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紅葉の山を歩く

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forest55-4.jpg・10月にはいって好天の日が続いたので、付近の山を歩きたくなった。日中はまだ20度近くなるから、少しのぼると汗をかくほどだが、空気は乾いているから、気持ちがいい。山道には枯れ葉が敷き詰められていて、歩くとサクサクと音がする。錦松梅をまぶしたおにぎりをもって、ここのところ毎週一度歩いている。
・西湖の南岸にある山は紅葉の名所として知られていて、その名も紅葉台という。山は河口湖の湖岸まで続いていて、途中に三湖台、五湖台という見晴らしのいい展望台がある。西湖民宿村に車を止めて、1時間弱登って、三湖台まで行った。朝のうちの晴天からしだいに曇りはじめ、着いた頃には雲行きが怪しくなって、富士山も雲に覆われるようになった。
forest55-5.jpg・展望台からは眼前の西湖しか見えない。西湖の北に続くのは御坂山系で、いちばん右端に三つ峠がある。そこから左に御坂山、黒岳などがあり、西湖のすぐ北にそびえるのは十二ヶ岳、鬼ヶ岳と毛無山。部分的には歩いているが、まだ歩いてないところがかなりある。左に見えるのは王岳でその下には精進湖がある。

forest55-6.jpg・三湖台の展望台でおむすびを食べていると道産子が登ってきた。山道を馬に乗るというのは楽なのかどうか。バイクで山道を走った経験からすると下りは地面が遠く見えて怖い気がする。隣の紅葉台までは車でこられるからか、91歳のおばあちゃんがやってきた。平日なのにさすがに紅葉の名所だけのことはある。
・などと感心してのんびりしていると、いきなり雷と雨。紅葉の青木ヶ原を真下に見ながら、慌てて下山をしたが、かなり濡れてしまった。

forest55-7.jpg・三つ峠からは西に御坂山系が連なり、それとは別にもう一つ、南西に河口湖の天上山までつづく尾根がある。その尾根に登って天上山から河口湖まで歩いた。今年はあちこちで熊が出没して襲われている。河口湖でも最近ニュースになっている。町中にも出てくるから、家にいても安心できないが、山歩きをするときは、出会うかもしれないと思わなければならない。幸い今のところ出食わしていないが、三つ峠への山道で「熊に注意!」という警告を見つけた。湖畔から天上山まではロープウエイがあって、観光客がたくさんやってくる。富士山の絶景ポイントで、裾野の全容が眺められる。

forest55-8.jpg・河口湖から甲府へ行くときには御坂トンネルをくぐる。その入り口から旧道に入り、三つ峠への登山道をすぎて登っていくと旧の御坂トンネルがある。その脇にあるのが、太宰治が投宿して『富岳百景』を書いた天下茶屋である。ここも紅葉の名所で、今は平日でも、車が詰まっている。ここの風景はすでに「写真館」で紹介したことがある。
forest55-9.jpg・トンネルの脇から御坂山に登るルートがある。山頂までは険しくてかなりきついが、登ればあとは尾根伝いにパノラマの風景を楽しむことができる。黒岳から見る富士はもちろん、アルプスが南、北、それに八ヶ岳が見える。空気が澄みはじめた今が一番登り頃かもしれない。エネルギーがあれば次はここにしようかと思っている。もっとも、家からすぐに御坂山系に登ってはいる。パラグライダーのスタート台になっているところからの景色はなかなかいい。ただし、この写真は夏である。

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2006年11月13日 15:18に投稿されたエントリーのページです。

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