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Appleのバッテリー

・Appleの製品は、どんなものでもバッテリ交換が簡単にできない構造になっている。だから交換はAppleストアに持ち込むか,送るかしてやってもらわなければならない。ぼくはiPodを二つの他にiPhoneとiPadを持っているが、そのすべての電池がダメになってしまった。

ipod1.jpg・最初に買ったiPodは2004年のもので、二つ目は2008年である。どちらも電池がダメになった時には交換もできないことになってしまっていた。とはいえ、家や車で電源に繋いでおけば聴けるから,両方とも今でも使っている。不便だけど使えるからいいかと思っていたが、買って2年弱のiPhoneのバッテリーがダメになった。

・Appleストアに持っていくのは遠くて面倒だし、送って交換してもらうと何日もスマホなしになってしまう。そこでネットで調べて、Amazonで工具つきの電池を買うことにした。交換してもらうと一万円ほどかかるが,電池は工具つきでも1600円ほどで、YouTubeでみると,やさしくはないができないこともないと思った。

ipod.jpg・交換作業は難しかった。しかも、蓋をしてスイッチをオンにすると画面に縦縞が出てタッチ操作がまったくできない。そこでまた開け直してやり直した。何とか元に戻ったので、ついでにIPod(Classic)も交換することにした。しかし,こちらは,専用工具を使ってもまったく蓋が開かず、無理にやったから傷だらけになってしまった。とにかく聴けるようにはなったが、無残な姿である。もう持ち運びはできない。

・電池は数年で使えなくなるのにAppleはなぜ、簡単に交換できるよう作らないのだろうか。最近Appleから所有するiPhoneを下取りに出して最新の機種を割引で売るというメールが来て、要するにそういうことかと納得した。新しいモデルが出るたびに買い換えさせるための商法だということだろう。

・僕のパソコン歴はもう25年になるが、買ったのはほとんどマッキントッシュである。その使いやすさやデザインの良さ、そして何よりカウンター・カルチャー的な成り立ちが気に入ったからだった。そのマックもすでに10数台も買い換えている。進化のスピードに追いつくためには仕方がなかったのだが、iPodは電池さえ交換できれば、買い換える必要はなかったはずである。しかも今はiPhoneとそっくりで容量の少ないiPhone touchしか売っていない。Appleはすでに創業時の精神を忘れて,その対極にある。しかしやめるわけにいかないのが何とも癪にさわる。

・iPhoneは欲しくて買ったわけではなかった。キイボードの着いたBlackberryを気に入って使っていたのだが、Docomoが扱わなくなって、故障した時に仕方なくiPhoneに買い換えたのだった。そのblackberryは電池交換が簡単にできたから,いつも予備の電池も持ち歩いていた。月々の料金もそれほどでもなかったが、iPhoneにしてから毎月の使用料金がずいぶん高額になった。電話は滅多にかけないし,ネットはパソコンでやるから、ずいぶんばからしいと思ってきた。

・というわけで、2年縛りが終わる数ヶ月先に電話はガラケーに代えて、iPhoneは音楽専用機として使おうかと思い始めている。さてiPadはどうしようか。 Nexus7もバッテリーがへたり気味だ。、必要以上に道具ばかりが多いから、もうそのままにしておこうかと思うが、引き出しを見れば,もう使わなくなった機器がごろごろしている。

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2016年06月13日 06:21に投稿されたエントリーのページです。

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