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富士吉田の火祭り

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・富士吉田の火祭りは富士山の山じまいの祭りである。富士吉田駅近くの金鳥居から富士浅間神社までの通りが大松明や木組みの火で埋めつくされる。同時に富士山の山小屋でも火がたかれる。もともとは富士山の鎮火を願って始まったもので、400年の歴史がある。友人が来ていたので、出かけてみた。


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・祭りは久しぶりで、屋台の品揃えが珍しかった。腹ぺこだったので、横須賀風のお好み焼きとトルコのケバブで腹ごしらえをした。イベントにもあたらしい工夫があって、富士山火焔太鼓のパフォーマンスははじめてお目にかかった。中央でたたいているのは外国人で、国際色も強調している。

・炎の勢いが強くなると、歩いていても熱さを感じる。火の粉がかかり、大松明から火のついた木片が落ちてくるから、ぼんやりしてはいられない。パートナーと友人は大松明の下で、行者から無病息災の熱い祈りを背中に施された。彼女たちは、浅間神社で御神酒を手酌でおかわりもしたから、さぞかし御利益があることだと思う。


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photo42-10.jpg・帰りに富士吉田駅のホームにはいると、東京方面に帰る電車がすし詰め状態でびっくりした。河口湖駅行きは東京からの直通電車。中央線で時々見かけるやつだ。それがハイランド駅に着くと、また、どっと乗り込んでくる。しかも若い女の子たちばかり。ハイランドで一日遊んで宿に帰るのか、あるいは始発駅に戻って東京に座って帰ろうというのか。湖畔に止めた車まで歩いていくと遊覧船がライトアップしている。
・女の子の大群が気になってネットで調べると、ハイランドで "L'Arc〜en〜Ciel"のコンサートがあったようだ。8月最後の日曜日。登山客、釣りやボートで過ごした人、キャンプやバーベキューを楽しんだ人。そして火祭りに出かけた人。それにコンサートだから、当然、人、人、人の大洪水。高速道路はもちろん、深夜まで大渋滞だが、そんな季節ももうすぐ終わる。やれやれ………。

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2007年09月03日 07:25に投稿されたエントリーのページです。

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