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1万人が走る河口湖マラソン

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・河口湖マラソンは毎年11月の末に開催される。今年で31回目で、東日本では最大規模の市民マラソンである。今年の参加者は1万500人あまり。雪をかぶった富士山と紅葉に囲まれた河口湖を走るのだから、ランナーに人気があるのもうなずけるが、高地(800M)で記録は出にくいし、年によっては雪の中を走るといったこともある。けっして気楽に走ることのできるコースではないようだ。フルマラソンは湖を2周、ハーフが1周、それに10キロ程度のファンランのコースがある。

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・もう毎年のことなので、最近では湖畔まで見に出かけることもなかったが、息子が出場するというので、今年は前日の下見などにもつきあった。スタート地点には、スポーツ・メーカーや飲料、薬などいくつもの企業が出店していて、前夜祭も用意されていた。2万人ちょっとの河口湖町に1万人が来るのだから、当然賑やかで、道路は前日から渋滞だった。
・レースは早朝7時半のスタートで息子は6時過ぎにはひとりで車で出かけた。ぼくは近くの沿道に出て待つことにした。先導車が来てトップランナーが続き、遅れて有森祐子が笑顔でやってきた。その後は道を横切れないほどの人、人、人。息子の姿を見つけられるか心配だったが、向こうが先に気がついたようだった。2001年にはじめて見たときには仮装ランナーの多さに驚いたが、今回は少なかった。
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・ハーフを走った息子は10時前には走り終わったようだったが、駐車場から車が出せずに、家に戻ったのは1時を過ぎていた。年配でフルマラソンを走った人も多く、制限時間の6時間を過ぎてもゴールできなかった人がかなりいたようだ。帰ってきた息子も事前の練習をしていたようだが背中や足が痛そうだった。いつも思うけれども、マラソンはけっして身体によくはない。特に歳とってからやるものではない。せめてファンランに参加などとも思わないではなかったが、ぼくはハイキング程度で十分だと改めて感じた。第一、ふつうの日ならだれにも邪魔されずにただで走れるのに、参加費を5000円もはらってごみごみとしたなかを走る。この気持ちはぼくにはよくわからない。

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2006年12月04日 15:21に投稿されたエントリーのページです。

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