。で、毎日新聞に変えたのですが、取り上げる記事も論調も、確かに朝日とは違うなと思いました。わが家では親の代からずっと朝日でしたから、これは大きな変更だと言えます。

・実際には、大概のニュースはネットで知ることができますから、もう新聞はとらなくてもいいのかもしれません。しかし、ネットに載る記事の多くは新聞社や出版社が出したものです。ですから、ここがつぶれたら、ニュースの発信先そのものがなくなってしまうことになります。その意味では、せめて一紙ぐらいは取り続けるのが義務だと思っています。毎日新聞は朝日と違って、購読者にはネットでの閲覧もできますから割安です。三大紙と言われながら讀売や朝日に比べると発行部数も少ないし、業績不振も何度かありましたから、一読者として応援することにしました。

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2020年01月20日 06:40に投稿されたエントリーのページです。

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