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秋がきたような来ないような

forest63-1.jpg・今年の夏休みは忙しかった。特にしごとがつっまていたわけではない。ただふりかえって、そう思う気がするということだ。大きなしごとは『ライフスタイルとアイデンティティ』の校正で、これはたっぷり時間をもらったから、じっくりやることができた。いつもながら世界思想社のチェックは厳しくて、参考文献のこまかな表記や、引用文のマチガイまで指摘されてしまった。日頃からきっちりノートをとって、その都度マチガイがないか確認しておくべきだったと反省するが、新しく読んだ本のノートをつくりはじめると、またチェックは後回しでいいと思う気持ちになってしまう。その校正も、三校目が来て、最終のチェックをしているところである。

forest63-3.jpg・いつになく、部屋にとじこもって机に座っている時間が長かったせいか、お盆にぎっくり腰になった。甲斐駒ヶ岳への登山は何とかがんばったが、気にならなくなるのに1ヶ月以上かかってしまった。忙しいときでも体を動かさないと、すぐに固くなってしまう。実はぎっくり腰はカヤックをして分解するときにやったのだが、9月の末に久しぶりに河口湖に漕ぎ出した。カヤックの組み立てと分解は、中腰になることが多く、前にもぎっくり腰になったことがある。だから、こわごわ気をつけた。しかし、なんと言っても運動不足で、近くの散歩の散歩だけでは飽きてしまうから、折り畳みの自転車を買った。

forest63-2.jpg・マウンテンバイクだが、悪路を走れるほどのものではない。さっそく乗り出して、すでに河口湖を何周もした。河口湖は一周がおよそ20kmで、家からだと+5knぐらい。それを今までの自転車でのんびり走ると1時間半ぐらいかかっていたのだが、27段変速でスピードが出るから、最初から15 分ほど短縮できた。そうなるとついつい記録を更新したくなる。2回目からは、かなりがんばって漕ぐようになって、その度に記録を縮めたが、1時間を切ったところで、がんばるのはやめにした。それからは、思いっきり漕いだり、ゆっくり流したり、あるいは止まって休んだりしながら回っている。しかし、同じ道は飽きてきたので、車に積んで、他の湖にも出かけようかと考えている。



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・ところで、秋がちっとも来ない。稲刈りの季節にはなったが、周囲の山は緑一色で、林道を車で走っても、山の上でもまだ秋ははじまったばかりの感じだ。もっとも、秋の味覚は豊作だ。森の山栗が3年ぶりで収穫できた。写真の籠に3杯ほどで、よそへわけて、あとは皮をむいて栗ご飯や栗パン、そしてレンジでチンして食べた。のこりはお正月の栗きんとん用に冷凍した。富士山の松茸も近所のJAで見つけて買って食べた。はじめてで、大きなやつが2本で 2000円。松茸ご飯はまずますだったが、においがないから、焼いても今ひとつの味で丹波のものにはとても及ばない。もっとも、実際には松茸ではないという説もあるようだ。ただ、富士山の滝沢林道を上ると、止まっている車がいっぱいで、松茸狩りに来ている人の多いのには驚かされた。

・このあたりでも、紅葉は11月に入ってからで、すっかり枯れるのは12月になってから。そんな感じが、ここ数年続いている。東京の紅葉は12月だそうで、冬になるのがおそくなったなとつくづく感じてしまう。

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2007年10月15日 07:14に投稿されたエントリーのページです。

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