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冬の仕事

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woodcut1.jpg・もう年中行事だが、今年も薪割りをはじめた。2mの原木を5等分にする。今年はチェーンソーの調子が悪くてこれに手間取った。掃除をし、点火プラグを交換し、混合ガソリンも新しいものにした。これまで一度も触ったことがなかった,回転数を調整するLとHのネジも動かしてみた。おかげでアイドリング状態でエンジンが止まることがなくなった。何とか回復したのだが、それでも、力は弱くなっている。しかしこれ以上は手に負えないので、業者にみてもらわなければと思っている。

・今年は暖かい。だから例年なら10月の後半からストーブを焚き始めて,今頃は火を絶やすことなく一日中燃やしているはずなのだが、今年は暖かくて昼間は消すことが多いし、夜でもファンヒーターで済ますことがあった。それでも、床下にウレタンの断熱材を吹き付けたせいか、部屋の温度が24度にもなって、Tシャツで過ごしたりもした。さて、最低気温が零下になったらどうなるか。

・暖かければ薪の消費量は減る。それはいいことなのだが、雨が降ってばかりで、外に積んである薪や玉切りした原木にカビが生えてしまった。何より薪の乾きが今ひとつだから、燃えにくい心配もある。寒ければ寒いなりに,暖かければ暖かいなりに,不安は尽きない。薪の乾き具合を判断するのは簡単ではない。そこで、薪の水分を測る含水計を購入した。針を刺して測るものだが,当然太い薪の芯の含水量はわからない。割って中を測って,表面の数値を足して2で割るのだと教わった。すべての薪を割るのは面倒なので、積んだ場所のサンプルだけ、やってみることにした。

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・まず割ったばかりの薪から。測ると36%あった。当然だが,水分を大量に含んでいる。次に1年以上乾かした木。これは13〜20%あたりまで幅があった。その13%を割ると中は23%で、足して2で割ると18%。20%内に収まっているから合格だ。試しに木工用に保存してある白樺の木を測ってみた。もう10年近く経っているから3%でカラカラに乾いている。いずれにしても表面が20%i以上なら、まだ早いという目安はできた。

・ところで我が家のログハウスは直径が60cm以上もある大木だから、梅雨時から夏には水分を吸い込み、秋から冬にかけては吐き出している。だから梅雨の初めや冬には,「バキーン」とすさまじい音を立てて割れる。知らなければ「ポルターガイスト」かとびっくりしてしまうだろう。だからといって真っ二つに割れるということはない。最初から割れを予測して、切れ目を入れてあって,それは中心のところで収まるからだ。

・先週は扁桃腺の痛みから始まって、鼻づまり、咳、そして熱が出て,腰痛に頻尿と散々だった。薪割りもできなかったし、自転車にも乗れなかった。少し良くなったから仕事には行けるだろうと思う。何しろ卒論の締め切り間際で,卒論集を作り始めなければならないのだ。

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2015年11月30日 06:02に投稿されたエントリーのページです。

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