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車と音楽

carnavi1.jpg・新しい車になって、最近の車の進化について驚いている。アクセルとブレーキの踏み間違いといった誤作動防止、渋滞時や高速道路を巡航するときの自動運転、雪道などで四輪それぞれが動いてスリップを最小限にすることなどである。カメラが前後左右に着いていて、バックの時はもちろん、狭い道を通るときの左右の状態を確認することもできるようになった。運転がますます車任せになる。そういう心配もあるが、高齢者の運転を手助けすることは確かだから、僕にとってはありがたい進化だと思う。

・同様の驚きはカーナビとカーステレオにも感じた。ナビとオーディオの一体化は、主にパートナーが使ったスバルXVからだが、僕が主に乗る車に純正のカーナビをつけたのは今回が最初で、これまでは取り外しができる「ゴリラ」をずっと使ってきた。オーディオはAUXにiPodや使わなくなったスマホを繋いで利用してきた。CDが複数枚入れられたが、ほとんど使うことはなかったし、MDなどは無用の長物だった。

・スバル・アウトバックは純正として、これまでマッキントッシュやハーマンカードンといったアメリカの音響メーカーを採用してきた。それはそれで興味があったのだが、買った車にはそれはなく、他に選択肢がなかったから、ディーラー・オプションとしてあった三菱のダイヤトーンをつけた。CDはもちろんだが、DVDで映像を見ることもできるし、SDカードもつかうことができる。しかし何よりの売りは、iPhoneを繋げば、音楽だけでなく、GoogleMapをカーナビとしても仕えるというものだった。

・IPhone接続には専用の接続ケーブルがある。しかし、そのほかにもBluetoothでもWifiでもつなげることができる。いろいろ試してみたが、接続ケーブルにiPodを繋げることにした。で、肝心の聴き応えだが、今までとはかなり違うものだった。音そのものが違うこともあるが、エンジン音が静かで、風きり音やロードノイズも気にならないから、高速道路でも、ボリュームを上げなくても聴くことができた。

・もちろん音は、座席によってずいぶん違う。前席で聴き応えのある設定をすると、後ろに座るとうるさいほどになる。と言って全体のスピーカーを同じボリュームにすると、運転席からは音が前や横からだけからしか聞こえてこないようになってしまう。後席に人を乗せることは少ないから、前席優先の設定にしてるが、後ろに人を乗せたときには、ボリュームを絞らなければならない。

・と言うわけで、運転しながら音楽を聴くことが、今まで以上に楽しくなった。長距離通勤をすることはなくなったが、時折、長距離の運転をすることがあって、その時には、ランダムに選曲する設定にしておくと滅多に聴かないものが聞こえてきたりする。何しろ四国遍路の時には、2週間で3000kmを走って、毎日の大半を車の中で過ごしたのだ。今日は何を聴くか。そんなことが、毎朝走り出す前に考えることになった。

・iPodは120ギガで手持ちのCDのほとんどが入っている。ジャンルを作っているし、アーティストやアルバムで選択することができる。しかしどうしても同じものになりがちだから、時にはアット・ランダムで聞き始めることもある。何しろiPodには16000曲も入っているから、選んでいたのでは全く聴かない歌や曲が眠ったままになっている。懐かしいものはもちろんだが、なんだかわからないものが聞こえてきて、何か、誰かを確かめることも少なくない。新しいものを増やすよりは、忘れていたものを聴き直すのもいい。そんな気にもなっている。

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2018年03月26日 06:09に投稿されたエントリーのページです。

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