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車の運転について思うこと

・高速道路の逆走とか,アクセルとブレーキの踏み違いで起こす高齢者の事故が大きなニュースになっています。確かに事故は増えているのだと思います。しかし高齢者の人口も急増しているわけですから、高齢者の運転が急におかしくなったというわけではないでしょう。とは言え、どうしたらいいかは個人だけではなく,社会全体で考えなければいけない問題になってきたのは間違いないでしょう。

・僕の家には車が2台あります。一人一台で、公共の交通機関がほとんどないところに住んでいますから、これがなければ,引っ越しを考えなければならなくなります。僕は通勤に片道100kmほどを運転しています。1年の走行距離は3万キロ前後で、仕事帰りの夜道はさすがに目が疲れて,運転がきついと思うようになりました。もうすぐ退職ですから、こんな状況から解放されますが,しかし、運転はまだまだ当分続けなければなりません。

・所有する車には1台、自動のブレーキやアイドリング・ストップ、あるいは車線のはみ出しを警告する装置がついています。便利と言うよりは邪魔くさいと思うことが多いですが、歳を取れば必要な機能だろうと感じています。アクセルを踏んでも,目の前の障害物や人を感知すればブレーキが作動する。そんな装置もすでに実現されているわけですから、免許証の自主返納を声高に言う前に、高齢者が乗る車として広報をし、税金の軽減や購入の支援をすべきだと思います。

・高速道路で最近一番気になるのは、軽自動車のスピードです。100km前後で走行車線を走っていると、次々軽に追い越されるのですが、果たして危険な運転だと,どれだけの人が自覚しているのでしょうか。軽はその名の通り、軽量にできています。事故を起こせばすっ飛んでしまうかもしれないし、ぺしゃんこになってしまいます。高速道路を100kmを超えて走るようにはできていないのです。ですからターボをつけた軽は、僕には凶器(狂気)のように思えてしまいます。

・その速度ですが、実は車の速度メーターは実測よりは7〜10%程度高く表示されます。100kmで走っていても,実際には90〜93kmほどしか出ていないのです。高速道路の制限速度を部分的に120kmにし始めていますが、実測表示にしないという国の指導自体をまず改めるべきではないでしょうか。あるいは中央道は全線80kmに制限されていて、きつい坂道やカーブも3車線の広い道も一律です。長年走っていて、おかしな制度だと感じてきました。

・なぜ、道路状況に合わせて、細かく変更しないのか。3車線ではどの車もスピードを速めます。覆面にとってはまさに捕まえどころで、罰金を取りやすくするためではないかと勘ぐりたくなります。違反で言えば、ここ数年で2度捕まりました。ひとつは車線変更禁止、もう一つは右折禁止という軽微なものです。警察官が待ちかまえていて、もっともらしい説教をされましたが、反則金稼ぎが見え見えで、腹が立ちました。

・さて、僕はいつまで運転するのでしょうか。認知症などにならなければ80歳までは続けたいと考えています。その時はおそらく、今住んでいる家を離れて、出入り自由な老人ホームで暮らすことになるのでしょう。もっとも車の進化はめざましいですから、90歳になっても運転できるかもしれません。もちろん、それまで元気に生きていればの話ですが。

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2016年11月28日 07:11に投稿されたエントリーのページです。

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