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物置をつくった

・スチール製の組み立て物置が強風で何度か倒れたので、別のものに代えようと考えていた。できれば、ログハウスにあう木製のもので、組み立て式がいい。そんな気になってネットを探していると、いくつかの店でさまざまな物置を見つけた。日本製もあるが米国、カナダ、あるいは北欧、そしてイタリア製もある。しかし、レッド・シダーを使ったきわめてシンプルなカナダ製のものに一目惚れしてしまった。さっそく、注文すると1週間ほどでトラックに積まれてやってきた。


forest51-2.jpg・屋根、床、側壁、後壁、それに前の窓と扉がばらばらになっていて、それを組み立てるだけなのだが、一つ、一つが結構重くて、場所まで運ぶだけで大汗をかいてしまった。土台にコンクリート製のブロックを六つ置き、床が水平になるように調節する。とはいえ、おおざっぱな目検討で、さっそく床板をのせて、また水平かどうかを確かめ、土台に固定した。次は側壁と後壁を順番に床に固定してゆくのだが、釘を打つだけの簡単なものだから、壊れないのかちょっと不安になる。最後に前の窓の部分をつけて、次は屋根をのせる。これが何とも重くて、また大汗。


forest51-1.jpg・ここまで数時間、こうなると、もうりっぱな物置になっている。後は、吊り式のドアをつけてできあがり。外壁と屋根にペンキを塗ると、また見た目ががらっと変わる。ささくれだった薄い杉板製で、最初は昔のリンゴ箱のような感じだったのだが、ログと同じ色にしたから、まるで最初から付属していたかのようで、違和感がない。ペンキ塗り役のパートナーのアイデアで窓枠だけ青色にし、ついでにドアの取っ手を枝を輪切りにしてつけ、それも青で塗った。
・午後からはじめた作業で夕方には何とかできあがって、とりあえず一日目は終了。カタログには組み立ては2時間と書いてあったが、なかなかそうはいかない。以前に買った組み立て式のゴシップチェアに付属していたネジと同様に、頭がーや+ではなく■になっていたが、今回は電気ドリル用のアダプターがついていたから、残しておいたネジも利用できた。


forest51-3.jpg・二日目は、内部の棚づくりだ。ホームセンターで買っておいた木のほかに、物置の運搬用に使われていた木をつかう。おおよその目検討で4段にし、奥は鍵型にした。壁には大工道具をつるしておく棒を打ちつけた。これは以前から憧れていたもので、さっそく、斧、のこぎり、金槌、かんな、はけなどをつり下げた。ビスケットの缶にごちゃごちゃに入れておいた釘やネジは、残しておいたガムのパッケージをつかって分別していれた。灯油缶やペンキ缶、チェーンソーとそれ用のオイル缶などをいれても、まだだいぶ余裕がある。押し入れふさぎだったスチールの書架をいれて、さらに棚を増やしたから、これまでの物置では収用しきれなかったものまでかなりはいった。予想以上のできと、収容力にすっかりご満悦になったところで二日目が終わり。物置の完成である。


forest51-4.jpg・河口湖も最高気温が20度を越えるようになった。薪ストーブもあまり使わなくなったので、煙突掃除もすることにした。この冬は例年の五割増しの使い方だったから、煙突に付着した煤やタールもかなりの量で、スーパーの袋いっぱいになった。ストーブがきれいになると、ログにたまったほこりも気になってくる。冬は締め切ったままだったから、丸太の上の部分にはかなりの量がたまっている。
・こんな作業をしていると、一日はすぐに終わる。で、読もうと思っていた本はほとんど進んでいない。これではいかん、と思いながら。窓の外を眺めると、窓や網戸にもほこりがいっぱい。で、ぞうきん片手に、一つ、また一つと拭いていく。そういえば、ログを磨く艶だし液も買ったままだった。


forest51-5.jpg・机の前にいられない誘惑はまだまだ他にもある。日一日と濃くなっていく緑、何年ぶりかでチューリップが赤い花を咲かせたし、野草もきれいだ。タラの芽も食べ頃だから、時々、森を見回って収穫したいし、蕗の芽が出てきているから、それも天ぷらのごちそうになる。野蒜にワラビと今の季節は、歩き回れば必ず収穫がある。
・もっとも、連休中はほとんど湖畔には出なかった。人でいっぱいだし、道路は大渋滞。連休が終わって、陽気がよければ、カヤックを漕いでもみようか。今年の富士山は雪が多いから、まだ当分は白い富士が見える。農鳥が出るのはいつの頃になるのか。今年はまだ一度もその形をあらわしていない。

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2006年05月08日 22:34に投稿されたエントリーのページです。

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