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寒波到来

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・1月9日に雪が降ってから寒い日が続いている。最低気温は-10度、いつものこととは言え、この気温になると、かなり寒い。出校日に朝車に乗ると-6度で、府中のインターでは6度になっていた。温度差12度で、そのためか、久しぶりに風邪を引きこんだ。

・一度雪が降ると、なかなか消えない。日陰の雪は表面が固くなっているし、道路の雪は踏み固められて凍っている。歩く時も、車に乗る時にも、滑らないようにと気をつけないと、転んだり、スリップしたりすることになる。毎年のことだが、やっぱり最初は感覚が鈍っている。それにもちろん、1年ずつ歳をとっていくから、できたはずの対応ができないと言うことだってある。まず、そう自分に言い聞かせてから行動に出る。還暦を機に、そうするように心がけることにした。

forest72-1.jpg・毎年同じことのくりかえしでも、なにかが違う。それは我が家から見える山の雪景色でも変わらない。だから何度見ても感動する。残念というか、幸いというか、上の写真のような山の雪景色は、長くは続かない。山の木の枝に積もった雪はすぐに落ちて、また葉の落ちた茶色一色の風景に変わってしまうからだ。もっと短い、ほとんど一瞬とも言える風景が右の写真で、山の稜線が白く縁取りされている。山が雲に隠れている日の翌朝、天気が好転して急激に冷え込むと、木についた水が凍りつく。霧氷というやつだ。これが出た日はまた、いつでも、しばし見とれてしまう。

・外がこんな風景だと、家の中を暖かくするのは大変だ。寒暖差が25〜30度にもなるからだ。こんなこともわかっているのに、昼間のちょっと暖かくなった時に気を許していると、夕方から一挙に家中が冷たくなって来る。慌てて、暖房全開にしても、すぐには回復してくれない。1階と2階の温度差が4〜5度あるから、2階で作業していて、あたりが暗くなった頃に下に降りて、そこではじめて、室内の気温が下がっていることに気づいたりするのである。

・いつもやり慣れている、見慣れている。そういう行為や景色は当たり前になって、特に意識をせずにやり過ごすし、見過ごしてしまう。それはそれで、日常生活をスムーズに過ごすためには便利だが、単調さはまた退屈の原因になる。その意味で、四季の鮮やかで大きな変化は、大変だけど、何度くり返しても飽きない自然のサイクルだ。

・歳のせいか、物忘れの症状をよく自覚するようになった。たとえば、コーヒーを入れる時に、豆を入れ、水を注ぎ、スイッチを入れる。ただこの行程だけなのに、水を入れ忘れることがある。ほんの数十秒前のことなのに、水を入れたかどうか不確かになったりすることはしょっちゅうだ。出かける時に、車まで歩く間に、忘れ物に気づいて後戻りする。鍵をかけたかどうか不確かになる。ほとんど自覚なしに自動的にやっているからそうなるのだが、その作業の間に、別のことを考えたり、やったりすると、もう、その自動的な行程が不確かになる。

forest72-2.jpg・河口湖が例年よりかなり早く結氷した。去年は2月中旬だったから1ヶ月も早い。その氷に映った逆さ富士は氷のでこぼこにあわせて歪んでいて、まるで油絵のようだ。いつもながらの富士だが、いつもとは違う富士。こんな景色を見ると、いつもどおりのことができなくても、それはそれでいいじゃないかと思うようになる
・80歳を過ぎた両親が今も元気に二人で暮らしている。毎週一度、泊まりがけで訪ねるが、ボケの様子は当然、僕以上で、毎回笑いの種になっている。ボケも大事にならなければ結構楽しくておもしろい。自覚しているうちは大丈夫と思うことの根拠である。

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2009年01月19日 07:14に投稿されたエントリーのページです。

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