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久しぶりの北海道

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photo88-2.jpg・コロナの第二波が始まり、「go to キャンペーン」などという自殺行為が実行されている。こんな時にと躊躇をしたが、以前から予定していた北海道旅行に出かけることにした。全行程車で移動して、主に道東のキャンプ場で過ごしている。北海道は感染者が多く、既に第二波も来ていたが、その多くは札幌や小樽といった都市部だったから、そこは避けて、ルートを作っている。車とキャンプでの北海道は30年ぶりである。
・1日目は盛岡まで。途中福島から仙台にかけては猛烈な雨だった。山形では最上川が決壊したようだ。日本海のルートを取らなくて良かったと思った。岩手県は感染者が0のままだったが、たまたま1号が出たようだった。道を歩く人のマスク姿は少なかったが、ホテルの人に聞くと、室内ではマスクをしているということだった。1号になるまいと、みんなプレッシャーがかかって、大変だったろうと思う。

photo88-3.jpg・2日目は青森まで走って、青函フェリーで函館へ。昨日までの雨が嘘のように快晴で、暑い。船はほとんどが大型トラックで、乗用車は10台ほどだったから、客席はがらがらだった。津軽半島と下北半島の間を通ると、まもなく函館。4時間ほどの時間だった。ホテルに着くと「go to キャンペーン」の手続きの話と、食事が一人2000円引きになる券をもらったが、使えないウニの専門の店に入った。
・3日目は函館から層雲峡まで、500km程だが、ほとんど高速で6時間ほどで着いた。もちろん札幌は素通りで、最寄りの上川町のスーパーで食料を仕入れ、キャンプ場で宿泊した。森の中で鳥の声などがしたが、アブとハエの大群には参った。ガスのボンベはあるのに肝心のコンロを忘れて、また上川町に戻り、ガスコンロを買った。長距離運転の疲れのせいか食欲がなく、軽い食事にした。

photo88-4.jpg・4日目は黒岳に登った。ロープウェイとリフトで7合目まで行ける楽々登山のルートのはずだったが、岩ばかりの急坂できつかった。好天とは言え、この辺りには珍しいほどの暑さで、汗びっしょりになって、やっと頂上へ。膝が笑うほどの急坂降りでへとへとになった後に温泉に入って、キャンプ場に戻った。寝袋と薄いマットだけでは寝つけなかったが、この日は、食事の後にはもう爆睡で朝までぐっすりだった。
・5日目はサロマ湖へ。紋別の町でオホーツク流氷科学センターでクリオネを見て、町を一廻りしてサロマ湖へ。サロマ湖はオホーツク海に繋がっている汽水湖で、北海道で最も大きく、日本でも3番目に大きい湖である。キャンプ場は湖口近くにあって、ほとんど原野と言ってもいいところにあった。ここまで来ているのだからと湖口まで行ったが、テトラポットばかりで、何の風情もなかった。放っておけばふさがってしまうほど川から流れ込む土砂が多いので、絶えず浚渫工事をしているようだった。実は、ふさがっていたものをわざわざ海と繋げた歴史があったのである。

photo88-5.jpg・6日目はサロマ湖から知床へ。まずはサロマ湖の反対側の砂州に回り、タンデム(二人乗り)自転車をレンタルして、新しく造った湖口と真水が出る「ワッカ原生花園」まで行った。初めての二人乗りでバランスが取りにくかったし、ロードバイクと違ってやたらに重かった。今日も好天で、汗をかくほど暑かった。網走の町に入ったら、急に車や人出が多くなり、道外の車も目立つようになった。知床に近づくと一層顕著になって、観光地とそうでないところの違いが如実だった。最も今日は日曜日だから、人出が多いのも頷けた。この日は久しぶりにホテルで過ごした。
・こんなわけで、老夫婦で弥次喜多を続けている。家に帰るのは1週間先で、これからは屈斜路湖や釧路湿原、そして富良野で過ごして、苫小牧からフェリーで大洗まで戻る予定にしている。30年前は小学生の子どもたち2人と一緒の旅行だったが、今回は二人。色々思い出しながらの旅になっている。

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2020年08月03日 05:16に投稿されたエントリーのページです。

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